株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
土作りで排水改善!
おはようございます
先日鍬で畑を耕していたら、勢いをつけすぎて(?)鍬の先が吹っ飛んでしまいました
皆さん、農作業中の事故には十分注意しましょう。
ところで、名古屋市周辺はカチカチに硬い黄色土が多いです。
教科書どおりなら、『黄色土=果樹が最適』 となりますが、
色々な都合で畑にしたり、水田にしたりします。
特にこの辺りは、
『いい焼き物が作れるんじゃない?』
というくらい、粘土質。
意識して土作りをしないと、排水性、保肥性、保水性のいずれも悪い畑となります。
排水性が悪く、雨が降った後はしばらく沼になることも
そこで!
土作り資材であるバクヤーゼK、もしくはバクヤーゼの登場
土作りが早く進んで、ふかふかの土になります。
私も沼になって仕方がない畑で、バクヤーゼKを使用したところ・・・
排水性が改善されて、雨が降っても沼にならなくなりました
何年もかけて土を作るのも良いですが、農を生業とするにはスピードも必要。
堆肥+微生物+微生物の栄養を使うことで、土作りの時間が短縮できますヨ。
雪の下の稲ワラ
おはようございます。
2月に入ってもまだまだ寒い日が続きますね
さて、地域によっては、田んぼが雪に埋もれてる場所もあるかと思いますが、
雪の下はどうなっているのでしょう?
長野県のある田んぼ。
20センチほどの雪をかきわけると稲株が出てきました。
まだ少し生きているように、茎がしっかり残っています。
これは隣の田んぼの稲株。
違いが分かりますか?
こちらは茎が黒くなってヨレヨレになっています。
実は、一枚目の写真は稲狩り後に起こしただけの田んぼ。
二枚目の写真は稲狩り後にバクヤーゼKを散布した田んぼ。
二枚目の方が、稲株の分解が進んでいるのがわかると思います。
稲ワラや稲株の残渣は、田植え後のガス害の原因となり、根腐れや、
それに伴って倒伏やイモチ病、収量・食味の低下につながります。
ですから、こうやってバクヤーゼKでしっかりと分解を促進してやる必要があるのです。
なかなか冬の田んぼを見る機会は少ないと思いますが、
雪の下では、微生物くんたちが暖かくなるのを待ちながら、ゆっくりじっくりと働いているのです
苗づくりにお勧め資材
今日の日本農業新聞に『14年家計調査』の記事が載っていました。
記事によると、食料支出は微増したものの、米の購入数量、支出金額ともに減少していました。
農業に携わり、毎日3食、お米を食べている米好きとしては、何とも残念な結果です。
とはいえ、高品質のお米の需要が高いのも事実です。
ミズホは、農家の○○さんが作った美味しいお米を食べたら、もう他のお米は食べられない!と言ってもらえるお米作りを応援しています。
ということで、『苗半作』という言葉もあるように、美味しいお米作りに重要な『苗作り』のポイントは、3つです
比重の重いモミを選ぶ
薄まきにする(1箱当たり催芽モミ100~120g)
ガッチリ苗を作る
腰の低いガッチリ苗は、根張りが良く、太い分ケツを取ることができます。
ということで、『苗上手 ブレーキ』でリン酸効かせてガッチリ苗を作りましょう
土壌医検定試験!!
昨日の15日(日)、土壌医検定試験を受けてきました
検定を受けるミズホ社員は、名古屋会場の名古屋大学へ
久しぶりの大学の雰囲気と試験にドキドキでしたよ
本日会社で一緒に受けた社員と内容について話しましたが、
重箱の隅をつついたような内容と選択肢にたくさん惑わされ、
受かるか、落ちるか、結果が出てみないと分からないね・・・とスッキリしない感じです
出題問題を思い出してみると・・・
食品リサイクル堆肥に関しての選択問題
有効態ケイ素が米の収量や品質向上に効果を発揮する理由についての選択問題
石灰飽和度の計算問題
土性と性質についての選択問題
などなど、多岐に渡りました。
まだまだ勉強が足りないですねー・・・・
何はともあれ、試験は終わって気分爽快
試験準備で前日のバレンタインは何もできなかったので、今日は帰宅後チョコでも作りましょうかねー(笑)
雪が降ってるどうしよう…
そうだ講習会しよう!
暦上では立春となりました名古屋では日中暖かい日も多くなり、昼間だけは春の到来を感じられる日が増えてきました。ところで「小春日和」という言葉。お恥ずかしながら、春になる手前の時期・暖かくなりつつある時期のことを指す言葉だと思い込んでいました。本来の「小春日和」は[11~12月の初冬の暖かい日]を意味するそうですそんな「小春日和」改め春日和とは打って変わって、ちょうど寒波が来ている降雪日に、恵那市にて野菜作りの講習会を開催しました
来場していただいた農家さんに、いろいろお話を伺っていると、みなさん共通のお悩みは連作障害、次いで虫害でした連作障害は土壌の微生物バランスが崩れることで発生し、発生までの流れは以下のようになります
①栽培作物の残渣や排出物をエサとする微生物が集まります。
②同じ科の作物ばかり作っていると、集まる微生物が固定され、その他の微生物を抑えてどんどん増殖します。
③作物に悪影響を与える微生物の数が、良い影響を与える微生物よりも増えてしまうと、連作障害が発生します。
連作障害を改善するには、土壌の微生物種類を豊富にし、良い影響を与える微生物多くに棲んでもらうことが必要です。衆人環視で悪行を抑えるのと同じ考えですバクヤーゼKや新ぼかし大将など、良い微生物がたっぷり入った資材を使い、土作りをしながら微生物の補給を行いましょう
虫害では軟弱徒長の影響が大きいため、ガッチリとした防御力の高い作物を作ること・健康に育てることが対策となります。不摂生で新陳代謝の悪い人間が、病気にかかりやすいのと一緒ですね。作物でも人間でもそうですが、弱っている時には悪い虫が付きやすいものですからね軟弱徒長の改善にはリン酸を効かせ、代謝を高めることですリン酸には
講習会の帰り道、近くのMリンユーザーである棚田保存会の方のところにお邪魔させていただき、農業現場の有意義なお話を聞かせて頂きました。今年も様々なことに挑戦するとのことで、Mリンで後押しができるよう、ミズホもがんばらねば、と気を引き締めたところです
そんな中、雪で厚化粧をして出迎えてくれた棚田は、青青しい季節とは違う凛々しい姿で綺麗でした
この雪の下、バクヤーゼなど微生物がゆっくりと活動し有機物を分解しているかと思うと、微生物の凄さに改めて感心してしまいます
【追伸】本日2月13日は名古屋でも一時的に大雪でした
大粒の雪がしとしと降っていますが、まったく積もらないのが名古屋。雪が降っていても気温が適度にあるので、着地と同時に溶けてしまうのですバレンタインデーより前のホワイトデー。しかも積もらない雪とは、恋人たちにとってはいい演出となったようです
<余談> 復活の「じいじ」の野菜は、「とと」のおかげ
今朝も寒い朝ですね。「最強寒波襲来」とか。
思い出します一年前。
関東出張中、激甚災害指定となる大雪がありました。
収穫期間真っ盛りのイチゴハウスが倒壊し、筆舌に尽くし難いご苦労を沢山の方が味わいました。
早いもんで、あれから一年。
昨日行った展示会内講習会で、1年ぶりにお顔を見せてくださったおじいちゃん。
たった一日で、1年の苦労の成果分の収入を失った悔しさ悲しさ、再建までの道のりの険しさを思い「ミズホさん、もうやめるよ…」と電話を頂いたおじいちゃん。
じいじ:「おお、ミズホさん、太ったなぁ」 と、第一声 (笑)
ミズホ:「あ、ハイ(汗)… あれ、どうしたんですか?」
じいじ:「どうしたって、話聞きに来たんだよ」
ミズホ:「??」
じいじ:「孫がまた作ってって言うからさぁ」
お孫さん:「じいじの野菜はおいしいよ」「ととよりおいしい」
とと(お父さん):「おじいちゃんにはかなわないよ」
聞くと、おじいさんショックで寝込んでいたんですが、兼業農家の息子さん(おとうさん)が、米を作りながら、直売所に野菜を出荷しながら、お孫さんの声に後押しされ、以前より規模を縮小してハウスを再建されたとか。
イチゴ歴は長いのですが、Mリンに出会ってからは3年。お父さんのお米の味が変わってきたからと始めたMリン。
じいじ:「今年は苗作り頑張らなきゃなぁ。孫のためにまたお世話になるよ」
…豪快に笑うおじいちゃん。隣で微笑むお父さん。
お孫クン、キミの体は、じいじとととと、ばあばとははのおかげでできているんだよ。ととも、じいじに負けないお米と野菜をつくっているからね!