株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
ジャガイモのでこぼこ。なぜ?
脱皮真っ最中の蝉がいました。
夏真っ盛りです!
農作業中の熱中症にはくれぐれもお気をつけ下さい
さて、先日、ポンっとジャガイモを渡され
『どうしてこうなった?』
・・・と、聞かれました。
ジャガイモがデコボコになってしまう原因として挙げられるのは、
①そうか病 ・・・ でも、そうか病特有のアザがありません
②黒あざ病 ・・・ 陥没したところだけでなく、周りも黒くなるはず?あざも亀裂状のはず?だから違うのでは
③塊茎えそ病 ・・・ 陥没症状の場合、表面に1cmぐらいの黒色の穴ができて、深さ1cmくらいまで変色します
ウィルスが原因で、アブラムシが媒介します。
→5~6月にアブラムシが多発。状況、症状は一致
④二次成長 ・・・ 乾燥と多湿に急激に当たると、イモが二次成長をして凸ができてしまいます
→5月の乾燥、6月の多雨というお天気から考えて、合致します
⑤皮目肥大 ・・・ 多湿になると皮目が肥大して、見た目に凹ができます
→6月の多雨が原因と考えられます
⑥シストセンチュウ ・・・ 凸凹を作るという症状は似ていますが、センチュウは根っこにシスト(殻)をたくさん作ります。
シストが見られないので、センチュウではないと考えられます。
つまり、乾燥と多湿による二次成長と皮目肥大によってデコボコが生じ、変色を伴った凹みは塊茎えそ病だと考えられます。
病気や障害はお天気と密接に関係しています
【水稲】早期落水でこんなに違う!
こんにちは。
今年は雨が多かったり、ムシムシしたりで、全国的にイモチ病の発生が多くなっているようです
葉色が濃くなっていたり、葉が垂れているような圃場では、早急にMリンPKやリーフアップV1の散布をしてくださいね。
そんなイモチ病や倒伏を防ぐ技術の中で、田んぼのガス抜きがあります。
通常、穂が出る30日くらい前に、「中干し」という作業をしますが、Mリン農法では更に一か月前(田植えから数えて一か月後)くらいでの田干しをおすすめしています。
上の画像は田植えから一か月後の姿。品種は「あきだわら」
左側が早期落水をした田
右側が落水をしていない田
田植え日時も肥料の量も同じ2つの田。
生育に若干の違いがみられます。
さらに一か月後・・・
違いがわかりますでしょうか?
左側は茎が太く、葉もしっかりしています。
右側は茎が細く、濃い緑色をしています。
米づくりをしたことのある方なら、どちらが倒伏しやすく、イモチ病が発生しやすいかはお分かりだと思います
「えっ、どういうこと?」
と思った方は、ぜひミズホまでお問い合わせください!
高知県の特産品
ブログネタありませんか~?
と、聞いて回っていたら、先週まで台風のなか高知県へ出張に行っていた営業マンからネタ提供いただきました。
何の作物かわかります?
血行促進や、新陳代謝を高めたり、殺菌効果が高く、
カツオのタタキには絶対必要なアレです。
『生姜』です。
これが、1か月前のショウガ
そして、次の写真が今現在のショウガです
長梅雨にも台風にも負けず、元気にすくすく成長しています。
その秘訣は追肥で、МリンPK。
リン酸を効かせると、樹は太く硬く、葉肉は厚くなるため天候に左右されにくくなります
高知県は、ショウガの作付け、品質、収量はトップクラス。
Мリン農法で栽培したショウガは、収量が多く、実入り、日持ちが良いため出荷先に高値で卸せるそうです
もっと詳しい情報は、機関誌『THEミズホ9月号』に掲載予定ですので、お楽しみに
夏野菜の試験栽培4
ここ二日間ほど、台風11号の影響で名古屋も雨風が吹き荒っておりました
この「荒る(すさ)」という言葉。日本神話で有名なスサノヲさんと同じ読みなんですね。元々スサノヲさんのスサは「荒れすさぶ」の意味で、荒神さんとする解釈もあります。お近くに川が流れている方は、川が蛇行している沿岸を探すと、高い確率でスサノヲさんに関係する社があるはずです。川が氾濫しないよう、荒神さんを奉って鎮めているわけですね
話がそれましたが、台風の風で作物の葉っぱや実が擦れてダメージを受けています。この作物が弱っている時が一番危険病原菌や害虫は弱ったところを容赦なく襲ってきます。作物の体力を早期回復させるには、葉面散布が効果的です(手間はかかりますが)
Mリン農法の対処ではリーフアップV1の300倍液とPフォスタの500倍液の混用が王道ですこれまで手塩にかけた作物を世に出すため、事後ケアをしてあげてください
さて、やっと本題の試験栽培です。前回ナスの初収穫がありました(前回日記)。以降の生育をお伝えします
ナスの収穫以降は三日間ほど晴れて、その後10日間ずーーーっと曇りか雨でした『雨が降ったらMリンPK』を合言葉に、通常追肥量の半分とか3分の1とか、少量に分けて複数回やっていました。
その結果が上の写真です。写真右がMリン区、左が一般リンマグ区です。比べると生育が全く違うことが分かりますね
まず「高さ」が違います。上部の花の咲いている付近を見ると分かりますが、Mリンは短いのに対して一般リンマグ区は長く伸びて徒長しています。これがMリン農法で言う、効くリン酸の見た目に分かりやすい効果です
ただ、どちらも小まめな追肥で栄養過多気味でしょうか手をかけるのもほどほどにして、かわいい子には旅をさせろ、放任にしていったん様子を見ることにしましょう
また、Mリン区は葉が内側に巻いていますし、枝もグネグネしています。どちらも成分では同じ量なのですが、一般リンマグ区はそこまで巻いていませんMリンは吸収率が良いと前向きに受け止めるとして、今後の施肥を考え直さねばなりませんね
そして、昨年も出ましたが、今年も出ました……
尻腐れ果ですきちんと対応しないと続々と出るため、ここは葉面散布のリーフアップCa
と、行きたいところですが、これは試験栽培。新たに施肥する肥料を増やすわけにはいきませんので、ここは我慢して見守るしかありません今後どうなることやら、あたたかく見守っていきます
V2施用、結果は?
日本列島に台風が近づいています・・・・7月に台風直撃、本当に心配です
被害がないのが一番なのですが、最小限に食い止められるように作物や施設の対策を万全にお願い致します
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さて、駐車場の隅っこに自生してしまったコマツナ達
前回大量のカブラハバチの幼虫の被害を受けておりましたので、リーフアップV2を施用しました
1回目は500倍液、その2日後に2回目は200倍液
その結果、見事復活しました
現在は間引きもして、成長してきたので少し畑らしくなってきたかな・・・
せっかく復活したので、これからも観察していきたいと思います
食害軽減には、ぜひリーフアップV2をおためし下さい
ちゃんと、日焼け対策してる?
「冷夏予想」はどこへ行った
と、言いたくなるような「夏の暑さ」を感じる週末でした。
そんな中、水田に露地っ畑に、現地研修ご参加頂き、ありがとうございました。
(追記:でもまだ今年の天候は読めません。長雨・長梅雨・冷夏予報には継続的にご注意ください)
晴雨に関わらず必需品ですね。
そういえば、先日の新潟県は南魚沼でこんなシーンが。
スイカの日焼け対策です。
人間だけが「日焼け」するわけではありません。
スイカも日焼けします。
「緑」が「黄色や白色っぽく」なっちゃうんです。
「日焼け対策」はこの時期大切なんですよ。
ちなみに人間は、皮膚が赤くなったり黒くなったりします。
紫外線によって皮膚が傷められている証拠。
皮膚の細胞に異常が発生し、皮膚が老化し、しみだけでなく、皮膚ガンを起こす可能性もあります。
「お肌の悩み」は、永年のテーマ。
そんなお悩みを解決してくれる事で今注目されているのが
「スイカを食べる事」です!
「スイカは水分だ」なんていう人はナンセンス!
みなさんは「リコピン」という言葉はご存じですか?
実は「リコピン」には抗酸化パワーがあり、肌を守ってくれるのです。
「紫外線」だけでなく「肌サビ」を引き起こす「活性酸素」も抑えます。
トマトに「リコピン」が沢山含まれている事で有名ですが、実はそんなトマトを超える「リコピン」量を含んでいるのが「スイカ」なんです。
スイカがスゴイのは、「リコピン」だけではありません。実は「ビタミンC」「βカロテン」「シトルリン」も含まれているんです。
スイカを作っている人は、スイカの日焼け対策を!
お肌の日焼け対策したい人は、スイカを食べましょう!
「日焼けしていない」スイカを食べて、
「日焼け対策」にスイカ・エイジングケアを!
同じスイカ食べるなら(作るなら)、Mリンスイカ!
過度に水っぽくなく、シャキシャキシャリシャリ、甘くておいしいですよー! 目指せ糖度15度スイカ!