株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
緑肥作物の発芽率
ほぼ平年通りで梅雨入り宣言がありましたが、雨が降ったのは梅雨入り当日だけで、それ以降は降っていません今週もほとんど晴れの予報で、梅雨入り早々ですが空梅雨になりそうな雰囲気です
さて、タイトルの緑肥作物ですが、近年はあちこちの畑で見かけるようになりましたそれだけ緑肥の効果・効能が認知されてきたのでしょう。このたび緑肥を蒔く機会に恵まれまして、セスバニアを購入してきましたセスバニアを選んだ理由は、粘土質で水はけが悪く、地力が低い畑に蒔くため、マメ科で耐湿性があり、収量も多いとされるセスバニアが適している、となりました
タネを湿らせたガーゼの上に置き、発芽試験を行ったところ…
案外発芽していません…
もう少し近くで撮ったものがこちら。
発芽率30%、と言ったところでしょうかなんとも悲しい結果になりました
実際に畑に蒔いて9日後の様子がこちらです。
写真右上の赤丸がセスバニアで、それ以外は雑草です。写真中央にある茶色い粒がセスバニアのタネですが、発芽していませんね…畑は発芽試験の環境よりも過酷ですから、予想通りではありますが
この結果を見て調べなおしたところ、セスバニアは硬実種子の割合が高く、発芽が揃わないことがよくあるそうです。そのため、種子表面を傷つけたり、70℃の温湯に10分ほど浸けて、発芽を促すことが多いようです。
今年は芽が出たものを大きく育て、バクヤーゼKで土中堆肥化し、地力の向上を図っていきます
猛暑対策に根作りを
おはようございます
先週、気象庁から3ヶ月予報が出ましたね!
気になる、今年の夏の予報は・・・
暑い!!!
特に8月が
暑い!!!
今年の夏も暑くなりそうですよ
でも、定植をして間もない今なら、「暑さ対策」ができるのです
その方法は、
しっかり根作りをすること
夏の盛りに土深くに手を入れるとひんやりします。
気温が高くても、地中深くは温度が一定。
つまり、
根が深いところまでいっていれば暑さもしのげる
・・・というわけです。
果菜類などは一番花をつけすぎず、根作り優先で。
水田は早めに干して、根作り優先で。
はじめに欲張ってしまうと、根ではなく茎・葉作りに走ってしまいますのでご注意を。
MリンPKでしっかりリン酸を効かせてくださいネ
獣!!
こんにちは!
ジャガイモの芽がなかなか出ない~
という状況から、一転気温が高くて
2週間も早く花芽が上がってくる!!
という現象。。。
芽が出るのが2週間遅く、花が上がるのが2週間早い・・・
つまり、生育期間は1ヶ月少ないということですか
小イモばかりができそうな、危険な状況
ジャガイモが品薄な中、春ジャガイモは豊作となるのでしょうか
とりあえず我が家は「リーフアップNとアミビタゴールドの混合液」のかん水施肥で、草を大きくしました。
リーフアップNとアミビタゴールドを一緒に使うと即効性があって、葉色がぱっとあがりますね
さて、畑にはこんな跡が・・・
—————–
—————-
ハクビシン?ヌートリア?
指は4本で丸っこい。
ハクビシンは指が5本。
ヌートリアは細長い足跡。
どうやら、タヌキか猫の足跡のようです。
昨年の秋雨の影響で森林内の食料も不足気味。
今年は獣が食料を求めて人里に下りてくることが多いようですね。
獣対策も忘れずに。
Mリン的根活!
おはようございます
ジャガイモの芽がでない~
・・・と、悩んでおりましたら、遅い桜が散り始めると同時に出てきました!
やはり、季節に合わせて出てくるものなんですね~
さて、暖かくなってきましたので、様々な野菜の定植がはじまってきました。
収穫が長期間になる作物は、定植~一ヶ月くらいが「根作り」の時期
今シッカリ根作りすることが、長雨、猛暑に施肥管理から対処できる体作りにつながります。
いわゆる
根活=コンカツ
Mリン農法の根活の一環として、ナス科の果菜類でお勧めしているのが
「根洗い」です。
苗を定植する際に浅植えにし、活着する頃から一ヶ月くらいかけて株元を洗って根を露出させます。
洗う水に
バイオ根助、キトチンキ、リーフアップAの三種混合1000倍液を使うと根張りが向上
病気にもなりにくく、シッカリとした株ができます!
根ができていないと後で肥料をやっても効きませんので、今の根活が重要です。
ただし、根が浅いウリ科は根洗いをすると株が弱くなってしまいます。
根洗いはナス科の果菜類で有効です
イチゴ屋さんが話す、イチゴの光合成 のナゾなど
3月月末某日、群馬県のコンニャクイモ栽培の大農家御一行が、奈良県・三重県を経て、早朝の伊勢湾の海をフェリーで越え、愛知県渥美半島においでになりました。
関東甲信越&静岡県の地区担当のワタクシですが、この日は「愛知のこだわりイチゴ屋さん」・安田農園さんをご案内いたしました。
安田さんは、このブログでも、また弊社「機関誌」でも何度もご登場頂いている「イチゴ篤農家」と言われるお方。
一方の群馬県昭和村のコンニャク大農家「U」社長もまた、栽培技術に関しては長けておられるのですが、実はなんと数十年前は「イチゴ農家」もやっていたことが判明(驚)!
御一行お三方が「いちご狩り」を楽しむどころか、即席「イチゴ栽培技術 & Mリン資材等の 情報交換会」になりました。
もう、ここで安田農園さんのご紹介話は(何度もされてきましたので)割愛させていただきますが、何度話してもよいのは、「美味しいイチゴ」の話。
むろん、高栄養状態の樹勢バランス、高い炭素率レベル、根の活力、リン酸の効かせ方は言うまでもなく、午前中に一番活発に行われる「光合成」の話にも話題が及んだところで…
安田さんから
「イチゴが美味しい状態って知ってるよね」
(ワラワラ群がる他の沢山のお客様)
「この「ガク」が上がっているイチゴ!」
(知ってる知ってる)
「美味しいイチゴは、赤くなる前から、「ガク」が上にあがっているからね!」
「赤くなるまでに、まだまだ栄養を溜められるんだよ、だから甘い!」
(ウンウン、そうそう)
「じゃぁ、なんでか知ってる?」
(ん? んん? んんん????? それは栄養分が…汗)
「実はね、この「ガクの裏」で「も」、光合成しているんだよ」
「単に果実を守っているだけじゃなくって、この「ガクの裏」の光合成機能を働かすことで、更に糖度を乗せられる」
「だから、美味しいイチゴ・甘いイチゴは、ガクの表より裏のほうが葉色(の緑)が濃いでしょ」
(へぇぇ~~!!! )
主の声のもとに集まってきたお客様一同、驚!
「このイチゴを作るには、ミズホさんのMリン葉面散布資材・Pフォスタが必要なんです!」
(一同、キョトン)
☚ 急に肥料会社名と資材名が出たからね。。。
イチゴ栽培の教本や、どこかの偉い様が書いた「論文」にもない、「イチゴ屋さん」の生の声。
伊達に糖度30度越えのイチゴを作らない御仁ですね。
食べたらやっぱり違う、↑ の2枚目の写真のイチゴの味度と糖度。
その場に居合わせたお客様が、Memoしていたのは言うまでもありません。現場第一主義。これからも生の声をお届けしつつ、しっかり技術論も紹介していきます。
<おまけのくいず>
Q 読めますか?
① 「萼」
② 「蔕」
北海道 冬のレタス栽培②
ようやく北海道にも春が近づいてまいりました
写真はニセコの近くの羊蹄山です。一見、富士山?と間違う位似ていますが、別名、蝦夷富士とも言われています
標高、1989mで本物の富士山の半分しかありませんが、日本百名山になっています。
昔、幼少の頃、40年以上前になりますが、父親と羊蹄山の近くを車で走っていて、私は思わず北海道からでも富士山が見えるんだね?と父親に聞き、「おお、そうだ、見えるんだ」と騙されたことを思い出しました
さて、1月に植え付けしたレタスも、2か月半から3か月が経過し内側の葉から巻き始めてきました。外葉もかなり大きくなり、もうひと回りほど大きくなり、玉がしっかり巻くと収穫です。
栽培前半はリーフアップNやリーフA液材で葉作りがメインでしたが、これからは、葉っぱを巻かせしっかりとした玉作りが大事です。リン酸中心の管理になりPフォスタでの葉面散布やMリンPK液肥の素でのカン水がメインになります
前半は気温が低いのでカン水は中々難しかったですが、今はカン水をしても作物はしっかり吸収してくれるでしょう。時々アミビタゴールドで生育促進も忘れずに
訪問した日は、寒が戻った感じで8℃と気温も低かったのですが、ハウスの中は寒く感じないです。いつもは、15℃前後の気温で20℃以上の日も多くなっている様です
後は、気温に気を付けること。軟弱にさせては元も子もありません
今の所、順調生育なので収穫が楽しみです