株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
<現地発・キャベツ障害 対策> 失敗経験は糧に。(文末に対策記載あり)
みなさま、ごきげんよう、でございます。おい、ミズホ、どこにいる? 今日何度も電話がありました。
はい、ここにます。 千葉にいます。銚子にいます。
(下総地域のレンコン農家さん訪問アポイントまでちょっとだけ時間があったので出張先現地からblog執筆しています)
午前、出張前に電話でお問い合わせ頂いた「Mリン1年生」のおばあちゃんが率いる農家グループ様へ、「ちょっと遅め」の出前講習会。午後は「ちょっと遅め」の、キャベツの定植中の圃場へ。
ずーっと、雨続きで定植できなかった「キャベツ苗」見てみると…
「!」
こ、これは、障害苗じゃないですか!
むむむ 。
ミズホとしての診断は、一昨日も話題に上がった「べと病」。
「ムレ苗」環境に陥った・・・「密植」・「風通し悪い」・「加湿」・「曇天降雨」・「日照量不足」のフルコースが原因、ですね、と。
話が終わるや否や即座に、畑のオーナーであるおばあちゃんは、担当者に「現場管理がなっていない!」と、ご立腹。。。
すると、、
「ちょっとまって、ちょっとまって、○○さん」
この地域のミズホMリン代理店である「たねや・高岡研究所・東庄店」の武田店長さん
「確かに管理も大事だけど、これはもっと大きな原因があるよ」
これ見てごらん・・・
「黒斑細菌病もべと病に併発」との診断。
根拠は、病班から二つの障害があるとの事。
そして、原因は一昨日に吹きさらした「猛烈な風雨」だ、とも。
これによって葉面が傷つき「ケガした部分」から一気に菌が入り、元より「ムレ苗製造中」の苗場で発症し、一気に拡大したわけです。
「これは○○さん、いいお勉強になったね」と、武田店長。
この言葉に、涙目からうなずくおばあちゃん。
だれしも予期せぬ出来事に対応しきれないことがある。それが農業。次回、同じ失敗を繰り返さなければ、この苦い経験は、必ず活きます。失敗を糧にして、前向きに「事後対応」して頂きたいと思います。
「事前にMリンで対策ができていれば、「猛烈な風雨」にもなんとか耐えられる「強い苗」もできたよ。それに、Mリン資材は「事後対策」をしっかりする事で、障害の拡大を防ぐ事もできるんだよ」
「なぁ、ミズホさん」
と、武田店長。
ミズホの代理店さんは、「頼もしい」お店さんがたくさんございます。
みなさま、どしどし、「お悩み」をご相談ください。
<今回のMリン・処方せん>
・バイオ根助 =500倍液 (病原菌抑制と根の活力を取り戻す)
・Pフォスタ =500倍液 (効くリン酸が作物体内細胞の強化)
・リーフアップV1 =1000倍液 (有機酸が更なる耐病性強化)
以上を、速やかに「葉面散布」してください。苗床・移植後を問わず、様子を見て、なるべく連用してください。
また、農薬との混用使用は、少量から混用して薬剤との相性をご確認頂ければ、安心です。
タマネギ・ベト病はコワーい!
雨、雨、雨!
もう、雨はいらん
というくらい、雨が降っています。
雨が多いときこそリン酸!効かせて下さい!
多雨によって、タマネギの産地ではベト病が発生しています。
慣行栽培のところはこんな有様
ベト病大発生!!
写真を見て…
『タマネギはできてるじゃん!
可食部は無事じゃん!』
と、思ったそこのアナタ!
マルチの下はこんなことになっているのです
カビが生えて腐ってしまっています。
これでは出荷はもちろん、自家用にもなりません。
これに対して、雨が多いので雨が降る度にMリンPKを施肥していたというお客様の畑は・・・
青々として元気いっぱい
リン酸を効かせて締まった葉を作ると、病気も入りにくくなります。
こちらの畑では、タマネギの収穫も順調です!
ベト病キテターー(`O´ ;
こんにちは。
昨日、名古屋はマラソンで盛り上がっていました。
気温も上がり、半そでで良いくらいでしたヨ。
そこで、心配なのが、畑の状態。
各地でタマネギのベト病が出ているとの情報をキャッチし、
自分のところは大丈夫か?と心配がつのっていたのですが・・・
やっぱりキテターー
ベト病!出てました
極早生のタマネギがやられていました。
これから気温が上がってくると、胞子を出して他の株にもうつってしまうので、早めに対策。
気温が上がると危ない!危ない!
でも、罹患株が少なければ、葉っぱを切って様子を見ても良いそうです。
ベト病の原因は栄養過多と栄養不足。
発病するのは栄養不足であることが多いのだとか。
対策としては、リーフアップNとリーフアップV1の葉面散布。
栄養を補給しながら、カビが生えにくい環境にしてあげるのが良いそうです。
極早生で収穫間近!チッ素やるのは怖い!!
・・・という場合は、アミビタGでの栄養補給がお勧めです。
ワタクシのタマネギで、もう一つ気になる点が・・・
葉っぱが波打ってぼよぼよ~(`□´|||;
気になるのは変色はしていないということ。
調べてみると、カリウム欠乏や萎縮病が類似の症状なのだとか。
何かは分からないのですが(スミマセン)、とにかく栄養補給とカビ防止!
リーフアップNとバイオ根助の葉面散布!
アミビタゴールドとサンレッドのかん水!!
チッ素だけでは心配だからMリンPKもやりつつ
葉が元気になるようにリーフSGの葉面散布
までも行ってしまいました!!!
さて、ワタクシのタマネギは収穫できるのでしょうか?
乞うご期待
タマネギのベト病
今日の日経新聞に、最近の冷え込みが原因で生育が鈍いため
『タマネギの卸値が前年の同時期に比べて、2割高』と
掲載記事がありました。
皆さんの野菜の生育は、順調ですか?
先日、愛知県、佐賀県のタマネギ農家さんからは、周辺地域でベト病が発生しているとの報告を頂きました。
ベト病は、糸状菌の一種で、低温で雨が多いと発生しやすくなります。
最初は、葉が黄化し、症状が進むと葉の表面のカビが黒っぽくなり、甚大な被害を及ぼすことになりかねません。
幸いにもミズホ会員の農家さんは、МリンPKで健康でガッチリしたタマネギに育てているため、『ベト病は発生していない』との嬉しいお声をいただきました。
3月は、タマネギの追肥の時期で、春以降の生育を促進する肥料になります。
病気に強いタマネギ栽培で、懐もガッチリと農家さんたちが笑顔になれるよう、ミズホもブログでつぶやいていきたいと思います。
雪が降ってるどうしよう…
そうだ講習会しよう!
暦上では立春となりました名古屋では日中暖かい日も多くなり、昼間だけは春の到来を感じられる日が増えてきました。ところで「小春日和」という言葉。お恥ずかしながら、春になる手前の時期・暖かくなりつつある時期のことを指す言葉だと思い込んでいました。本来の「小春日和」は[11~12月の初冬の暖かい日]を意味するそうですそんな「小春日和」改め春日和とは打って変わって、ちょうど寒波が来ている降雪日に、恵那市にて野菜作りの講習会を開催しました
来場していただいた農家さんに、いろいろお話を伺っていると、みなさん共通のお悩みは連作障害、次いで虫害でした連作障害は土壌の微生物バランスが崩れることで発生し、発生までの流れは以下のようになります
①栽培作物の残渣や排出物をエサとする微生物が集まります。
②同じ科の作物ばかり作っていると、集まる微生物が固定され、その他の微生物を抑えてどんどん増殖します。
③作物に悪影響を与える微生物の数が、良い影響を与える微生物よりも増えてしまうと、連作障害が発生します。
連作障害を改善するには、土壌の微生物種類を豊富にし、良い影響を与える微生物多くに棲んでもらうことが必要です。衆人環視で悪行を抑えるのと同じ考えですバクヤーゼKや新ぼかし大将など、良い微生物がたっぷり入った資材を使い、土作りをしながら微生物の補給を行いましょう
虫害では軟弱徒長の影響が大きいため、ガッチリとした防御力の高い作物を作ること・健康に育てることが対策となります。不摂生で新陳代謝の悪い人間が、病気にかかりやすいのと一緒ですね。作物でも人間でもそうですが、弱っている時には悪い虫が付きやすいものですからね軟弱徒長の改善にはリン酸を効かせ、代謝を高めることですリン酸には
講習会の帰り道、近くのMリンユーザーである棚田保存会の方のところにお邪魔させていただき、農業現場の有意義なお話を聞かせて頂きました。今年も様々なことに挑戦するとのことで、Mリンで後押しができるよう、ミズホもがんばらねば、と気を引き締めたところです
そんな中、雪で厚化粧をして出迎えてくれた棚田は、青青しい季節とは違う凛々しい姿で綺麗でした
この雪の下、バクヤーゼなど微生物がゆっくりと活動し有機物を分解しているかと思うと、微生物の凄さに改めて感心してしまいます
【追伸】本日2月13日は名古屋でも一時的に大雪でした
大粒の雪がしとしと降っていますが、まったく積もらないのが名古屋。雪が降っていても気温が適度にあるので、着地と同時に溶けてしまうのですバレンタインデーより前のホワイトデー。しかも積もらない雪とは、恋人たちにとってはいい演出となったようです
リーフレタス軟腐病
こんにちは。
週末には再び寒波が来ると予想されています
農作物の寒さ対策だけでなく、ご自身の寒さ対策も忘れないでくださいね
さて、先日お客様を訪問したおり、こんな症状に困っているというお話をいただきました。
リーフレタスの株元に近い辺りが茶色くなっています。
これは「軟腐病」といい、レタスに限らずいろんな野菜に発生する厄介な病気です。
原因は土壌中の病原菌。
これが雨などで作物に付着し、傷などから侵入します
じゃあ、なんとか退治してやろう!
と考えるのはちと早計かも
この病原菌はいろいろな土壌中に存在するものの、それほど強い細菌ではありません。
人間でいえば風邪の菌と同じです。
免疫力が弱っているときは風邪を引きやすく、健康的な生活をしていれば防げるものです。
じゃあ、野菜の免疫力が弱っているってどんな時?
ほとんどの場合がチッソが多すぎる場合。
人間でいえばメタボ状態ですね
特にレタスなんかの葉物は、チッソが多すぎると葉が薄くなって病気の侵入を簡単にします。
「じゃあチッソを減らせば?」
でもこの時期は寒さで生育が遅く、チッソも必要です。
でもリン酸を効かせることによって、作物体内でダブついたチッソをタンパク質に変化させ、
作物の葉を厚くしたり、細胞壁を硬くして病気の侵入を防ぐことができます
あと大切なのは土作り。
悪い菌がいたとしても、いい菌がそれ以上いれば悪さをしにくくなります。
いい菌を増やすためには、良質な堆肥を入れたり、バクヤーゼKでいい菌を増やしてやるのがオススメです