株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
遅霜、低温にご注意下さい
今年はお花見自粛で桜の咲き具合があまり話題になりませんでしたが
例年よりも早く3/20頃に開花した桜でしたが、案外長持ちして、ここ名古屋では散り始めといったところです。
長持ちしている理由は、低温。
会社の桃の花も早めに開花しましたが、まだまだ咲いています。
早くに咲いていたので、小さな実ができかかっています。
さて、ここで注意しなければいけないのが、
「低温」「霜」
実や新芽が霜にあたると落ちてしまいます。
昨日(4/9)に気象庁から発表された一ヶ月予報では
5/10頃まで例年よりも低温傾向となる予報がでています。
実は旧暦では、今は3月。
しかも、今年は閏4月が入る年です。
案外、春~夏にかけては涼しいのかもしれません。
今からできる遅霜対策は
「リーフアップSG」
1000倍液を3~5日おきに葉面散布して下さい。
暖冬により徒長傾向にありますので、霜の害を大きく受けることも考えられます。
早めの対策を行って下さい
チョットした事ですが・・・
世界中で新型コロナウィルスが蔓延し、日本でも感染者のニュースで戦々恐々とした毎日を過ごしてております。
その様な物々しい中でも、北海道も4月に入り山間部ではまだ残っている雪も、平地ではだいぶ雪も解け始め畑ではトラクターの姿が見られるようになっています
これから、次々と作物の栽培が始まろうとしています。
定植までもう少し先という事で、育苗中のポイントをお伝えします
トマトなどの果菜類は、育苗期間中に徒長させてしまうと花芽が遅れたり、老化させると後々まで響いてしまう。
育苗期間中は肥料切れや水不足で老化苗や徒長苗にしないようにしましょう
肥料切れや生育遅れには、苗上手アクセルAやアミビタ1号を、徒長防止や窒素過多、高温時は苗上手ブレーキBやPフォスタで調整して下さい。
また、苗の生長とともに隣同士の葉が触れて傷着けないようにポットをずらし、また、受光体勢を良くする事が大事です
このチョットしたひと手間が、品質の良し悪しに関わってきます。
そして、定植時は浅植え、たこ足植えで根作りに励みましょう
根作りのポイントは4月3日のブログを参考にして下さい。
根作りのワザ
夏野菜の栽培が始まります
病気に強く、長期収穫できるように、まずは根作りを重点に栽培管理をしていきましょう
ということで、根をはやく活着させる方法についてご紹介します
①植穴にバイオ根助、キトチンキ、リーフアップAを各1,000倍液でカン水。
②苗にも同様の1,000倍液を2秒ほど漬けてから、浅植え。
③定植後も同様の1,000倍液を活着するまで数回カン水。
④定植30~40日後から『根洗い』を週1回のペースで開始。
ちなみに、『根洗い』とは、浅植えで露出した表土をカン水で洗い流すこと。
根洗いによって、根の活性が高まり、樹勢が強くても、軟弱・徒長・窒素過多を防ぎます。
この管理栽培をプラスすることで高知のナス生産者さんは、12月中旬まで収穫されています
ぜひ、お試しください
スナップエンドウはプリプリが正解
こんにちは
今年は桜の開花が早いようですね。
木や草の動きも例年よりも早そうです。
管理は例年よりも早めにご準備下さい。
さて、先週の金曜日に引き続き、愛知県田原市の安田農園さんからの情報です。
イチゴが美味しい安田農園さんですが、スナップエンドウ栽培歴の方が長いんですよ~と伺いました。
スナップエンドウは育種者から栽培方法を伝授された程だそうです。
育種者曰く「生で食べても甘くて美味しい。サラダとして食べれられる」のがスナップエンドウなのだとか。
スナップエンドウ本来の姿にこだわって栽培されていました。
本来の姿とは
プリプリ、パンパンに膨らんだところで収穫する
この状態であれば、青くさくなく、生で食べても甘くて美味しい本来のスナップエンドウの味が楽しめます。
ちなみに
こちらはまだまだ膨らみが足りない「ペラ莢」だそうです。
スーパー等で見かける太さではありますが、これはまだ収穫適期ではないのだそう。
もっともっと太らせてから収穫すると、育種者が目指した美味しさになるそうです。
では、なぜ皆さん「ペラ莢」で出荷するのか?
何でもそうですが、樹上完熟させると樹が疲れます。
プリプリになるまで樹に付けると、樹勢がすぐに落ちて樹が弱ってしまいます。
樹勢が落ちないように水やり、追肥、管理を行うのは、技術が必要とされるのです。
反して、「ペラ莢」で収穫すると、樹はそれほど疲れることなく管理も比較的楽にできるということで、やや早めの収穫になっていると思われます。
ある程度実をつけておいて、値が良くなったところでPフォスタをかけると一気に太って出荷できるようになる。という小技も教えていただきました
安田農園さんでは、イチゴと一緒にスナップエンドウも販売されています。
甘くて美味しい本物のスナップエンドウを是非ご賞味下さい
北海道も始まっています!
今年の北海道は、例年にない雪の少なさです
2月に入り、多少まとまった雪が何度か降り積もりましたが、それでも通常の3分の1程度の積雪です
しかし、1月までの雪と違い、この時期の雪は湿り気が多い為、チョット重いのが難点ですが、今シーズンは非常に過ごしやすい冬となっています
とは言え、やはり冬寒い冬
まだマイナスの日が多い中、北海道も栽培が始まっているのです
冬レタスも定植直後です。
今は、初期も初期の段階なのでしっかりした体を作ってあげます。
まだ、朝晩の冷え込みが厳しい日が多く根の動きは少ないので、葉面散布中心に葉っぱから養分を吸収させた方が良いでしょう。
カン水を施肥する場合は、間隔を開けて行い天気の良い暖かい日に行った方が良いです。
管理としては生育促進主体に、リーフアップNやリーフA液材で外葉作りに励んでください
中盤から後半はリン酸中心の管理をし、Pフォスタで葉っぱを巻かせしっかりとした結球を作らせる事が重要になります
お客さまを訪問すると、ちょうどトマトの苗が入ったばかりでした。
定植はもう少し先という事で、まだ育苗の時期です。
トマトなど果菜類は徒長させない管理を心がけ、苗はなるべく甘やかさないようにしましょう
根量と太短い苗を目指し、Pフォスタや苗上手ブレーキBなどリン酸中心の管理をします。
雪解けまで、あと1ヵ月半位の辛抱です。ガンバ
試される日本農業
「今年の冬はあったかいですねぇ」が挨拶代わりになっております2月に入り冷え込む日もありましたが、平年と比べるとそれでもまだ暖かい令和2年の冬(春?)です。その影響もあり、すでに花粉が飛来しているようで、敏感な方はくしゅんくしゅんと辛そうですそこら辺のお店ではマスクが手に入りにくい状況が続いていますので、ちょっとした裁縫が必要ですが洗って使いまわすことのできる布マスクを作ってみるのはどうでしょうか
さて、先週の日本経済新聞の夕刊の一面記事に「農薬規制 日本も追随」と大見出しがありました。記事概要としては、「生態系に影響を与えかねない農薬に対する規制が世界で厳しくなっている。日本でも農薬取締法の改正により4月から農薬規制が厳しくなる」とのことです農薬に関しては、世界的にはEUで規制が進んでいます。例えばネオニコチノイド系農薬はミツバチに悪影響を与えるとして屋外でも使用を禁止している、など農薬に対する国民の目の厳しさが伝わってきます。
とにもかくにも、規制が厳しくなるとの見方ですので、これまでよりも弱い農薬を使わざるを得なくなったり、使える回数が減ったりすると思います。今まで以上に防除タイミングが重要になってくることでしょう農薬で対処しなければならない場面もあるとは思いますが、Mリン農法では農薬に頼る場面を減らす根本改善の提案をしています。一言で言うと「健全な土作り&有機肥料主体」、これに尽きます
有機物分解菌&ぼかし肥バクヤーゼKによる土作り。去年のうちに土作りに着手されてない方、これからでもやらないよりは良くなります。バクヤーゼKは春作のぼかし肥としても使用でき、善玉菌が充満していて微生物の補給としても効果が高い資材です。また、ミズホのぼかし肥には新ぼかし大将、MB動物有機ペレット、とグレード別の資材も用意しておりますので、様々な栽培方法・作物でご利用いただけます
次第に農薬に頼れなくなると考え、次作から農薬を減らしていけるように、健全な土作りと有機肥料主体の栽培に挑戦してみてはいかがでしょうかもちろん、作物を締めて耐病性を強化するのにもMリンPKは必須ですヨ