株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
青田を巡回中
ワタクシ共が忙しくなる季節がやってきました。
青田周りです~!
今は調節肥の時期。
根っこを見ながら、葉色を見ながら、天気を予想しながら・・・
追肥はどうするか?
生産者の皆さんと一緒に検討していきます。
〈追記〉
今年は気温が高いせいか?ブンケツ多めの田んぼが多いです。
そして、『今年はブンケツが取れなくて悪いな~』というお話を伺いますが、よくよくお話を聞くと・・・
『隣の田んぼに比べてブンケツが取れてない』
と、いうことであるようです。
坪あたりの有効ブンケツ数はある程度決まっていますので、後で穂が確実に付くブンケツを取れれば良いのです。
Mリン稲作の理想的なブンケツ数であるのに、心配されている方が多いようですヨ。
流し込み施肥をしてみよう!
梅雨シーズン到来です
「今年は長梅雨になりそうだ」との声もチラホラ聞こえてきます。
また野菜の値段が騰がるのでしょうか
(上手な生産者さんにはプラスでしょうが。。。笑)
さて、お米はそろそろ追肥の時期なところも多いと思います。
ミズホでは出穂より数えて、35~45日前の追肥をオススメしています。
何故か?
稲の第5節間が伸び始める時期にMリンPKを効かせるためです。
そうすることによって節間の伸びが抑えられ、倒伏防止につながります
ただ、「追肥なんてメンドクサイ」
というアナタ!
流し込み施肥(流水施肥)を是非試してみてください。
水口にドサッと肥料を落とすだけ。
MリンPKは水に溶ける肥料なので心配はいりませんよ
↓こんな感じにドサッとやっちゃってください
「肥料がきちんと均等に広がるの?」
と心配する方もいると思いますが、省コスト栽培として注目され、実は補助金の対象にもなっている技術です
長梅雨になると倒伏やイモチ病の危険性が高まります
こういった年ほどMリンPKで対策を!
夏野菜の試験栽培1
九州や四国では梅雨入りが発表されました沖縄など南の方は平年よりも遅く、九州・四国は平年より早い梅雨入りとなりました。そのまま本州も梅雨入りが平年より早まるかと思いきや、名古屋の予報を見る限り、東海の梅雨入りは平年並みとなりそうです梅雨で日照不足が続きますと、作物に多大な悪影響を与えますので、しっかりとした事前準備と予防をしておきたいものです
さて、今年の夏野菜栽培は比較栽培を実施します。弊社の青枯れ菌や根コブセンチュウが大量にいる病気土壌を活用した比較栽培もやります
実施する比較栽培は二つ一つは市販の土を使っての真っ当な比較栽培(接木ホーム桃太郎・接木とげなし千両2号)で、もう一つは病害土壌を使った耐病性比較栽培(自根ホーム桃太郎)です
通常の比較栽培は、1/2000アールのワグネルポットに購入した土を入れ、Mリン農法区・一般資材区・ブランク区の三つに分け、その生育の差を記録します。
耐病性比較栽培では、1/2000アールのワグネルポットに病害土壌の土を入れ、自根のトマト苗を用いてMリン農法区・通常栽培区の二つに分け、発病までの期間や発病後の生育を記録します。
さて、どのような結果が出るか、Mリン区だけ過保護にならないよう気を配ってがんばるぞと、声を大にして言いたいところですが、設置して栽培を始めた早々に問題発生……
風で根元からポッキリ
折れたのは通常栽培のブランク区と耐病性比較栽培のMリン区のトマト苗です。いろいろと手を打ちましたが回復の兆しは見えず……出鼻をくじかれましたが、残ったものの管理に注力していきます
研究室のおしごと
今日は久しぶりの雨模様でしたね
こちら名古屋でも朝から雨で、雨が上がった今は植物達が元気さを取り戻しているように見えます
今日は研究室でのおしごとを少しご紹介します。
今はバクヤーゼKの品質を確認するために、菌数の測定を行っています
バクヤーゼKを滅菌水に溶かしたものを用意して
この液を菌たちが好む栄養たっぷりの寒天培地の上に塗りつけます
これを、一定温度で培養させると、菌たちが元気いっぱいに繁殖し始めます
私はその菌の群集(コロニーといいます)の数を数えるのです・・・
野鳥の会のようなカウンターが欲しくなりますね(笑)
皆様に品質のよい商品をお届けできるように、陰ながらがんばっていきます
田んぼに行くということ。
6月になりました。
米作りに関して言うと、ようやく田植えが済み、一段落という方も、さぁこれから田植えだ、という方もいると思います。
いずれにしても「今年も(今年こそ!)、良いコメ作るぞ!」という思いは皆同じだと思います。
でも… 「結果が違う」
では、何が違うのか?
その年の気象条件、圃場毎の土壌環境等もあるとは思いますが、数多くの作り手を見ていると、共通して言える「差」があります。
その一つは「どれだけ田んぼを観察したか?」です。 そして、その「我が子」である「稲」の「生育状態」をどれだけ観察し、その都度、適切な「手」を打ってきたか?
干ばつの時、低温の時、日照不足の時、高温多湿の時、長雨の時、「稲の状態」はどう変化しているのか?
稲は口に出してアピールできません。
「おーい、おとうさーん、今、〇〇な状態だぞー」って、言えません。
田んぼに行くということは「我が子の状態を観察する」ということ。
米作りは「水管理」が非常に大事です。
「水管理」は、「養水分供給」「保温」「雑草抑制」等の生育に影響を与えます。
水を溜めっぱなしにせず、時々落水して水を入れ替える事で、根に酸素供給と土中の有機物の分解を行うことが出来ます。
田んぼは水平ではありません。高い所、低い所があります。
高い所は水が無くなると土が見えてきます。
また、田んぼの土質によっても水の減り方は、全然違います。
1枚1枚の田んぼ、全て頭に入れておく必要があります。
人の田んぼと、自分の田んぼは違います。
人の子と、自分の子は違います。
水見する、田んぼに入る、稲に触れる、根の状態を見る、葉色を見る、分けつの数を数える、など等…。
「我が子」をビデオカメラで動画録画するように、「我が稲」も、その生育状態をよく観察し、記録し「何を欲しがっているのか」をかんがえて、「次の一手」を打ってください。
田んぼに行くということ。もう一度、よく考えて下さいね。