株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
マルセイユメロン
おはようございます。
今日の名古屋は雨は降っていないものの、ムシムシしたイヤ~な気候です
湿度と気温の高い環境は、病気にとっては大好きな環境
普段イモチ病が出ていない場所でもイモチ病が発生してるそうです。
月曜のブログ記事を参考に、十分な対策をしてくださいね
さて、夏の果物といえばメロン!
先日福井のお客様が作ったメロンを食べる機会がありました。
マルセイユメロンという、福井県で主に作られている希少な品種です。
肉質は赤く、しっかりとした食感がありつつ、柔らかさもあります
通常、JAの出荷基準は糖度14℃なのですが、この生産者のものは16度以上!
全量予約販売なんだそうです。
「私も食べてみたい!」という方。
・・・・・・・・・・
残念ながら、今年の出荷は終わってしまいました
通常は6月中旬くいらからの出荷だそうなので、来年購入されたい方はミズホまで連絡ください
儲ける農家は思考が違う!!
現地を訪問していて、篤農家さんは一般人とは思考が違う!と思うことが多々あります。
儲けてる農家さんは『ココが違う』という事例をご紹介します。
アスパラガスを栽培されているAさん。
有機肥料をタップリ入れて、有効微生物も沢山入れて土作りを行っています。
『土作りは作物栽培の基本だ』ととても重要視されています。
その大切な土が、今年はちょっと違う様子・・・
きのこ が、生えてきたんです
さあ、アナタならどう思いますか?
① 長雨が続いているから仕方がない
② 未熟な堆肥!もっと発酵させてよ
③ 食べれるのかな
普通は①か勉強している人なら②といったところでしょうか。
ところがAさんは、
『食べられること』を前提に行動されるのです。
もちろんきのこですから、素人が食用可否の判断をするのは危険です。
そこでAさんはきのこを持って農協や県の窓口、農林事務所などを周り、食用となるか調べてもらっているそうです。
『今度は、県内のきのこ部会の人に見てもらうよ』
と、フットワークが軽い!!
『食べられるきのこだったら、アスパラを作りながらきのこも作って売れる!』
と、嬉々として楽しそう。
儲けている農家さんは貪欲で、栽培のチャンスを見逃さず、そして何より農業を楽しんでいらっしゃる
と思います。
イモチ病 対策
今日の名古屋は、雨。今週は、すべて雨予報です。
水稲で、この時期に長雨が続くと心配なのが、『イモチ病』
雨や曇りの日が続き、湿度が高く、気温がそれほど高くないと、稲の葉が乾きにくくなるため、イモチ菌が発生し増殖してしまいます。
そこで、おススメなのが、有機酸含有量が高い『リーフアップV1』
有機酸は、抗菌力を持ち合わせていると同時に、植物体を守る有効菌のエサにもなっているんです
さらに、光合成によって作られる有機酸は、植物の体を硬くする糖質の原料になるため、作物が強くたくましくなります
ちなみに、リーフアップV1は、畑にも有効です。葉色が濃すぎたり、葉が大きすぎたり、葉肉が薄い場合は、軟弱な生育になっているため病気にかかりやくすなっています。
早め早めの予防で、大事な作物を病気から守りましょう
夏野菜の試験栽培3
7月に入りました名古屋ではまだまだ梅雨真っ最中ですが、雨が降らない曇りが多いですでもこんな天気のときはMリンPK、よく効くリン酸の出番です「雨が降ったらMリンPK」が合言葉。ここで野放しにすると、徒長してその先の生育でいろいろな障害が出て、その場しのぎの対処療法になります。
予防よりも対処の方が作物にかかる負担も大きく、お金も多くかかります良いお医者さんはあれこれ薬を出すよりも、また病気にならないための指導をしてくれますよね。作物にとっては農家さん自身がお医者さんです毎日様子を見て、診断して、イチに予防・ニに予防、サンシがなくてゴに予防です
さて、試験栽培ですが、樹もそこそこ大きくなってきて、いろんな障害が発生し始めましたポット栽培の宿命でしょうか、私の管理不足でしょうかただ、いろいろな資料や文献で知識として知っている障害も、実際に栽培して目の当たりにすることで、初めて理解できるんだなと感じました。
まずこちら、トマトです。こちらは買ってきた土で栽培しているMリントマト。
初期の管理ミスで一番花が遅れていますが、生育障害は見られません。
そしてこちらが病害土壌の土で栽培しているトマト。
樹が暴れてなんだか不恰好な印象があります。何より下葉が黄化していますね下葉部分をもっとよく見てみると……
黄化しているのは下葉ではなく、下から4本目ですねこの病害土壌で栽培しているトマトは、次々に下葉から枯れてしまっています。これは、この土の排水性が悪く(表面にうっすらとコケが生えています)根腐れが起こって下葉が枯れてきてるのですさらに、ポット栽培で根域が制限されていて、根詰まりも起こって下葉枯れがさらに進んでいるのでしょう。
「トマトは排水性が大切」といろんなところで見聞きしますが、排水性が悪いとこうなる、という悪い生育事例となりました
次は初収穫となったナスですまずは収穫直前のMリンナス。
いい苗をゲットできなかったのか、私の初期管理のせいか、Mリンナスは一番果が二つ同時に咲きました
こちらが、収穫直前の化成肥料(8-8-8)ナスです。
こちらはきちんと一番果一つです
ナスの実は重さ80gとなったら採ることにしていまして、Mリンナスが106g、化成ナスが104gでした。こちらが実の比較写真です
①がMリンナス、③が化成ナスです。実のツヤを比べると一目瞭然。Mリンナスはツヤがありますが、化成ナスはボケていますまた、保存のためサランラップを巻いたのですが、Mリンナスにはピタっとくっつくのに、化成ナスはうまくくっつきませんでした表面から油でも出ているのでしょうか。触ってみると、Mリンナスはキュッキュと音が鳴るのに、化成ナスは音がならず、触った後手に油のようなものが残りましたこの違いはリン酸が効いて実の締まりが良くなっただけでは説明できませんが、施肥量は同じなのでリン酸の効きの違いであることは確かです
今後も試験栽培で気付いた違いをドシドシ報告していきます
カブラハバチ
駐車場の隅で大量発生してしまったコマツナ達
間引きも全くせず、暫く目を離していたのですが
そのまますくすくと成長し、一面緑のじゅうたんに
こんなに密植していてもしっかり生長するんですね・・・・
しかし、近くで見てみると不規則な穴と、触れるところっと丸くなって地面に落ちる黒いイモムシが
「カブラハバチ」の幼虫」です
アブラナ科の柔らかい葉を好むこの幼虫。
アブラナ科のコマツナのみが密集しているこの場所は楽園状態だったのでしょう
大量発生してしまっていたので、まず間引きをして「リーフアップV2」を施用しました
密植は害虫発生の温床となってしまうということを改めて実感した出来事でした
適度な株間は健全育成の第一歩ですね
「●●が止まらない」→ そんな時は…。
唐突ですが、件名の、●●に入る文字は何でしょう。
答えは、人それぞれだと思いますが…。
キュウリの「なり」が止まらない→お疲れ様です。
「笑い」が止まらない →儲かってますね。
「セキ」が止まらない →風邪ですね。
「徒長」が止まらない →MリンPK撒いてください。
とか頭に浮かんだ人もいれば…
「愛」が止まらない →WINKですね。
「悲しみ」が止まらない →杏里ですね。
「Romantic」が止まらない →CCBですね。
とか音楽が流れた人もいるかもですね。
さて本題です。
今日は『水田で、「ガス」が止まらない』方にお知らせです。
田植え後20~30日を目途にした「落水・田干し」。
しっかり「ガス抜き」出来なかった人。「水」が自由にならないから、なかなか思い切って落水管理出来なかった人。
いますよね。
まだブクブクとガスが沸いている人!
いますよね。
ガス害は、根腐れを招き地下部の健全根量を少なくします。
養分吸収量もスムーズにできません。
軟弱徒長・下葉枯れ大量発生・土台グラグラでは、「倒伏危険性・大」です。
それに、いくら地上部で分ケツを取れていても、弱った稲体では良質・多収穫も望めません。出穂→登熟→収穫に向けて、根が最後まで活力を保つ必要があります。
そんな時には、
ミズホの「エリート光合成細菌集団」=「サンレッド」がお勧めです。
サンレッド(解説) <左をクリック>
サンレッド菌たちが硫化水素ガスをエサにして急速に増殖し根を守ります。
流水施肥(=流し込み施肥)で簡単に「有害ガス」をピタっと止められます。
根腐れを抑え、根の活性を高められるので、地上部も元気回復です。
(使用目安:1本で2~3反分の量を流し込みましょう)
困っている人、ぜひどうぞ。
Mリンは「困っている人」の味方です。
追伸
「レンコン」栽培でも欠かせませんね。
茨城のレンコン産地では「サンレッド」は「ハス田んぼのヒーロー」です。
肌が真っ黒になりません。良質な「ハスづくり」には欠かせません。