株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
とある田んぼの風景
おはようございます。
ここ数週間の暑さの所為で、我が家のプランター作物は悉く調子が悪くなっています。
駄目になったプランターはさっさと諦め、土作りをして冬作に備えようと思います。
唯一頑張っている茄子は、秋まで孤軍奮闘、なんとか調子を維持できそうです。
先日、ふらっと歩いていたところ、とある田んぼに出くわしました。肥料ムラで、向かって左側より右側のほうが色が薄くなっています。
また、別の田んぼでは、↓↓↓倒伏していました。
MリンPKを施肥しておけば倒伏を防げたと思いますが、きっとミズホのお客様ではなかったのでしょうね。
暦の上では処暑を過ぎ、台風が多くなるとのことですので、残暑や台風にはくれぐれもご注意ください。
効き目は変わりません!
先日、稲を栽培しているお客様を訪問し、MリンPKの流水施肥を行っている所を確認してきました
6月、気温があまり上がらず、例年より若干生育が遅れているという事でした。
1回目、MリンPKの粒状で行いました。
そして、2回目はMリンPKの粉状で流し込み。
粉状で流し込んだ方が、白く濁り広がっているようです…。
と思っている人が多いと思いますが、全然違いますよ~
見た感じでは粉状の方が全体に広がっているように見えますが、
粒状でも成分はしっかり溶けだし確実に田全体に広がっているのです
なので、流水施肥は全てのMリンPKシリーズで対応が可能になります
作業的には白く濁った方が達成感はありますが…。
見た目だけです
2020年、東北水稲だより
梅雨の最中の晴れ間がとてもすがすがしく感じます太平洋側育ちの私は、一週間のうち半分ほど晴れがないとなんだか気力が衰えてしまうタチでしで、梅雨の時期はあまり元気がありません梅雨の中の晴れ間には、作物と同じく日光浴で元気をチャージして、現地指導がんばっています
さて、今年の東北地方は平年並みの6月中旬に梅雨入りし、ここ数年と同じように降雨の少なめの梅雨になっています。ただ、局所的に大雨の所もありますので、地域差が大きく影響しそうですそんな中実施した現地研修は小雨がぱらつく中でした。
今年は田植え後の天気に恵まれ、生育は前倒し傾向で来ています。分げつや葉齢が平年より取れていますが、一発肥の場合はチッ素過多による過分げつに注意が必要です。「中干しで過分げつを減らすから問題ない」との考えもありますが、せっかくイネが栄養を吸って作った分げつを減らすことは、肥料コストの無駄遣いと言えますヨ
手がかけられる人は、多くできた分げつをできるだけ活かす、と考えていただきたいです分げつが多い分、チッ素肥料も多くなり、チッ素を消化する発酵リン酸肥料のMリンPKも多くなります。現場を見させていただき、その分量をご提案する「現地指導」。ミズホ指導員の提案を一つの材料にして、今年も高品質・多収穫というゴールを目指しましょう
軟弱徒長にご注意を!
ミズホのある愛知県も水曜日に雨が降り、その後ぐずついた天気が続いておりますここ数年、梅雨入り宣言したら雨が降らない日が続くという現象が続いていますが、今年の梅雨は今のところ梅雨らしく感じです
さて、気象庁から発表された6月から7月にかけての一ヶ月予報が真っ赤っかを通り越して紫になっています
特に直近では、6月の第3週(13日~19日)が平年と比べ非常に暑くなる可能性が高い模様です
この時期は、水稲は早い地域や作型では幼穂形成期に入り、露地夏秋野菜は早い所は収穫最盛期に、ブドウなど夏の果樹は肥大期に入り、施設栽培では多くの作型が収穫最盛期を迎えている所です。どの作物・作型においても自然の摂理の観点から、梅雨と初夏の時期に生育を調整できるかどうかがとても大切になります。高温環境下では代謝が促進され、窒素の消費量も増えます。また地力窒素や肥効調節型肥料の効き始めも例年より早まり、それらが重なると軟弱徒長へ一直線の環境です。さらに梅雨が加わると、軟弱徒長で防御力の低い所に病害が蔓延し、暖冬で越冬数の増えている害虫被害の増加も考えられます。
そのような、どうにもならない状況にしないために、軟弱徒長させない管理合言葉は「雨の前にはMリンPK」「畑作、果樹ならMリンPKマグ」「根が弱っていそうならバイオ根助とPフォスタ」。この軟弱徒長一直線の気象をミズホ資材と共に乗り切って下さい
葉色板を使って肥培管理
6月に入り、田植え後1か月を迎える地域が多いと思います。
そろそろ出穂45~30日前を迎え『調節肥』の時期です
調節肥の目的は、発根促進、倒伏防止、分げつを取ることで、
これからの生育を決める大事な肥培管理の一つです。
このとき出番となるのが『葉色板』
葉の色具合から施肥量を決めます。
まず朝方に、お日様を背にして陰の状態で葉色板を持って田んぼに立ちます。そして、いちばん新しい葉から3枚目の中央部で葉色をチェック
葉色は、生育ステージや管理によって変化していきます。
例えば、田植え直後は、葉色は薄くなり、追肥後は、濃くなります。また、幼穂形成期やMリンPKを施肥した後は、葉色は薄くなります。
窒素過多で葉が垂れて、色が濃くなっていませんか
葉色板で確認してみてください