株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
田植え前の愛情いっぽんと、田植え後の水管理。
田植えの季節。
もう連休前後に終わった方、今週末やこれからだという方、各地域、様々だと思います。
今年も「美味しいお米を多収穫!」の、Mリン農法・ミズホが、全力で、「より良いものを目指す皆様」をサポートさせて頂きます。
この時期、一番気になるのが「活着」。
田植え後何日か経った後に苗を引っ張ると抵抗を感じ始めます。新しい根っこが張り始めた頃、苗の種類によっても活着する為の最低温度も異なりますが、一般的には暖かい方が「活着良好」です。
ちなみに「Mリン稲作」では、「田植え時のポイント」として…
①浅植え ②疎植 ③細植え ④補植無し をお伝えしています。
植え付け位置が深くなればなるほど、「活着」は悪くなります。
苗が「埋没」してしまい「呼吸」しにくくなる事や、深い所は太陽光が届きにくく、低温になるからです。
理想は2~3cm程度ですが、田植機の作業制度や、圃場条件に合った深さを覚えておくと良いでしょう。
また、「健苗植え」が理想的ですが、今年のような高温基調では「育苗の失敗」で「徒長苗」にりがち。
購入苗の状態如何や、スケジュールの都合で「老化苗」になってしまうと、「植え傷み」「活着劣」を招きます。
是非、最後まで油断せず「苗上手Aアクセル・Bブレーキ」を使用して、「お引越し」の前に栄養補給・ストレス軽減➡「活着促進」になるように、「ひと手間の愛情」をかけてください。
そしてもう一つ、田植え後の水管理について、お話します。
田植え後速やかに入水します。
直後は地域によっては「夜間の寒さ」から身を守るため、「深水(5センチ程度)」は、幼い稲にとっては「布団」がわり。活着までの数日は、「身を守る」ためには必要な場合もあります。
しかし、基本的な田植え後の日中の水管理は、「浅水管理」が望ましいです。昼間の太陽光による水温の上昇に努めます。
しばらくすると気温の上昇により地温も上がり、「ワキ」「表層剥離」が出る圃場もあるでしょう。土中で発生したガス(硫化水素・メタンガス)は、根っこの生育阻害にもつながります。
そういう時は、夜に落水「夜干し」をしてガス抜きをするのも一つです。そして早朝に入水し、酸素いっぱいのフレッシュな水を吸わせてあげましょう。どうしても止まらないワキには「サンレッドの流し込み」も一つです。
土の中の様子は見えません。
手を入れて水温・地温の確認や、水面・下葉の様子の確認、新鮮な酸素豊富な水の入水に、適度な水温の管理。
田植え後30日間の水管理、この手間こそが、美味しいお米作りには欠かせませんね。
今年こそしっかりとした苗づくり!
おはようございます。
今日の名古屋は雨。
花粉症の方には恵みの雨ですね
先日、沖縄のお客様から電話があり
「米作ってるんだけど、そろそろ追肥の時期かな?」
と質問されました。
一瞬「えっ? 米? 追肥?」
となりましたが、沖縄では2月に田植えをするんですね。
これで思い出した訳ではないですが、そろそろ頭を米づくりモードに切り替えていかなくてはなりませんね
昨年は4月下旬から5月上旬にかけて気温が上昇し、多くの苗が徒長してしまいました。
「苗半作」と言われるように、苗作りで失敗してしまうと後々まで大きく影響してしまいます。
最近も急に暖かくなったり、寒くなったりで不安定な気候が続いています。
今年こそ失敗しないように、根張りの良いガッチリした苗を作りましょう。
そしてガッチリした苗に欠かせないのが「苗上手ブレーキ」
200倍に薄めて苗箱に散水するだけの簡単資材ですよ!
稲ワラとモミガラにはケイ酸がいっぱい
おはようございます。
春の展示会シーズンに入り、我々も準備に追われています。
さて、その中で
稲わらとモミガラの成分を調べていましたら・・・
案外、凄い!
稲わら中に含まれるケイ酸量が、約11%!
モミガラ中に含まれるケイ酸量が、約20%!
玄米を反あたり500㎏(8俵強)収穫した場合にできる稲わらは約600㎏、モミガラは約100㎏!
これらを堆肥化して土の中にいれると・・・
30%のケイ酸が入った資材 約18袋分!!!
これは、有効活用するっきゃナイ!ですね
バクヤーゼKで稲わら、モミガラを土中堆肥化すると
ケイ酸補給にもなってとっても有効です
ただ、ワラが浮かなくなるだけでなく、肥料にしているのです!
棚田のイネアート…その後
おはようございます。
スッキリしないお天気が続いています。
雨が多いときほどMリンでリン酸を効かせて下さいネ。
岐阜県の中山間地は、これから稲刈りが始まります。
今はたわわに実り、穂が垂れたイネが秋らしい光景を作り出しています。
岐阜県恵那市の坂折棚田でも、穂が黄色くなったきれいな景色となっておりました。
夏に訪問した際に気になっていた 『イネアート』も色が変わっていました!
黒い穂がキャラクターを描いていました
黒が入ると印象も変わります。
イネって風景も作っているんですね。
日本の食糧だけでなく、風景も作っている稲作農家さんに脱帽
改めて、日本の稲作は守っていかないといけないと思いました。
岐阜-群馬 他地域合同・現地研修!
※ 詳しいお話はいずれ「機関誌・THEミズホ」で紹介されるので、ダイジェストで少しだけBlogにします。
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ちょうど1週間前のお話。
8月24日、残暑の折、岐阜県は恵那市岩村地区において、
この時期には珍しい「収穫前の現地研修会」が行われました。
しかも当地に集いし生産者の顔ぶれが、これまた、珍しきかな。
・岐阜県岩村地区=3名
・群馬県高崎倉渕地区=15名
約350キロの距離を超えて、約5時間の移動距離を超えて、
「Mリン農法の、食味にこだわった美味しい米作りを学びたい」
この一念のもと、地域の垣根を越えて行われた「現地研修会」。
主催したのは、弊社ミズホスタッフ。
東海地区担当、関東地区担当はもとより、他地区担当とも連携し、手弁当で「ミズホ会」の理念のもと、この場を作りました。
「ミズホ会」とは、初めての方には聞きなれぬ単語かもしれません。
これは、ミズホが提供している、地域・部会・関係得意先の「垣根」を越えて、互いの知識・経験・技術の賜物である「篤農技術」を共有したり、情報交換をし合える、創業当初からの「生産者のための交流の場」です。
今でこそ、SNS等のデジタル「コミュニティ」「ネットワーク」が主流かもしれませんが、ミズホは40周年前からこういった「相互にメリット」がある場を提供し、日本の農家の皆さんの「農業経営の安定・向上」の一助となるべく、草の根の活動をしています。
この日は、群馬県「倉渕地区・美味米生産組合」の有志御一行の「熱いリクエスト」にお応えして、岐阜県恵那市・岩村地区の農機販売店・鈴木順治商店様のお骨折りで、3名のベテランMリンユーザー様のご協力を頂き、
群馬⇔岐阜間・片道350キロの日帰り弾丸ツアーのため、限りある時間でしたが、「どうしたら美味しい米をつくって有利販売ができるか?」という、究極であり、農家さんの一番の「関心事」に対して、参加者一人一人が、熱心に耳を傾けながら、滞在時間4時間という短い時間を有意義に過ご去れました。
※ 内容詳細は、後日の「THEミズホ11月号」にてご披露します!