株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
レーザーレベラー
おはようございます。
さて、突然ですが、レーザーレベラーという機械をご存知でしょうか?
「持ってるよー」って方もいると思いますが、簡単に言えば圃場をならして平らにするための機械です。
農業の世界でも技術の進歩は進んでいて、ハウスの中は各種計測用のセンサーだらけ、露地ではGPSを使った自動運転なんかも広がりつつあります。
で、このレーザーレベラーとは、
↑こんな感じで平らにしていきます。
極めて簡単な構造です
が、平らになっているかどうかの判定はレーザーで行い、機械の高さ調整も自動で行います。↑レーザーの送受信部分の高さ調整を行っています。
(通常は運転席内のボタンで行います)
圃場の外に発信機、トラクターの後ろに受信機がついています。
発信機からの信号を元に、盛り上がっている部分では機械を下げ、凹んでいる部分では機械を上げることを自動で行うわけです。
そうやって田んぼの中をグルグル回っているうちに平らになっていきます
平らにするくらいで、なぜわざわざこんな機械を?
と思う方もいるかもしれませんが、圃場の不均一化は、
・排水不良
・雑草
・肥料濃度のバラツキ
・生育のバラツキ
・作業コスト増
などのデメリットを生じます。
こういった機械がなくても、昔から圃場の均一化を意識しながら作業している方ももちろんいますし、そういった方はトラクターかけの名人とか言われてたわけです
ちなみに写真のトラクター。
緑色していますが、決してジョ○ディ○ではありません(笑)
生産者がわざわざ塗装したんだそうです
流し込み施肥をしてみよう!
梅雨シーズン到来です
「今年は長梅雨になりそうだ」との声もチラホラ聞こえてきます。
また野菜の値段が騰がるのでしょうか
(上手な生産者さんにはプラスでしょうが。。。笑)
さて、お米はそろそろ追肥の時期なところも多いと思います。
ミズホでは出穂より数えて、35~45日前の追肥をオススメしています。
何故か?
稲の第5節間が伸び始める時期にMリンPKを効かせるためです。
そうすることによって節間の伸びが抑えられ、倒伏防止につながります
ただ、「追肥なんてメンドクサイ」
というアナタ!
流し込み施肥(流水施肥)を是非試してみてください。
水口にドサッと肥料を落とすだけ。
MリンPKは水に溶ける肥料なので心配はいりませんよ
↓こんな感じにドサッとやっちゃってください
「肥料がきちんと均等に広がるの?」
と心配する方もいると思いますが、省コスト栽培として注目され、実は補助金の対象にもなっている技術です
長梅雨になると倒伏やイモチ病の危険性が高まります
こういった年ほどMリンPKで対策を!
田植えから一カ月以内に干す!
先日、四国地方へ水稲の現地研修に行ってきました
お邪魔した地区では追肥の時期。
「え?もう?」
と思う方もいるかもしれませんが、この地区では4月上旬から田植えが始まり、お盆の時期に稲刈りを行います。
日本の平均的な栽培暦と比較すると、ちょうど一カ月早いといったところでしょうか。
この時期の現地研修では、生育の確認や追肥の量などを判断するのですが、もう一つ重要なチェックポイントがあります
それは、「田干しができているかどうか?」
場所によっては分ケツが終わったくらいに干すよう指導しているところもあるようですが、ミズホではなるべく早期の田干しをオススメしています。
稲の根にダメージを与えるメタンガスなどは、田植えから一カ月もしないうちに湧いてきます。
ためしに田んぼの底の泥を手ですくって匂いを嗅いでみてください。
ドブの匂いがします
ちなみに、下の写真は4月23日田植え。
撮影日は5月24日。
右が田干しをした稲。左が水を溜めっ放しの稲です。
根量が違うのがはっきりわかりますね。
根がしっかりできていないと、美味しい米がとれないのはもちろん、倒伏やイモチ病などの原因にもなってしまいます。
また、早めにしっかり干しておくことで、稲刈り時に機械が入りやすくなりますよー
台風(大雨・風)後の処置
おはようございます。
予想外の5月の台風襲来。
春の長雨といい、『想定外の天候』が続いています。
悪天候 みんなが悪けりゃ 仕方ない
・・・ではなくてっ想定外の天候の時こそ、Mリンの効果を実感する時なのデス!
Mリンでしっかりリン酸を効かせると、細胞が詰まって緻密になりますので病気も入りにくくなります。
春の長雨で慣行が不作の中、『良いもんができたよ~』というお声も沢山伺っています
しかし!想定外の風雨で傷がついてしまった場合は、そこから病原菌が入る危険性があります
今日中に病気予防を行ってくださいネ
特にGWに定植したものは、まだ赤ちゃん
小さな傷が、後々に大きな障害を引き起こすので要注意です。
【激しい風雨後の対策】
・Pフォスタ 500倍液
・リーフアップV1 500倍液 の葉面散布
Pフォスタで細胞を緻密にし、リーフアップV1で病原菌の繁殖を抑える為に行います。
ポイントは葉面散布。
定植直後で根がまだ弱いので、根系施肥よりも葉面施肥の方が効果があります。
台風7号も不穏な動き…
もう一つ台風が来るつもりで、早めの対策を行いましょう!
<現地発・キャベツ障害 対策> 失敗経験は糧に。(文末に対策記載あり)
みなさま、ごきげんよう、でございます。おい、ミズホ、どこにいる? 今日何度も電話がありました。
はい、ここにます。 千葉にいます。銚子にいます。
(下総地域のレンコン農家さん訪問アポイントまでちょっとだけ時間があったので出張先現地からblog執筆しています)
午前、出張前に電話でお問い合わせ頂いた「Mリン1年生」のおばあちゃんが率いる農家グループ様へ、「ちょっと遅め」の出前講習会。午後は「ちょっと遅め」の、キャベツの定植中の圃場へ。
ずーっと、雨続きで定植できなかった「キャベツ苗」見てみると…
「!」
こ、これは、障害苗じゃないですか!
むむむ 。
ミズホとしての診断は、一昨日も話題に上がった「べと病」。
「ムレ苗」環境に陥った・・・「密植」・「風通し悪い」・「加湿」・「曇天降雨」・「日照量不足」のフルコースが原因、ですね、と。
話が終わるや否や即座に、畑のオーナーであるおばあちゃんは、担当者に「現場管理がなっていない!」と、ご立腹。。。
すると、、
「ちょっとまって、ちょっとまって、○○さん」
この地域のミズホMリン代理店である「たねや・高岡研究所・東庄店」の武田店長さん
「確かに管理も大事だけど、これはもっと大きな原因があるよ」
これ見てごらん・・・
「黒斑細菌病もべと病に併発」との診断。
根拠は、病班から二つの障害があるとの事。
そして、原因は一昨日に吹きさらした「猛烈な風雨」だ、とも。
これによって葉面が傷つき「ケガした部分」から一気に菌が入り、元より「ムレ苗製造中」の苗場で発症し、一気に拡大したわけです。
「これは○○さん、いいお勉強になったね」と、武田店長。
この言葉に、涙目からうなずくおばあちゃん。
だれしも予期せぬ出来事に対応しきれないことがある。それが農業。次回、同じ失敗を繰り返さなければ、この苦い経験は、必ず活きます。失敗を糧にして、前向きに「事後対応」して頂きたいと思います。
「事前にMリンで対策ができていれば、「猛烈な風雨」にもなんとか耐えられる「強い苗」もできたよ。それに、Mリン資材は「事後対策」をしっかりする事で、障害の拡大を防ぐ事もできるんだよ」
「なぁ、ミズホさん」
と、武田店長。
ミズホの代理店さんは、「頼もしい」お店さんがたくさんございます。
みなさま、どしどし、「お悩み」をご相談ください。
<今回のMリン・処方せん>
・バイオ根助 =500倍液 (病原菌抑制と根の活力を取り戻す)
・Pフォスタ =500倍液 (効くリン酸が作物体内細胞の強化)
・リーフアップV1 =1000倍液 (有機酸が更なる耐病性強化)
以上を、速やかに「葉面散布」してください。苗床・移植後を問わず、様子を見て、なるべく連用してください。
また、農薬との混用使用は、少量から混用して薬剤との相性をご確認頂ければ、安心です。
長雨対策
今日も、朝から雨
ここ名古屋では、4月に入ってから、雨が降らなかった日は、4日しかありません
作物は、日照不足や多雨によって、窒素過多で軟弱生育になってしまったり、肥料分の流亡と低温で生育不良になってしまいます
結果、軟弱徒長で病虫害の発生が多くなったり、
多雨によって根腐れ、根の活力低下が予想されます。
ですから早めの対策が必要です
窒素過多も生育不良も、リン酸を効かせ根の活性を高めることがポイントになります
< 果 樹 > (10a当たり)
●日照不足対策(開花前)
MリンPK 30~40kg、Pフォスタ 500倍、
リーフアップV3 300倍またはリーフアップV1 300倍
※ 樹勢の弱い樹は リーフA液材 800倍 を混用
< 稲 作 > (10a当たり)
●苗の徒長抑制(苗箱1枚当たり)
苗上手ブレーキB 200倍 (500ml/箱 施用)
●発根促進、日照不足対策
(元肥) MリンPK 15~20kg (元肥のチッ素量に応じて加減)
または苦土入りスーパーMリンPK 10~15kg
<促成・抑制栽培の 野 菜 >(10a当たり)
●多雨・日照不足による軟弱生育対策 および 病気対策
苦土入りスーパーMリンPK 15~30kg
リーフアップV1 500倍
(樹勢低下時)リーフアップN 500倍
または
(軟弱徒長時)Pフォスタ 500倍
※ 病気発生時、リーフアップV1は200倍で使用
< 夏 秋 野 菜 >(10a当たり)
●苗の徒長抑制
苗上手ブレーキB 400倍
または Pフォスタ 1000倍
●発根促進、日照不足対策
(元肥) MリンPK 30~50kg (元肥のチッ素量に応じて加減)
(定植時) バイオ根助 1000倍、キトチンキ 1000倍
(定植後) リーフアップN 500倍、リーフアップV1 1000倍