株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
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生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
ミカン栽培に吉兆が!
1週間ごとに台風21号、台風22号が通り過ぎ、雨風が強い週末が続きました週明けの今日からは西高東低の冬らしい気圧配置で、冬に向かって季節が変わっていく様子です本格的に寒くなる前に「MリンPKの早期配合」や「残渣処理のバクヤーゼK散布&浅起こし」をして、来年作の事前準備をすることをおススメします
さて、ミカンの季節がやってきました取り組んでいる試験圃場は、今年は「裏年」に当たります。昨年と比べて実生りに寂しさを感じますが、収穫前の追い込み「Pフォスタ+リーフA液(+リープアップバリア)」は抜かりなく行います。また、台風の雨の悪影響を抑えるため、台風前に欠かさずMリンPKも施肥しております収穫まであと僅か、最後まで気を抜かず葉面散布で管理していこうと思います
そんな中、葉の様子を観察していた時に、変わったものを見つけました。
葉の裏から糸にぶさらがった卵がくっついています。なかなか神秘的な光景です。調べてみると、これは「クサカゲロウの卵」のようで、別名「優曇華の花(うどんげのはな)」と呼ばれるそうです。優曇華のくだりは、気になる方は調べて頂くとして、クサカゲロウはアブラムシを食べてくれる益虫だそうですまた、この卵は吉兆だそうですので、今年のミカンの出来に良い兆しがあると前向きに捉えて、今後の管理にも精を出していきます
サツマイモの食害
秋らしい季節がますます深まってきました地下鉄の駅からミズホ本社までの道のりにちょっとしたイチョウ並木がありまして、ぎんなんがコロコロ転がりながら独特の臭気を放っています。あの臭いに慣れるのはなかなか難しそうですところで、ぎんなんは秋の味覚の一つですが、食べ過ぎは食中毒になるそうなので、茶碗蒸しに一つ入っているくらいがちょうどいいのかもしれませんね
さて、ミズホの試験圃場は秋冬作の準備が着々と進んでおりまして、今圃場に残っているのはサツマイモだけとなっています。
このサツマイモ、序盤中盤と順調に育っていましたが、後半に入りかかった頃から葉に穴が開いているのが目立ってきました。
これまで原因となる虫が分からず、ちらほら見かけたバッタのせいかな、と思っていました。とりあえずサツマイモの代謝促進と害虫への嫌がらせも兼ねてリーフアップバリアを500倍液で散布していました。
先日、同じようにリーフアップバリアを散布していたとき、サツマイモの茂みの中から白い小さな蛾がいっぱい飛び立っていきました。きっとこの幼虫が原因だなと見当を付け調べてみると、「ヒルガオハモグリガ」にたどり着きました。
この「ヒルガオハモグリガ」は名前の通り、サツマイモなどのヒルガオ科の葉を食べて育つ虫で、8月以降に発生量が増えるとのことです。穴あき葉が目立ってきたのも、夏の盛り頃からでしたので、得心したところです
10月下旬以降の収穫に向けて様子を見ながら、リーフアップバリアや、リーフアップV2でヒルガオハモグリガの対策をしていきます。それと同時に、養分を素早くイモに流すためにPフォスタも散布して、イモの肥大を促進していきます
美味しいイチジクの謎
今日は秋晴れですね会社の圃場へ行ってきましたが、日差しが暑いながら風は爽やかで、秋を感じつつの作業となりました朝晩は特に気温が下がるようになりましたので、体調にはご注意下さいね
さて、場所は変わってミズホ本社の駐車場植わっているイチジク。2本あるのですが、今年は例年と違う現象が
いつもは白イチジクの方が甘味があってねっとりとしておいしいのですが、今年は赤イチジク(ドーフィン?)の方が甘味が載って味も濃い
なぜなのでしょう。実は、赤イチジクの根元ではバクヤーゼを使用した前作の有機物の堆肥化を行っていたのですそうしたら、赤イチジクは剪定した後はほぼ放任状態にもかかわらず、例年よりおいしいイチジクが収穫できてしまったのです前作の残渣の処理もできた上に美味しいイチジクまで食べられるなんてお得な経験でした
そろそろ稲刈りの時期。刈り終わった後は気温が高いうちにバクヤーゼやバクヤーゼKを施用してくださいねー
侵入者が・・・
最近は湿気の強い日が続いていますね名古屋では不安定な天気が続いており、土曜も局地的な大雨がありました適量の雨が欲しいと願うところですが、自然の力には勝てませんね。皆さまも天候にはお気をつけください
さて、今年も参加しているバケツ稲2年目の今年は、7月まで無事に成長しておりましたそんなある日、最近枯れる葉が多いなと思っていたところ、密集していた株元を開いてみたら・・・・
ギャー・・・
イモムシくんの登場です。私のものには二匹。他のメンバーにもお知らせして調べてみたら、二桁発見された株も・・・・
調べてみるとたぶん「アワヨトウ」です。ヨトウムシの類ですので、日中は株元に隠れていて、夜になると活動するとのこと。先輩方によると、アワヨトウは陸稲には付きやすいようで、バケツ稲は水稲ではあるのですが、水の量は少なく陸稲みたいなものですもんね
一先ず捕殺「ピンセットデトール」
まだ卵があると思われますので、今後はリーフアップV2やバイオ根助で対策をしていきたいと思います
無事収穫できますように