株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
【果菜類】冬の栽培管理
早いもので、週が明ければもう師走です
年始に立てた目標は達成できたでしょうか?
ダイエットを目標に掲げたそこの男子女子!!
忘年会シーズンです。今年中のダイエットは諦めましょう
さて、そんな一年を振り返る時期ですが、今が稼ぎ時という人も。
今回はナス、キュウリ、トマトなどの冬のハウス栽培のポイントをご紹介
●地温低下に注意!
暖房で空気は暖かくなっていても、意外と地温は上がらないものです。
地温が下がると根の活力が低下し、栄養を吸収する力が弱くなります。
●実をたくさんつけている時ほど気を抜くべからず!
実がたくさん着いているということは、それだけ作物本体に負担がかかっているということです。
放っておくと、すぐに収量がガクンと落ちてしまいます。
根の活力がない上に、冬場はカン水量が減るため、草勢の回復が容易でありません。
しかも空気が乾燥した中で草勢が低下すると、ウドンコ病などが発生しやすくなります。
そんな中、2~3年前から高知のハウス栽培地域で成果を上げているのが、
サンレッド + アミビタゴールド の混用施用。
もともと冬場の根の活性化に定評のあったサンレッドと、
低温でも吸収効率のよいアミビタゴールドを混ぜて使ったところ、
「さらに吸収効率が良くなった!」という声が多数。
サンレッドのような肥料成分のない資材はムダなものを考えられがちですが、
月に10a当たりたった1本の使用で、収量も収穫期間も増えると考えればお得だと思いますよ
詳しくはミズホまでご連絡ください。
キュウリの生産者。
10月上旬から収穫開始。
目標は来年1月下旬まで収穫。
葉がしっかりと上を向いています。
農業の偉人達
スーパーへ行くと、日本各地の新米が並ぶ季節になりましたね。
いろんな銘柄のお米が並んでいて、値段も様々です。
そんな中でも、一番多いのが「コシヒカリ」
数あるお米の品種の中でも、消費者の認知度、作付面積どちらも群を抜いた存在です。
しかも、それが何十年と続いているのがスゴイ
それだけ完成された品種ということでしょうか。
実はコシヒカリには、その誕生にドラマがあります。
コシヒカリは70年前(1944年)に、新潟県の農業試験場で交配が行われました。
しかし、戦争中ということで、その後の栽培実験はお蔵入りになったそうです。
戦争が終わった後に試験が再開され、最初に交配された世代の孫の種子が福井県の農業試験場へ送られます。
そこで栽培と選抜を繰り返し、誕生したのが系統名「越南17号」です。
しかしながら、日本各地で試験栽培を行った際の評価は散々で、劣等生扱いでした
理由は、倒伏しやすく、イモチ病に弱いという特性を持っていたからです。
特に、この時代は多肥栽培が一般的だったため、これらの欠点は致命的でした。
そんな中、食味に目を付けた新潟県と千葉県だけが奨励品種に採用します。
生まれた福井県にすら見捨てられるという不遇っぷりです
そしてこの時、1956年に「コシヒカリ」と命名されます。
福井県や新潟県などの昔の地名である「越」にちなみ、「越の国に光輝く米」という願いが込められています。
ちなみに、国主導で作られた品種には「農林○○号」という名前も付けられるのですが、コシヒカリはちょうど100番目「農林100号」という記念すべき登録名も持っています
その後、栽培技術の発展や、量より質という消費者の嗜好の変化もあり、コシヒカリは日本全国へと広がります。
福井県が奨励品種として採用したのは1972年で、16年も経った後でした。
福井県でこの「コシヒカリ」という品種を生み出したのが石墨慶一郎氏。
先月に福井県坂井市を訪問した際、地元の方から銅像があると聞き、
「農業に携わるものとして、これは行かねば!」
と思い、ありがたく拝見させていただいきました。
「差」をつけるのは、11月からの…‽!
米作りに携わっている方は、今年の収穫も終わり「新米」を目の前にしながら、どんな日をお過ごしでしょうか?
冬野菜の畑仕事に精を出している方、のんびり体を労っている方。でもやっぱり一番多いのは、「今年を振り返って、ご自分がつけた栽培記録を元に、反省・分析している方」だと思います。
「この天候の中でも、よく獲れた」
「やっぱり天気が悪くて、獲れなかった」
「食味が上がった」
「粒が小さかった」
・・・いろいろな感想、いろいろな「事実」があったと思います。
「原因」が無ければ「結果」もないですし、「反省改善」が無ければ「進歩」もありません。
確かに天候に左右されることが多いですが、全部「オテンキマカセ」では「米作りのプロ」としてはチョット物足らなくないですか?
Mリン農法には、天候を味方にする技術があります。悪天候のときほど、他と差がつく技術があります。
「悪いなりに成果があった」
「大きな声じゃ言えないけれど、ウチは良かった」
米作りは1年1回。毎年環境も違うからこそ、「やりがい」があります。
そんな皆さんの「やりがいUP」「成果もUP」のお手伝いがミズホの仕事です。
来年の米作りは、収穫が終わった瞬間から始まりました。
「差」をつけるのは、11月からの「おでかけミズホ」で!
いつでもお呼び下さい!「おでかけミズホ」
いつでも出前注文ください!「おでかけミズホ」
Mリン資材使っている方!
Mリンってよくわからないっていう方!
たまにはミズホよ顔を出せって言う方!(苦笑)
作物不問!<稲作・畑作・果樹>
テーマ不問!ご希望通りの メニューも可能!
まずは、ご連絡お待ちしています!052-763-4171へ!
http://www.mizuho.to/contact/ ←こちらからでもです
台風後の対策について
大型で強い台風18号が日本列島を通過しています
ミズホ本社のある名古屋では大きな被害はありませんでしたが、交通機関の乱れは起こっており、私も遅れて出社となってしまいました
お客様の圃場は大丈夫でしたでしょうか?被害がないのが一番なのですが、受けてしまった被害を最小限に食い止める為には早めの対策が必要です
以下にに対策方法をご紹介したいと思います
【果樹、永年作物、園芸作物、畑作物】
・葉面散布
リーフA(液剤) 800倍液
Pフォスタ 500倍液
リーフアップV1 500倍液
上記を2~3日おきに回復するまで混合散布する。
※園芸作物、畑作物の苗等の痛みがひどい場合には、寒冷紗などの被覆をお勧めします。
・土壌施肥(10a当たり)
MリンPK 20~30Kg
その後
アミビタゴールド 20Kg
サンレッド 300cc
(全面散水できる量の水に薄めて散水)
・土壌注入(10a当たり)
※作業可能な方のみ。(回復効果大)
MリンPK液肥の素 2Kg
アミビタゴールド 20Kg
サンレッド 300cc
上記を水に薄めて、200~300ccを7~8箇所/樹(果樹、永年作物)、200~300cc/2株(園芸作物、畑作物)注入する。
【水稲(晩生)】
・ 葉面散布
リーフアップV1 100~200倍液
Pフォスタ 500倍液
上記を2~3日おきに回復するまで混合散布する。
・ 土壌施肥(10a当たり)
MリンPK 20Kg
(収穫まで20日以上ある場合)
残念ながら、来週も台風が日本列島に接近する予報が出ております
万全の対策をよろしくお願い致します
自分の地域の土壌を知ろう!e-土壌図
錦織選手おめでとー!
そして少し残念
これまでは日本男子テニス選手といえば、松岡修造氏。
あの熱い性格は、周囲の温度を2~3℃上昇させる勢いです。
今年の冷夏の原因は、彼が取材で日本にいなかったからとの噂も・・・
話は変わりますが、最近ではスマートフォンやタブレットを持っている方も多いと思います。
また、農業の現場でそれらを活用する技術も普及しつつあります。
今回は無料で使えるアプリを紹介
農業環境技術研究所の「e-土壌図」
http://agrimesh.dc.affrc.go.jp/e-dojo/
上記のサイトからダウンロードすれば、スマートフォンやタブレットでも見ることができます。
アプリを起動すると、土壌の種類によって地図が色分けされており、今いる場所がどのような土壌なのかが分かります。
また、その土壌の特性も読むことができるようになっています。
写真の地域では、紫色が大部分を占めており「黒ボク土」であることが分かります。
写真左上には、川沿いに緑で色付けされた「グライ土」が見受けられます。
「グライ土」は扇状地や川沿いなどに多く、地下水位が高いことなどから主に水田として利用されています。
また、火山が多い日本では「黒ボク土」が多く、柔らかく排水性が良いことなどから、野菜栽培に多く利用されています。
ただ、日本中に多いこの「黒ボク土」
リン酸とアルミなどの金属がくっついてしまう「固定化」という現象によって、リン酸が非常に効きにくい土壌として有名です。
だからMリンカリンの固定化を防ぐ効果というのは、「黒ボク土」が多い日本においてはとても有効な技術なのです
スマートフォンなどを持っている方は、是非一度使ってみてください。
農業をやっていない方にもおススメのアプリですよ。
堆肥作りのコツ
おはようございます。
いよいよ夏休みも終わりに近づいてきましたね。
まぁ社会人には関係ありませんがね
先日、来年の春夏作に向けて堆肥作りをするという生産者を訪問しました。
この方の材料は主にバーク(木クズ)・モミガラ・鶏糞・米ヌカ。
バークは23tも用意するんだそう
写真は約半分の10t分です。
堆肥は作物の出来を大きく左右する重要なものです。
一般的に、毎年露地で2~3t、施設で4~5tの堆肥を投入することが望ましいと言われていますが、手間や臭いの問題などで、入れなかったり、近くの畜舎から直接入れる方が多くなっています。
そこで問題となるのが、炭素率や発酵度合。
炭素率が高すぎると、窒素飢餓。
発酵度合が低く、未熟な状態では、根痛みや病気が発生しやすくなります。
作物作り=土作りといっても過言ではありません。
達人に言わせれば、土を見ればおおよその収量が分かるとまで言います。
○炭素率の調整
バークなどの固い材料を使う場合は、鶏糞などの窒素分を多めに入れましょう。
バーク1t当たり、乾燥鶏糞500kgほどが適量です。
モミガラ1tであれば、乾燥鶏糞200kgほど。
鶏糞が用意できない場合は、鶏糞100kgに減らして、足りない窒素分を硫安や尿素で補ってもいいでしょう
○未熟な発酵を防ぐ
発酵菌であるバクヤーゼで発酵させれば、素早く高温にすることができます。
また、さまざまな有効菌が含まれているので、豊かな微生物環境が病気の発生を抑えます。
堆肥の発酵には温度と時間が必要なため、早めに準備しましょう