株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
収穫しました! バケツ稲 ~新入社員奮闘記~
おはようございます
今週は秋雨前線と台風の影響で雨が続いています
太平洋の高気圧と大陸の高気圧が押し合っています
さながら相撲です\(-o-)/
近頃は大陸の高気圧が優勢になったのか、朝晩が涼しくなってきました(^-^)
おかげでよく眠れます
昨日は秋分の日ということで、今日からは夜の時間の方が長くなり、だんだん秋が深まっていく季節です
美味しいものもいっぱいです
ということで、長らく育てていたバケツ稲を収穫してみました
外で見るとしっかり色付いていたのですが、室内に持ってくると意外と緑が目立つ・・・
目標は10,000粒以上なので、残っている穂を入れれば十分に達成できるとは思いますが、なかなか高いハードルのようです
後半になって葉色が一気に落ちてきてしまったので、葉面散布をたくさん行わないといけなかったと先輩方からご指導も受けました
明日からは晴れ間も戻ってくるようなので、もう一息、最後までイネに頑張ってもらいたいです
イネのモンガレ病
立秋を過ぎてから、猛烈に暑くなっています。
『暑くて死んじゃう』が本当になりそうです(汗)
皆さま、暑さの盛りの農作業。熱中症には十分に気を付けて下さいね。
さて、先日お客様より
『稲の様子がおかしいのだけど?』と相談を受けました。
茎に病斑が出ています。
穂も不稔のものが出ています。
その場では分からなかったので持ち帰ってデスクの上に置いておいたところ・・・、先輩より
『モンガレ病!』
と、一言。
『こんなに典型的な病斑は久しぶりに見た』
と、言われるくらいモンガレ病だそうです。
今は苗を作る時に消毒をするのが一般的なので、あまり出ないそうです。
ですが、コシヒカリでは倒伏の原因ともなりますので注意が必要です。
モンガレ病は菌核を作って越冬しますので、激発田では防除をして下さい。
水稲の品種改良中
おはようございます!
現地&現地&現地・・・
ふぅ。やっと会社のデスクに戻ってきました。
今の時期、営業担当は真っ黒に日焼けしています。
畑も水田も日陰なんてありませんから!日当たり良くないと生産性が上がりませんから!
真っ黒な日焼けは勲章のようなものデスネ
さて、先日水稲の品種改良を行っているお客様を訪問しました。
上の写真はコシヒカリ。
上はミネアサヒといのちの壱。
そしてこちらは只今育種中の品種。
昨年コシヒカリの田んぼで突然変異が生まれ、その種もみを植えたものだそうです。
一列ずつ違う品種が順番に手植えされており、交雑させて良い物を選んでもう一度植える・・・
そうして良い物をどんどん選抜していくそうです。
出穂期が異なる品種を掛け合わせる時は、同じくらいに花が来るように植える日を変えるそうです。(うわぁタイヘン・・・)
これを個人でやられているのでビックリです
新しいお米の誕生が楽しみです
籾がらの処理にお困りの方、必見!
先週末、新潟県の某地区のとある農機販社さん展示会会場で、 Mリン講習会・営農相談会を行いました。
まだ出穂前ですが!といいながら、「秋の土づくり」を題目にした講習会。
「7月」の声を聞いたばかりですがあっという間に収穫期がやってきます。
収穫後に行う事、今から先手先手の準備が大事。
講習会中、参加者のから「ご自身のお悩みごと」を聞いていると…
「籾がらの処理に困っている!」との声が聞こえてきました。
Q:どうしていますか?
A:焼く、圃外に出す、捨てる、堆肥にする等の答えの中で、
「田んぼに戻す」の声。 そして…
「でも、なかなか分解しないんだよなぁ」
はい!
そんな時こそ、
ご存知、秋の稲わら処理の「エースで4番の救世主」⇒「バクヤーゼK」の散布をお願いします!
●「稲わら、かぶ」の分解をすることはもちろんのこと、
● かたいかたい「籾がら」も、強力に分解してくれます!
籾がらは分解しにくい(炭素率が高い)のですが、バクヤーゼKの中の微生物のチカラと窒素分で、下記のように、強力に分解促進が可能です。
バクヤーゼK+籾がらの還元効果は、
①=砂地では水持ちを良くし、粘土質で水はけ良くします!
②=バクヤーゼKの窒素・リン酸・カリ・アミノ酸・ミネラルの補給ができ、地力の回復・向上ができます!
③=そして籾がらから「ケイ酸質」を「再利用・補給」が出来ます!
④=浮きワラ防止、根腐れの温床のガス害の回避が出来ます!
土づくり、籾がら処理だけでなく、地力の向上につながり、
そして何より余計な土改材が不要。「低コスト」で地球に優しい。
一石ニ鳥、いや三鳥、四鳥、五鳥以上じゃないですか!
ちなみに、散布が面倒だ!と言う方は、
こんな農機具がありますので、こんな風に散布すると楽ちんです!
バクヤーゼKの散布は1反当り、3袋。
籾がらの田圃への還元分解処理には、プラス2袋のバクヤーゼKの追加で、ばっちりです!
せっかくの、「稲わら・稲株・籾がら」という「収穫後田んぼに残された財産」
ほおっておけば、『敵』になり、
分解処理し地力に変えれば、『味方』に出来ます!
ぜひ!
イネは何本植えが適当か
おはようございます
弊社では現地研修真っ盛り!
畑や田んぼは日当たりが良くなくてはいけませんから!
みんな真っ黒に日焼けしています
さて、先日岐阜県で田んぼを見せていただきました。
こちらでは、稲作に非常に熱心に取り組まれている方が多く、植え方を変えたり、個人で品種改良をしたりされたりする方が沢山いらっしゃいます!
上の写真は手前から、1本、2本、3本、4本、5本、6本、7本と苗の本数を変えて田植えをしたもの。
5~7本はちょっと茂りすぎ。1本ではさみしい状態。
やっぱり『2~3本で植えるのが具合がいいな』
と、実験されていました。
苗は細植え、疎植で開帳型の分ゲツが理想的。
これだと苗箱も少なくてすみますね
実際に見てみると、「なるほど」と実感できますね。
中干しと早期田干しは意味が違う!
おはようございます!
先日、田んぼを訪問した際に・・・
ガスが大量に発生していました。
ちょっとお邪魔して田んぼに入ると、ブクブクっとガスが出るわ、出るわ
集団転作により麦→大豆→飼料米 の後だそうですが、飼料米が1月まで田んぼに陣取っていたのだとか。
飼料米も多肥栽培で、肥料分が残っているのに、残さも分解できていない。
そして、気温の高さ
ガス発生の条件が勢ぞろいです。
たかがガスと侮るなかれ。
周りではせっかく田植えした苗が消えているところが多々見受けられました。
ガス発生→根腐れ→苗消滅
田んぼの半分くらいの苗が消えてしまっているところもあり、ビックリしました。
そんな中、Mリンユーザーさんは 『しっかり溝切り』『しっかり田干し』
苗がなくなることはありません!
早期田干しは、ガスの発生とガス抜きの他に、根を切って新根を出させるという目的もあります。
これから分ゲツしていこうという時期は、根が次々に出る時。
ここで干して根っこを切ると、新しい根っこが出てきて根張りが良くなります。
これに対して、分ゲツが十分に取れた後の田干し=中干しは、過剰分ゲツを減らすためのもの。
根を切って、弱い茎をなくすことが目的となります。
早期田干しをすると葉色が薄く、『大丈夫か?』と心配になりますが、水を入れると葉色が上がりますので大丈夫。
ガス湧きで困っている場合は、是非田んぼを干して下さい。
田んぼが干せない場合は光合成細菌「サンレッド」を100~200㎖/反流し込むと、ガス害対策となります!