株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
台風(大雨・風)後の処置
おはようございます。
予想外の5月の台風襲来。
春の長雨といい、『想定外の天候』が続いています。
悪天候 みんなが悪けりゃ 仕方ない
・・・ではなくてっ想定外の天候の時こそ、Mリンの効果を実感する時なのデス!
Mリンでしっかりリン酸を効かせると、細胞が詰まって緻密になりますので病気も入りにくくなります。
春の長雨で慣行が不作の中、『良いもんができたよ~』というお声も沢山伺っています
しかし!想定外の風雨で傷がついてしまった場合は、そこから病原菌が入る危険性があります
今日中に病気予防を行ってくださいネ
特にGWに定植したものは、まだ赤ちゃん
小さな傷が、後々に大きな障害を引き起こすので要注意です。
【激しい風雨後の対策】
・Pフォスタ 500倍液
・リーフアップV1 500倍液 の葉面散布
Pフォスタで細胞を緻密にし、リーフアップV1で病原菌の繁殖を抑える為に行います。
ポイントは葉面散布。
定植直後で根がまだ弱いので、根系施肥よりも葉面施肥の方が効果があります。
台風7号も不穏な動き…
もう一つ台風が来るつもりで、早めの対策を行いましょう!
シバザクラ
こんにちは。
長い連休も終わってしまいましたね
次は7月の海の日まで連休ないですし・・・
6月も祝日がほしいー!
さて、この時期は田んぼの畦や家の庭に、赤や紫、白の花をよく見かけます。
地面に這うように密集して咲いている姿が特徴的なシバザクラです。
本当にどこにでも目にする花で、当たり前すぎて逆に目に入らなくなっている感すらあります(笑)
本来は「花詰草」というそうですが、「シバザクラ」という呼び方が定着しすぎて、別名扱いになってしまったようです。
たしかに地面一面に咲き乱れる様は、芝と桜のようですね
各地にシバザクラの名所と呼ばれる場所はあるようですが、写真はそのへんの畦に咲いてたものです
畑のにんにく
会社の駐車場のすみっこで中国出身のMさんが育てているニンニク
今年は日照不足もあり、昨年と比べると少々サイズは小さいですが、病気もなく、すくすく成長しております
日本ではニンニクは乾燥させて保存性を持たせたものも流通するのが主流ですが、中国では若取りして生で味噌をつけて頂くことも多いとのこと軸の白色部分も柔らかいので生で食べるそうです
刺激的な辛味が美味しいそうですが、胃腸に自身のない私はちょっと手が出ないです・・・
辛味が印象的なニンニクですが、実はとても糖度が高いのです若取りしたこちらのニンニクでも17.9度
通常の収穫の目安で31度以上。高いものですと40度~50度になるものもあるそうです糖度が高いニンニクのほうが旨みも強いようですよ
しかし、ニンニクがこんなに甘いイメージはないとおもいますが、なぜ糖度が高いのでしょう・・・・?
実はニンニクに含まれている糖質は「多糖類」。多糖類は麦、蕎麦、玄米などにも含まれており、味覚的には甘いと感じにくい糖質なのです逆に果物などに含まれる甘い!と感じる糖質を「単糖類」といいます
単糖類は摂取すると急激に血糖値が上がってしまいますが、多糖類は体内に吸収されるのがゆっくりなので、血糖値の急上昇は起こりません。そして、脳の栄養源として最も適しているそうです
さらに持続力もあるそうなので、これからの季節にはもってこいの作物ですね
サヤが膨らんできたコマツ菜の花4
4月も残すところ一週間ほどとなりました。ここ名古屋では、長雨・日照不足から一転、ポカポカの陽気が続いていて、日中は25℃を超す日も増えてきました天候不良の影響が目に見えて出てきている頃に、いい天気になると、今まで十分にできなかった光合成をし始めます。作物がしっかり光合成できるよう、肥培管理と根づくりを今一度見直してみてはどうでしょうか
さて、会社の畑に植えていたのびのびコマツナです花が順調に咲き誇り、アブラナ科の黄色い花を異様な背丈で咲かせていた我がコマツナ。このまま何事もなく種取りまで進むと気を抜いたのが良くなかったのでしょう
忘れもしません。嵐のような天候だった4月20日。長雨が続きコマツナも参っていたのでしょう。出社してみると……
ポッキリ折れていました元々種を取る用ではないにしても、生長を見守っていた側としては悲しい限りです。ここまで大きい株になると、風の影響が大きくなり、こういう結果につながったのでしょう。支えをしておかなかったのを反省しています。
折れた部分の拡大です。折れてパックリ割れていますが、中の維管束はまだつながっている様子。これは種取りまでなんとか保てるかと思い、病原菌にやられないよう、折れた部分に木酢液(バイオ根助)の10倍液を塗布しました
作物が物理的な被害を受けた時には濃い木酢を塗布して、殺菌と有機酸の補給をしてください
追伸:数日後様子を見に行くと……茎は折れていますが、まだコマツナは生きています。そのとき気づいたのがこちらの写真。
根元がとても太いですね大きなブロッコリーの茎と同じくらいの太さがあります。いつも食べるのは若葉とはいえ、あのコマツナがこれだけ茎が太くなる作物だったとは知らず、勉強になりました。
<現地発・キャベツ障害 対策> 失敗経験は糧に。(文末に対策記載あり)
みなさま、ごきげんよう、でございます。おい、ミズホ、どこにいる? 今日何度も電話がありました。
はい、ここにます。 千葉にいます。銚子にいます。
(下総地域のレンコン農家さん訪問アポイントまでちょっとだけ時間があったので出張先現地からblog執筆しています)
午前、出張前に電話でお問い合わせ頂いた「Mリン1年生」のおばあちゃんが率いる農家グループ様へ、「ちょっと遅め」の出前講習会。午後は「ちょっと遅め」の、キャベツの定植中の圃場へ。
ずーっと、雨続きで定植できなかった「キャベツ苗」見てみると…
「!」
こ、これは、障害苗じゃないですか!
むむむ 。
ミズホとしての診断は、一昨日も話題に上がった「べと病」。
「ムレ苗」環境に陥った・・・「密植」・「風通し悪い」・「加湿」・「曇天降雨」・「日照量不足」のフルコースが原因、ですね、と。
話が終わるや否や即座に、畑のオーナーであるおばあちゃんは、担当者に「現場管理がなっていない!」と、ご立腹。。。
すると、、
「ちょっとまって、ちょっとまって、○○さん」
この地域のミズホMリン代理店である「たねや・高岡研究所・東庄店」の武田店長さん
「確かに管理も大事だけど、これはもっと大きな原因があるよ」
これ見てごらん・・・
「黒斑細菌病もべと病に併発」との診断。
根拠は、病班から二つの障害があるとの事。
そして、原因は一昨日に吹きさらした「猛烈な風雨」だ、とも。
これによって葉面が傷つき「ケガした部分」から一気に菌が入り、元より「ムレ苗製造中」の苗場で発症し、一気に拡大したわけです。
「これは○○さん、いいお勉強になったね」と、武田店長。
この言葉に、涙目からうなずくおばあちゃん。
だれしも予期せぬ出来事に対応しきれないことがある。それが農業。次回、同じ失敗を繰り返さなければ、この苦い経験は、必ず活きます。失敗を糧にして、前向きに「事後対応」して頂きたいと思います。
「事前にMリンで対策ができていれば、「猛烈な風雨」にもなんとか耐えられる「強い苗」もできたよ。それに、Mリン資材は「事後対策」をしっかりする事で、障害の拡大を防ぐ事もできるんだよ」
「なぁ、ミズホさん」
と、武田店長。
ミズホの代理店さんは、「頼もしい」お店さんがたくさんございます。
みなさま、どしどし、「お悩み」をご相談ください。
<今回のMリン・処方せん>
・バイオ根助 =500倍液 (病原菌抑制と根の活力を取り戻す)
・Pフォスタ =500倍液 (効くリン酸が作物体内細胞の強化)
・リーフアップV1 =1000倍液 (有機酸が更なる耐病性強化)
以上を、速やかに「葉面散布」してください。苗床・移植後を問わず、様子を見て、なるべく連用してください。
また、農薬との混用使用は、少量から混用して薬剤との相性をご確認頂ければ、安心です。