株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
カルシウム不足?病気?
おはようございます
2月の段階では4~5月は例年よりも暖かくなるという予報でしたが、真冬のような寒さになったり、雪が降ったり…
天気予報は見事に外れましたね
おかげで、今年は桜が長く楽しめました
さて、こちらには「白菜やキャベツが腐ったからカルシウム不足ですよね。カルシウムは何を入れたらいいですか?」という問い合わせがチラホラ入っています。
腐り=カルシウム不足は正しいです。
ですが、ちょっと待って
腐りが出ているところをよく観察してみましょう。
腐りが出ているのは外葉。
芯に腐りはありません。
カルシウム不足である場合は、芯から腐ってきます。
中が腐っていたらカルシウム不足である可能性が高いので、鶏糞や苦土石灰などでカルシウムを施肥してください。
外葉のみが腐っている場合は病気です。
風で傷がついたり、虫にかじられたりすると病気が入りやすいです。
土の中に未熟な有機物があったり、排水が悪かったりすると病気が蔓延しやすいです。
外葉だけが腐っている場合に行うべきは『土作り』です。
悪さをする菌の活動を抑えて、水はけをよくすることで病気の発生を抑えることができます。
「腐り」と言っても原因と対処は様々。
栽培歴と状況からきちんと考察する必要があります。
春のレタス栽培
北海道では、冬に栽培する作物が盛んになっています。
その代表的なものが春レタスです。
11月頃に苗作りが始まります
12~1月にかけて植え付けがスタートし、4月中旬頃から収穫が始まるのです。
ハウスで栽培するのですが、通常、雪が降る前にハウスは全撤去やビニールを外し骨組みだけで冬を過ごすなどします。
北海道のハウスは丈夫とは言っても、雪の重みで潰れてしまうので、比較的雪の少ない地域での栽培になります。
寒い中での栽培は、前半はアミビタゴールドやリーフAで体や葉作りを、中盤以降、結球作りにPフォスタやMリンPK液肥の素でしっかりとした肉厚な巻きを作ってあげましょう
ズシッとした重みのある玉を作るには巻きが命です。
この時期には、しっかりと『リン酸』を効かせましょう
寒さがピークの期間にハウス内で無加温による低温栽培で時間をかけてゆっくり、じっくり栽培することで葉肉厚で柔らかく、苦みの少ない甘~いのが春レタスの特徴です
桜と新元号とトマト
桜の開花が進んでいて、ミズホから近い桜の名所「鶴舞公園」ではただいま満開目前だそうです愛知では先週末から今週末がお花見の最盛期になるかと思いますちなみに、私も子供のころから良く食べている花見の定番の赤・白・緑の三色団子。地域によって形や数が違いますが、モノ自体は安土桃山時代から食べられているようです(それ以前は普通の白い団子に醤油などを付けて食べていたそうです)。三色団子は幼心ながらに「色が違うから、味もはっきりとした違いがあったほうがいいなー」と思ったのを覚えています
本日は新年号発表の日ですみなさん既にチェック済かと思いますが、新年号は「令和」だそうです。とお伝えしましたが、今日は4月1日のエイプリルフールなので本当かどうかの保証はしませんが
さて先日、愛知県担当が長年高糖度トマトを生産している加藤農園さんに、MB動物有機ペレットの納品立ち合いでお邪魔してきました加藤さんの達人芸は相も変わらずですが、更に腕に磨きをかけているようで、ご自身が所有の糖度センサーで糖度13度以上のものだけ選別した最高級シリーズ「至高」を分けていただきました
主に高級志向の外食店に出ているようです。たしかに木箱入りという所からも高級な感じが漂っています。
この至高フルーツトマトきわめは特別な品種を使っている訳ではなく、桃太郎の生育をコントロールし、開花から収穫まで100日以上の期間をかけて高糖度に仕上げているそうですその極意は「MリンPKの利用方法と水分の与え方」だそうです。この技術は誰でもできる技術ではなく、そこが加藤さんが名人と呼ばれる所以です
気になるお味はまさにフルーツ特別な日やがんばった自分へのご褒美などで、一度お口にされてはいかがでしょうか。トマトのイメージが覆ること間違いなしです
水はけが良い?悪い?
おはようございます
今年の夏は『冷夏』予報が出ています。
年間に降る雨の量はあまり変わらないものらしく、冬に雨が降っていないと夏に降るという傾向があるようです。
今年は雪が少ないので、帳尻を合わせるように雨がどっと降るのではないかと言われています。
雨が多い予報が出ているときにこそ、「水はけのよいほ場づくり」をすることで他との差ができます。
今年は水田でも溝切りを行って、水が抜けるようにしておいて下さい。
畑でも、溝を作って水の流れ道を作っておきましょう。
ここで注意
「砂地」の畑は水はけが良いという固定観念は危険です。
砂地でも下の写真のように、畑に藻が生えた形跡がある場合…
水が溜まっています。
砂地でも、化成肥料の多投やトラクターの重量によって耕盤ができている場合は水はけが悪くなります。
土作りを行ったり、耕盤破壊を行ったり、溝を切ったりして下さい。
紅葉不足で不調
おはようございます
段々暖かくなってきています。
花が咲き始めると、なんだかわくわくしてきますね
さて、先日、アスパラ生産者様より
「今年はちょっと不調」
出ているアスパラが細い・・・
原因として考えられるのが
「紅葉不足」
昨夏の台風で病気が入り、充分に紅葉させることができなかったのだそうです。
現在、回復策として行っているのが、
アミノ酸液肥のカン注施肥。
速効的に効くアミノ酸(アミビタゴールドやアミビタA液肥がオススメ)で栄養分を補給。
アスパラガスは根が深いところにあるので、カン注が大変によく効きます。
暖冬で樹体養分が少なくなってしまっているところでも、アミノ酸のカン注施肥は効きますので、樹や草が弱っている場合は是非行ってみて下さい。
準備完了!?( 北海道便り)
他県は暖冬ですが、北海道は地域によってまちまちですが、気温に関しては非常に寒い冬でした。
我が工場のある江別市は1月に入っても積雪量は大したことはなく、のほほ~んとしていると、連日のドカ雪でアッという間に雪の多い年となりました
たったの1ケ月で大雪になり、おまけに平成大寒波などやって来ましたが、2月下旬からの雪解けは例年にはないハイペースで溶けだしております
さて、早いところは3月に入り春の作業が始まります
機械のメンテナンスは大丈夫ですか?
諸事情により、雪が降る前にメンテナンスを終える事が出来なかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これからハウスを設置し育苗が始まります
育苗にはポット苗箱並べ機、その名もナラベール。バッテリー充電は完了ですか。
カン水設備の設置、目詰まりなどは大丈夫?
ハウスの自動巻き上げ装置。
やる事を上げればキリはありませんが、怪我をせず春を迎えましょう