株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
夏も暑くなりそう
おはようございます
5月25日に気象庁より3ヶ月予報が出ました。
画像は気象庁HPより。
日本列島が赤いです。
6~8月は平年並みか高い気温となりそうです。
今年の夏も、暑そう
真夏にはマスクなし生活になっていると良いのですが。
ちなみに雨は平年並みとの予報になっています。
暑い夏を(作物が)乗り切るためには、今からの「根作り」が重要です。
根が地表近くで浅く張っている場合は、根が暑さにやられてしまいやすいのですが、根が地中深く、沢山生えていると暑さの影響を受けにくくなります。
根作りができるのは「今」。
野菜はMリンPK類を散布して、水をしっかり与えましょう。
キトチンキのカン水施用も発根効果があります。
今、根ができていないと、後で修正するのは難しくなります。
暑さに負けないために、がっちり根作りをしましょう
また、大きな葉を作ると葉から水の蒸散が多くなり、しおれやすくなります。
MリンPKを効かせて、小ぶりな葉を沢山作るようにしましょう。
小さく葉肉が厚い葉を作ることが、暑さ対策にもなります。
ガス害対策 その2
前回のブログでも紹介しましたガス害対策の『中干し 』について、稲の生育に大事な時期ですのでもう一度説明しちゃいます
田植え後1ケ月を迎えると発生する有害な『ガス害』
稲の根がガス害で傷んでしまうと、バランス良く栄養素を吸収できなくなってしまいます
稲は、幼穂形成期に入る時期を境に、新しい毛細根を作らなくなるため、ガス害で根が傷んだままだと、老化する根で株を維持していかなければなりません。
なので、幼穂形成期までに弱い根しか作れないと、登熟期にはますます弱い根になって、減収、乳白米、未熟粒などの品質・食味低下に繋がってしまいます
その対策として、お金をかけずにできるのが『田干し』
田んぼ全体が軽くヒビ割れるまで田を干して、有害なガスを放出させて炭酸ガスに変換させます。
それでもガスが沸くようであれば、光合成細菌がたっぷり入った『サンレッド』で、ガス害を抑えることもおすすめです
健全な根づくりは幼穂形成期までが勝負です
一度、田んぼの稲株を引き抜いて、根が傷んでないか確認してみてください
Mリン使用=益虫も増える気がする
おはようございます
名古屋は暑い日が続いています。
桜が咲く頃からGWまでは低温傾向でしたが、GW明けからは気温が上昇
気象庁の1ヵ月予報では、5~6月上旬は例年よりも暑い日が続くそうです。
急に暑くなりましたので、農作業中の熱中症には気を付けて下さいね。
さて、気温が上がって虫がたくさん出てきていますので、我々も防除を行っています。
防除をしていますと
「Mリンを使っているところは、テントウムシが多いな~」
と思います。(個人的な見解ですが)
写真はナナホシテントウの幼虫です。
アブラムシを食べてくれるナナホシテントウがたくさんいると有難いな~と思います。
幼虫だけではなく、成虫もたくさんいました
過剰窒素が多いと害虫が寄ってきやすいと言われていますが、益虫が近寄りがたいということもあるのでは?とも思います。
生育バランスを整えてあげると、益虫が寄ってきやすくなるのではないかな?と感じます。
不足しがちなリン酸は意識して補給しないとバランスが崩れます。
リン酸を補給して、害虫が近寄りにくい作物作りをしましょう!
畑用のMリンPKマグがオススメです。