株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
穂イモチがでてしまいました・・・
遅い時間のアップになってしまい、申し訳ありません。
ショックを受けています。
実は、試験水田で
穂イモチが出てしましました。
今までイモチ病など出したことがないほ場でしたので、大変にショックです
ほ場内を確認しましたところ、穂イモチとなっているのは数本。
今年は梅雨がとても短い期間でしたが、その後の雨、山間部では特にぐずついた天気が続き、今年もイモチ病の防除が大変だったそうです。
前回、穂肥の段階で若干の葉イモチが出ており「葉イモチあるけど少しだから持ちこたえるかな?」と思っていたのですが、穂についてしまいました。
これからPフォスタの葉面散布を行っていくので、Pフォスタの葉面散布に合わせてリーフアップバリアも加えてこれ以上穂に付かないようにしていきたいと思います。
Pフォスタはデンプンを作って送って米の粒を大きくする。
リーフアップバリアはイモチ病の広がりを抑えるために使用します。
それぞれ500倍液を葉面散布します。
Pフォスタとリーフアップバリアは混用可能ですので、一緒に葉面散布することもできます。
散布回数をできる限り少なくしたい場合は、併せて一緒に葉面散布して下さい。
イモチ病は穂首に付くのが一番怖いです。
穂首イモチが多発すると今までの苦労をムダにしてしまいますので、広がる前に抑えておきたいものです。
台風が少ないです。が…
おはようございます。
今年は台風が少ないのでありがたいです。
今年は台風の発生が13号まで。
発生数が少ないです。
そして、上陸ゼロ記録を伸ばし続けています。
お天気も良いので、稲刈りは順調に進んでいるようですね。
こちらにも「今年の米の出来はこうだった!」というお声が届き始めました。
名古屋近郊の田んぼでは
ところどころ、枯れている田んぼが見受けられます。
こちらは『白葉枯れ』との見立てです。
病原菌が原因で起こる病気で、雨や早くに台風がやってくると発生を助長するそうです。
この病気の病原菌は「雑草等に潜
んで越冬」します。
万が一、来年が多雨や台風が多い年だと、同じように病気が発生する可能性があります。
病気や虫が多かった年ほ
前作残渣の分解にはバクヤーゼKど、前作の残渣を分解して、菌や虫が越冬できないようにしましょう。
今年はしっかり分解させるために、前年よりもプラス1~2袋の投入をおススメしています。
残渣を分解して、病気や虫を持ち越さないようにしましょう
令和2年の東北も、もうじき刈取り
非常に雪の少ない冬から始まった令和2年。その後も桜の開花前後の低温、一週間ほど長引いた梅雨、梅雨明けからの好天・干ばつと、ここまで天候の平年との差が大きい年になっていますそんな環境でしたので、野菜価格が高騰した時期もありましたが、9月に入り落ち着きましたそんな中、東北地方の水稲の刈取りがもうじき開始されます。農水省の8月中旬の発表では、作況指数は「やや良」となっていました。しかし台風10号の通過後では、吹き返しの風でコシヒカリやひとめぼれが、あちらこちらで倒伏していました長梅雨とその後の高温で徒長していた所、強い風で倒れたという状況ですが、MリンPKを調節肥でしっかり施用されている方は倒伏していません
穂が長く、収量が期待できるMリン稲
気象条件の悪い年ほど、効果が見えやすい「ちゃんと効くリン酸肥料のMリンPK」。こんな雨の多い梅雨の年は、後の祭りですが調節肥と穂肥の間に、もう一回MリンPKを追肥して調節するのが良かった夏でした
倒伏してしまうと、登熟が悪くなりクズ米が増加します。少しでもクズ米を減らしたい方は、登熟促進の葉面散布材Pフォスタを散布して下さい。収穫5日前くらいまでに何回か散布できれば、転流を促進しモミを充実させます。動噴の場合は500倍液を100~150L/反 散布して下さい。ドローン散布も可能で、基本は10倍液を1L/反 に散布しますが、いろいろと条件を伺いたいため、詳細はお問合せ下さい
モミが弱くなっています
遅い時間のブログ更新となりました。
さて、今年気になる問合せが
『イネのモミが変色した』
という問合せ。
7月の長雨、日照不足の影響からモミが例年よりも薄く、弱くなっているかもしれません。
モミの変色の原因は糸状菌=カビ。
長雨で多湿状態が続くと発生しやすいようです。
被害が軽いうちはモミの変色だけで済みますが、被害が重くなると玄米まで変色してしまいます。
秋雨が続くなど多湿状態が続くと広がってしまいますので、モミの色が変色していて、まだ収穫日が先だという方は防除しておいた方がよいかもしれません。
また、幼穂形成期に日照不足となった場合は、モミが薄くなる可能性が高くなります。
収穫までにモミが割れて、中の玄米が水に当たってしまうこともあります。
上の写真のモミの一部に割れが見られるのは分かりますでしょうか?
ここから雨が入ってしまうと発芽してしまいます。
発芽には注意をしてください。
対策は、幼穂形成期の日照不足時にはMリンPKを多めに散布すること。
また、それまでにしっかりと根を張らせておくことが重要となります。
実は、稲の根作りはすでに始まっています。
ワラや稲カブをしっかりとバクヤーゼKで分解して、根が張りやすい環境を作っておきましょう!!
稲の刈り取り目安
まだまだ暑いですね。今日の名古屋は30度近く上がりそうです。
9月中旬を迎えようとしているのに、この暑さは、たまりません
ここ何年も気候の変動が激しく、稲刈りをする時期を見極めることが難しくなってきています。ミズホにも稲刈りの時期を相談される生産者さんもいらっしゃるぐらいです
刈り取りのタイミングは、
米の品質や食味の良し悪しが決まるため、とても大切です
理論上は、
コシヒカリの場合、出穂後の積算温度が、1,000℃ぐらいになったら刈り取りの時期といわれています。
実際は、
刈り取り時期の判断は、稲ワラではなく籾全体を見て刈り取り日を決めましょう
稲穂を見る場所は、畦から5 列くらい入ったところで、平均的な生育をしている 株を選びます。
チェックポイントは、
① 籾の色
② 籾の厚さ
③ 枝梗の色
④ 葉の色
具体的には、
一株の稲穂を脱粒して、よく混合します。
すべての籾と青籾の数を数え、全籾数に対する青籾の比率が、青籾比率になります。
青籾数÷全籾数×100 =青籾率
青籾率が 10~ 15 %の範囲になった時が収穫適期とされています。
刈り取りの結果、
乳白米や同割れ、青米が多ければ、それは、根が弱っていたかもしれません
根が弱っていると、栄養や水が最後まで吸収できないからです。
次作は、最後まで栄養と水が吸えるように強い根を作っていきましょう
強い根をつくる第一歩は、『土作り』
『バクヤーゼK』で稲ワラや稲株などを分解処理して、腐植化をすすめガス害を軽減させていきましょう
北海道 品質向上のキメテ!
9月下旬頃より稲の刈り取りが待っています
今年の稲は、気温や日照不足などの影響で、不稔やシラタが多く出ているようです。
青米も多く見られ、登熟の進みもあまり良くありません
登熟促進にPフォスタ 100~300倍液を数回散布し、収量の確保を目指しましょう。
Pフォスタの散布は、収量だけでなく糖度や品質を高めるのに非常に有効です。
生育期間中の使い方は、窒素過多・徒長防止・着果促進・耐病性など様々な場面で使用します。
通常は、500倍液位で散布しますが、収穫直前の作物には、濃い倍率で数回散布するのがポイントです
果樹や果菜類など、これから収穫を迎える作物にお奨めです