株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
高知県の特産品
ブログネタありませんか~?
と、聞いて回っていたら、先週まで台風のなか高知県へ出張に行っていた営業マンからネタ提供いただきました。
何の作物かわかります?
血行促進や、新陳代謝を高めたり、殺菌効果が高く、
カツオのタタキには絶対必要なアレです。
『生姜』です。
これが、1か月前のショウガ
そして、次の写真が今現在のショウガです
長梅雨にも台風にも負けず、元気にすくすく成長しています。
その秘訣は追肥で、МリンPK。
リン酸を効かせると、樹は太く硬く、葉肉は厚くなるため天候に左右されにくくなります
高知県は、ショウガの作付け、品質、収量はトップクラス。
Мリン農法で栽培したショウガは、収量が多く、実入り、日持ちが良いため出荷先に高値で卸せるそうです
もっと詳しい情報は、機関誌『THEミズホ9月号』に掲載予定ですので、お楽しみに
ちゃんと、日焼け対策してる?
「冷夏予想」はどこへ行った
と、言いたくなるような「夏の暑さ」を感じる週末でした。
そんな中、水田に露地っ畑に、現地研修ご参加頂き、ありがとうございました。
(追記:でもまだ今年の天候は読めません。長雨・長梅雨・冷夏予報には継続的にご注意ください)
晴雨に関わらず必需品ですね。
そういえば、先日の新潟県は南魚沼でこんなシーンが。
スイカの日焼け対策です。
人間だけが「日焼け」するわけではありません。
スイカも日焼けします。
「緑」が「黄色や白色っぽく」なっちゃうんです。
「日焼け対策」はこの時期大切なんですよ。
ちなみに人間は、皮膚が赤くなったり黒くなったりします。
紫外線によって皮膚が傷められている証拠。
皮膚の細胞に異常が発生し、皮膚が老化し、しみだけでなく、皮膚ガンを起こす可能性もあります。
「お肌の悩み」は、永年のテーマ。
そんなお悩みを解決してくれる事で今注目されているのが
「スイカを食べる事」です!
「スイカは水分だ」なんていう人はナンセンス!
みなさんは「リコピン」という言葉はご存じですか?
実は「リコピン」には抗酸化パワーがあり、肌を守ってくれるのです。
「紫外線」だけでなく「肌サビ」を引き起こす「活性酸素」も抑えます。
トマトに「リコピン」が沢山含まれている事で有名ですが、実はそんなトマトを超える「リコピン」量を含んでいるのが「スイカ」なんです。
スイカがスゴイのは、「リコピン」だけではありません。実は「ビタミンC」「βカロテン」「シトルリン」も含まれているんです。
スイカを作っている人は、スイカの日焼け対策を!
お肌の日焼け対策したい人は、スイカを食べましょう!
「日焼けしていない」スイカを食べて、
「日焼け対策」にスイカ・エイジングケアを!
同じスイカ食べるなら(作るなら)、Mリンスイカ!
過度に水っぽくなく、シャキシャキシャリシャリ、甘くておいしいですよー! 目指せ糖度15度スイカ!
儲ける農家は思考が違う!!
現地を訪問していて、篤農家さんは一般人とは思考が違う!と思うことが多々あります。
儲けてる農家さんは『ココが違う』という事例をご紹介します。
アスパラガスを栽培されているAさん。
有機肥料をタップリ入れて、有効微生物も沢山入れて土作りを行っています。
『土作りは作物栽培の基本だ』ととても重要視されています。
その大切な土が、今年はちょっと違う様子・・・
きのこ が、生えてきたんです
さあ、アナタならどう思いますか?
① 長雨が続いているから仕方がない
② 未熟な堆肥!もっと発酵させてよ
③ 食べれるのかな
普通は①か勉強している人なら②といったところでしょうか。
ところがAさんは、
『食べられること』を前提に行動されるのです。
もちろんきのこですから、素人が食用可否の判断をするのは危険です。
そこでAさんはきのこを持って農協や県の窓口、農林事務所などを周り、食用となるか調べてもらっているそうです。
『今度は、県内のきのこ部会の人に見てもらうよ』
と、フットワークが軽い!!
『食べられるきのこだったら、アスパラを作りながらきのこも作って売れる!』
と、嬉々として楽しそう。
儲けている農家さんは貪欲で、栽培のチャンスを見逃さず、そして何より農業を楽しんでいらっしゃる
と思います。
夏野菜の試験栽培3
7月に入りました名古屋ではまだまだ梅雨真っ最中ですが、雨が降らない曇りが多いですでもこんな天気のときはMリンPK、よく効くリン酸の出番です「雨が降ったらMリンPK」が合言葉。ここで野放しにすると、徒長してその先の生育でいろいろな障害が出て、その場しのぎの対処療法になります。
予防よりも対処の方が作物にかかる負担も大きく、お金も多くかかります良いお医者さんはあれこれ薬を出すよりも、また病気にならないための指導をしてくれますよね。作物にとっては農家さん自身がお医者さんです毎日様子を見て、診断して、イチに予防・ニに予防、サンシがなくてゴに予防です
さて、試験栽培ですが、樹もそこそこ大きくなってきて、いろんな障害が発生し始めましたポット栽培の宿命でしょうか、私の管理不足でしょうかただ、いろいろな資料や文献で知識として知っている障害も、実際に栽培して目の当たりにすることで、初めて理解できるんだなと感じました。
まずこちら、トマトです。こちらは買ってきた土で栽培しているMリントマト。
初期の管理ミスで一番花が遅れていますが、生育障害は見られません。
そしてこちらが病害土壌の土で栽培しているトマト。
樹が暴れてなんだか不恰好な印象があります。何より下葉が黄化していますね下葉部分をもっとよく見てみると……
黄化しているのは下葉ではなく、下から4本目ですねこの病害土壌で栽培しているトマトは、次々に下葉から枯れてしまっています。これは、この土の排水性が悪く(表面にうっすらとコケが生えています)根腐れが起こって下葉が枯れてきてるのですさらに、ポット栽培で根域が制限されていて、根詰まりも起こって下葉枯れがさらに進んでいるのでしょう。
「トマトは排水性が大切」といろんなところで見聞きしますが、排水性が悪いとこうなる、という悪い生育事例となりました
次は初収穫となったナスですまずは収穫直前のMリンナス。
いい苗をゲットできなかったのか、私の初期管理のせいか、Mリンナスは一番果が二つ同時に咲きました
こちらが、収穫直前の化成肥料(8-8-8)ナスです。
こちらはきちんと一番果一つです
ナスの実は重さ80gとなったら採ることにしていまして、Mリンナスが106g、化成ナスが104gでした。こちらが実の比較写真です
①がMリンナス、③が化成ナスです。実のツヤを比べると一目瞭然。Mリンナスはツヤがありますが、化成ナスはボケていますまた、保存のためサランラップを巻いたのですが、Mリンナスにはピタっとくっつくのに、化成ナスはうまくくっつきませんでした表面から油でも出ているのでしょうか。触ってみると、Mリンナスはキュッキュと音が鳴るのに、化成ナスは音がならず、触った後手に油のようなものが残りましたこの違いはリン酸が効いて実の締まりが良くなっただけでは説明できませんが、施肥量は同じなのでリン酸の効きの違いであることは確かです
今後も試験栽培で気付いた違いをドシドシ報告していきます
「●●が止まらない」→ そんな時は…。
唐突ですが、件名の、●●に入る文字は何でしょう。
答えは、人それぞれだと思いますが…。
キュウリの「なり」が止まらない→お疲れ様です。
「笑い」が止まらない →儲かってますね。
「セキ」が止まらない →風邪ですね。
「徒長」が止まらない →MリンPK撒いてください。
とか頭に浮かんだ人もいれば…
「愛」が止まらない →WINKですね。
「悲しみ」が止まらない →杏里ですね。
「Romantic」が止まらない →CCBですね。
とか音楽が流れた人もいるかもですね。
さて本題です。
今日は『水田で、「ガス」が止まらない』方にお知らせです。
田植え後20~30日を目途にした「落水・田干し」。
しっかり「ガス抜き」出来なかった人。「水」が自由にならないから、なかなか思い切って落水管理出来なかった人。
いますよね。
まだブクブクとガスが沸いている人!
いますよね。
ガス害は、根腐れを招き地下部の健全根量を少なくします。
養分吸収量もスムーズにできません。
軟弱徒長・下葉枯れ大量発生・土台グラグラでは、「倒伏危険性・大」です。
それに、いくら地上部で分ケツを取れていても、弱った稲体では良質・多収穫も望めません。出穂→登熟→収穫に向けて、根が最後まで活力を保つ必要があります。
そんな時には、
ミズホの「エリート光合成細菌集団」=「サンレッド」がお勧めです。
サンレッド(解説) <左をクリック>
サンレッド菌たちが硫化水素ガスをエサにして急速に増殖し根を守ります。
流水施肥(=流し込み施肥)で簡単に「有害ガス」をピタっと止められます。
根腐れを抑え、根の活性を高められるので、地上部も元気回復です。
(使用目安:1本で2~3反分の量を流し込みましょう)
困っている人、ぜひどうぞ。
Mリンは「困っている人」の味方です。
追伸
「レンコン」栽培でも欠かせませんね。
茨城のレンコン産地では「サンレッド」は「ハス田んぼのヒーロー」です。
肌が真っ黒になりません。良質な「ハスづくり」には欠かせません。
夏野菜の試験栽培2
梅雨の時期となり、雨で涼しくなったのはいいのですが、室内がジメジメしておりますこんな時は湿気に体力を奪われがちなので、日々の軽い運動と体にやさしい食事で、これから来る夏に備えたい私ですそして作物も健康を維持しよう(少しでも光合成しよう)と、体を大きくしてしまいます。同じ量の栄養分で普段以上に大きくするため、中身の充実しない生長、軟弱徒長となってしまうのです
風船を例として考えてみます。ここで風船は、植物が持っている体を作るためのエネルギーです。この風船を30cm膨らませたときのゴムの厚さと、50cm膨らませた時のゴムの厚さを思い浮かべてください。50cmの風船の方が薄いですよね。同じエネルギーで大きな体を作ろうとする、この50cmの風船のように膨れ上がった状態が軟弱徒長です。これではちょっとした刺激でパンっと割れてしまいます。植物で言うと、耐病性が下がったり、ちょっとした虫害で大きなダメージを受けたりします植物は多雨や日照不足で軟弱徒長する生理なのです。これを制御するための技術がMリン農法のリン酸施肥ですまずは、すぐに状態が見られるお庭の家庭菜園から、Mリンのリン酸で徒長を防げることを実感してみてはどうでしょう
———-ここから夏野菜栽培———-
さて、前置きが長くなりましたが夏野菜栽培です。
今年はちょっとした装置を導入しましたその名も「自動散水装置」です
昨年の夏野菜栽培はこの装置を使っていなかったため、自宅が遠い私は土日は会社までお世話に来られず、お天気まかせの生育でした。その結果、いろんな障害が出ることになり(逆にいい記録が取れましたが)、今年はそのリベンジのため導入しました実際に組んだシステムを絵に描くと、下のようになります。
蛇口に装置を取り付け、2種類の試験栽培用に二股に分岐。そこから散水ホースを各ワグネルポットへと分岐させています。ホースを取り付ける分岐の位置で水圧が変わりますので、蛇口に近い側の分岐のホースは長く、奥側の分岐のホースは短く設置して、水圧の調整をしています。
この装置の良いところは、水分センサーで自動的に水やりの必要不必要を判断できるところですですが、梅雨に入ったこの名古屋では、実際に稼働したところをまだ見ておりませんこの装置が本領発揮するのは梅雨明けからになりそうですね。
さて、実際の生育報告ですが、比較栽培試験、耐病性試験のどちらも、初期の動向は苗の状態に大きく左右され、最初の1週間で大きな違いは見られませんでした。ですが、気になったところがココ
Mリン区では苦土入りスーパーMリンPKを施肥し、一般資材はMリン区と同等のリン酸量となるように施肥しています(マグネシウムは一般資材区の方が多い)。同じリン酸量ですが、葉の葉脈の太さ、目に見える本数など、見た目が全く違います施肥する肥料だけでここまで様子が変わることにビックリしていますどちらの葉が良いのかは、今後の生育で確認することにします
また、トマトではリン酸の効きの違いが見てわかる結果となっています
リン酸が効くと葉が立ちます。下葉は苗の状態が大きく影響していますので、どちらもだらしなく垂れていますが、苗から伸びた部分は葉柄の角度から違いますねただMリン区のトマトは、一番果がずれてしまっているのが気になるところです。この出遅れ分は今後の長期収穫できるかどうかにかかっていますので、長い目で追っていこうと思います続報をお楽しみに