株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
サツマイモの芋ヅルの植え付け
おはようございます!
夏野菜の定植も終盤ですね!
5月末~6月初はサツマイモの定植!
そこで、サツマイモの芋ヅルの植え付けについてのプチ情報です
サツマイモは芋ヅルを土にさします。
茎が出ているところから根が出て、芋になります。
ですから、沢山イモを採りたい場合は舟形にして土をかぶせます。
写真のように植えたとすると、9箇所からイモが出てくるので多収穫!
でも、これだと活着できなかった場合は全滅。
リスクも多いですね
次は苗の数を増やして植える方法。
写真のように、葉を三枚毎でツルを切ってから直挿ししても良いそうです。
こうすると、苗の数が2倍になります。
植え付け数を増やして、収穫量を増やすという作戦です。
さて、定植する際に使用すると良い資材が・・・
あるんです
イモヅルを定植してから、素早く根っこが出た方がもちろん◎
定植する前の日に、Pフォスタの1000倍液に漬けておくと、リン酸を吸って活着が良くなります。
更に、オススメなのが、リーフSGのドブ漬け。
葉からの蒸散を抑えて、ツルが枯れ上がってしまうのを防ぎます。
干ばつ、凍結時に使えるので、一つ持っておくと重宝しますヨ
田植えから一カ月以内に干す!
先日、四国地方へ水稲の現地研修に行ってきました
お邪魔した地区では追肥の時期。
「え?もう?」
と思う方もいるかもしれませんが、この地区では4月上旬から田植えが始まり、お盆の時期に稲刈りを行います。
日本の平均的な栽培暦と比較すると、ちょうど一カ月早いといったところでしょうか。
この時期の現地研修では、生育の確認や追肥の量などを判断するのですが、もう一つ重要なチェックポイントがあります
それは、「田干しができているかどうか?」
場所によっては分ケツが終わったくらいに干すよう指導しているところもあるようですが、ミズホではなるべく早期の田干しをオススメしています。
稲の根にダメージを与えるメタンガスなどは、田植えから一カ月もしないうちに湧いてきます。
ためしに田んぼの底の泥を手ですくって匂いを嗅いでみてください。
ドブの匂いがします
ちなみに、下の写真は4月23日田植え。
撮影日は5月24日。
右が田干しをした稲。左が水を溜めっ放しの稲です。
根量が違うのがはっきりわかりますね。
根がしっかりできていないと、美味しい米がとれないのはもちろん、倒伏やイモチ病などの原因にもなってしまいます。
また、早めにしっかり干しておくことで、稲刈り時に機械が入りやすくなりますよー
ピンクの卵
徳島へ水稲の現地研修を行った営業マンより、この写真、何かわかる?と軽いテスト問題
もちろん、知ってます。稲の天敵『ジャンボタニシの卵!』
流水施肥の現地研修会場のあちらこちらで発生していたとか。
稲を食害するジャンボタニの卵は、抜き取って駆除するしか方法はありませんが、実は、ミズホ会員さんのなかは、天敵のジャンボタニシを生きた除草剤として駆除せず活用している農家さんもいらっしゃるんです。
その秘策は、ガス害対策の『田干し』。
ジャンボタニシが泳いで稲を食べ散らかさないように田干しをし、稲の背丈が伸び、雑草が生えてきたら、水を張ります。するとジャンボタニシは、背の高い硬くなって食べずらくなった稲よりも、柔らかく食べやすい雑草を好んでたべてくれるのです。
ちなみに益虫としてジャンボタニシを活用している農家さんは、完全無農薬として、高価格で米の取引をされているそうです。
一段落のコマツ菜の花5
次第に日差しが強くなり、名古屋でも日中は真夏日に近い気温の日がチラホラやって参りました朝晩と日中の温度差に人も植物もやられないよう、気を配っていきたいところです
さて、長らく圃場を占有していたコマツナの種取りができました
このような種が数えきれないほど生っていました種取り時、ざっと数千粒はある種の多さにもびっくりしましたが、野菜売り場で見かけるものとは違った、コマツナの野性味のある姿にびっくりしていました。それがこちらの写真です。
茎を切り取った後なので上部がボコボコしていますが、まるで大根のような太い根太さにすると直径12センチありますが、この太い根でさえ、種の取れる最終的な体を支えきれずに倒れてしまいました。それだけ多くの種がなったということでしょう (種取りに向かない品種ということもありますが )
さて、これでやっと圃場が空きました。収穫したら土作りMリン農法では収穫と土作りはセットの作業です。次の野菜栽培への準備をしていき、昨年の雪辱を晴らすべく準備します
お米の贅沢な使い方
先日、当社の社員研修の際に昼食を頂いたお食事処がなんと酒造でした
そちらでお聞きした酒米のお話。
日本酒はグレードが上がると精米歩合が変わります。
精米歩合とはお米の【磨き】具合。日本酒作りでは精米のことをお米を磨くと言うそうです
数字が小さいほど純度が高くなります。
純米酒で70%以下(30%磨くということ)、大吟醸では50%以下となり、
なんとお米を半分以上磨いてしまうのだそうです
なんて贅沢
磨いたときに出た粉が糠ですが、この糠も磨きの度合いで使用用途が違うのだそう。
100~89%を赤糠→肥料として使用、糠漬けの糠床など
88~78%を中糠→飼料などに使用
77~67%を白糠、66%以下を上白糠→上新粉として食品材料(米菓や白玉の原料など)
大切な酒米、全て余すところなく使われているとのこと
お米を磨いた後が気になっていたので、それを聞いて安心しました
ちなみに、Mリン農法で作ったお米はデンプンがしっかりと入って食味良好
お酒はデンプン(糖)を酵母菌が醸して作られるので、きっと美味しいお酒ができるはず
今回はMリン米のお酒ではありませんでしたが、ぜひMリン米のお酒を飲んでみたいなと感じた体験でした
ナメクジに困った朝は…
気候が良くなってきたこの季節、「ヤッカイモノ」について電話頂きました。
「ナメクジ」です。
暗くなるとゾロゾロ出てきます。
新芽・花びらを食害します。
朝になったらビッシリとその「痕跡」が…。
今日はそんなナメクジ対策についてコバナシを。
「ナメクジ」といえば「誘引殺虫剤」という方が多いかもしれませんが、「ビール」を飲ませると言うのも一興です。
ペットボトルの底を切り取り、そこに「ビール」を入れておきます。
するとビックリ!
ナメクジさんは、ビールを飲みにやってきます。そしてビールに酔ったナメクジさんは「酔って溺死⇒昇天」します。ドイツの現場ではよく使われる方法だとか。
農作業を終えて、飲んでおいしい「おビール」。
もし、朝のその残りがあれば、使ってみるのも一つです。
もちろん、ミズホ資材では「リーフアップV1」がおススメです!
リーフアップV1チラシ (←ここをクリック!)ムシさんが、嫌がる天然由来成分が入っています!
もちろん、耐病性強化にもってこいです!