株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
サツマイモの天ぷら
台風も去り、秋が深まりました。
台風の被害はありませんでしたでしょうか。
昨日から急に涼しくなったので、凍えています
皆様、体調を崩さないように気をつけてくださいネ
ミズホでお仕事をしていると、美味しい農産物に出会うこともたくさんあります。
先日、出張先の事務所ではサツマイモの天ぷらを作っていました
『 掘りたてだよ~』
というサツマイモは、おっきくてホコホコ。
サツマイモは事務所の隣で栽培されていました
栽培好きな所長さんを中心に、皆さんで栽培されているそうです。
更に、サツマイモの天ぷらに合うのは
『抹茶塩』
とも、教えていただきました。
抹茶のほろ苦さと、サツマイモの甘みが絶妙で合うんです
美味しい栽培方法もあれば、美味しい食べ方もある。
情報交換って大事だな~ と、思いました。
台風後の対策について
大型で強い台風18号が日本列島を通過しています
ミズホ本社のある名古屋では大きな被害はありませんでしたが、交通機関の乱れは起こっており、私も遅れて出社となってしまいました
お客様の圃場は大丈夫でしたでしょうか?被害がないのが一番なのですが、受けてしまった被害を最小限に食い止める為には早めの対策が必要です
以下にに対策方法をご紹介したいと思います
【果樹、永年作物、園芸作物、畑作物】
・葉面散布
リーフA(液剤) 800倍液
Pフォスタ 500倍液
リーフアップV1 500倍液
上記を2~3日おきに回復するまで混合散布する。
※園芸作物、畑作物の苗等の痛みがひどい場合には、寒冷紗などの被覆をお勧めします。
・土壌施肥(10a当たり)
MリンPK 20~30Kg
その後
アミビタゴールド 20Kg
サンレッド 300cc
(全面散水できる量の水に薄めて散水)
・土壌注入(10a当たり)
※作業可能な方のみ。(回復効果大)
MリンPK液肥の素 2Kg
アミビタゴールド 20Kg
サンレッド 300cc
上記を水に薄めて、200~300ccを7~8箇所/樹(果樹、永年作物)、200~300cc/2株(園芸作物、畑作物)注入する。
【水稲(晩生)】
・ 葉面散布
リーフアップV1 100~200倍液
Pフォスタ 500倍液
上記を2~3日おきに回復するまで混合散布する。
・ 土壌施肥(10a当たり)
MリンPK 20Kg
(収穫まで20日以上ある場合)
残念ながら、来週も台風が日本列島に接近する予報が出ております
万全の対策をよろしくお願い致します
秋冬野菜栽培への道【第1話】
徐々に肌寒くなってきました温かいご飯がおいしくなってきたのと反比例して、財布が寒くなるのは私だけでしょうか
さて、夏野菜栽培後、秋冬野菜栽培に向けて畑を手入れしました。秋冬野菜のだいたいの見当を付け、それに向けて土づくりです会社の畑は7㎡なので、使う資材は少量です。ですが、手元に機械類を置いていないため、作業は全て人力です(笑)バクヤーゼ100gと米ぬか15kg、自前の堆肥を全体に広げ、30~40cm耕起しました(このとき手の皮がむけたのはナイショです)。そして菌の繁殖のために散水。
適度に水分を補給しつつ、一ヶ月ほどかけて残さ処理を・・・したいのは山々ですが、いろんな都合でそうはいきません10日間ほど置いたらさっそく秋冬野菜の種まきです
現在の畑の様子がこちら。夏野菜がきれいさっぱり片付きました。適度に散水し、次の実りを期待して・・・。次回は種まきをお伝えします
コンニャクイモは、こんな感じで収穫期へ…。
以前、このブログで、「グロテスクな作物」というタイトルのBlogがあがったのを覚えている方はいるでしょうか?
コンニャク、です。
でもこれは「板コンニャク」。ご存じない方もいるかもしれませんが、「コンニャクイモ」を粉(荒粉→精粉)にして、水と凝固剤(水酸化カルシウム or 貝殻焼成カルシウム)を加えて成形したものを茹でてから熟成させて、冷まして出来上がったものなんです
※参考ページ→http://www.konnyaku.or.jp/dekiru/index.html
ちなみに…
出来立ては、こんなカンジでイカのように真っ白です。イモ本来の味と、もっちもちの弾力があって、ノドゴシサイコーなんですよ。生ずりコンニャクは日持ちがしないので、コンニャク農家さんだけがその年の掘り取りしたてを口にできる贅沢な逸品なんです
ちょこっと前置きが長くなりましたが、今日のタイトル、「コンニャクイモの収穫期」についてお話しします。
6月に植えつけられたコンニャクは、夏の暑い時期を乗り越えたっぷり光合成をしてタマ(球茎)にマンナン価を蓄積させ、10月を迎えると「成熟期」に入ります。健全だった緑の葉っぱも茎も徐々に黄変し、やがて傾斜し倒伏し始めます。この頃から、「離層」といって、「球茎」・「葉柄」・「基根」・「吸枝」・「生子」がだんだん分かれていきます。そして枯れが進むと最後は地上部は朽ちてなくなり地下部のイモだけになります。
そのイモを収穫(掘り取り)します。(イモ=タネイモとウリダマイモ)
この「健全な緑の葉っぱ」が、「黄変し枯れ」て「離層し終末期を迎える」期間こそ、イモの肥大率も最大になり品質も向上する期間。
葉っぱがまだ緑の状態で「早めの掘り取り」をしてしまうと、養分転流しそこなった窒素が残ってしまい、イモの充実不良で、不良球になり病害を招きます。
つまり、「青立ち株」状態で放置せずに、「黄熟」させて「成熟期」を迎えさせなければなりません。
ただでさえ「窒素過多施肥栽培」のコンニャクイモ。しっかりリン酸が効いてないといつまでも窒素が効いています。
特に倒伏後の「青立ち期間」が長いと、球茎・生子の充実が悪くなるだけ。
そんなとき…
有用なのが「Pフォスタ」や「MリンPK液肥の素」の葉面散布材。
週末Pフォスタ葉面散布して、
イッキに窒素消化を進めるだけでなく、細胞を締めるので、イモをより固くして耐病性強化と共に重量もずっしりとします。
そして…大変な「掘り取り作業」が大面積の方は、11月からクリスマスシーズンまで2カ月も続きます。
この時点で不良イモが多いと病気伝染し、選別作業が煩雑になってしまいます。
単に秀品率=歩留まり向上だけでなく、大幅なコスト削減にもつながります。
「ねぇあなた、使ってててよかったね、Mリン」
・・・去年Mリン栽培1年目から好成績を上げた、コンニャク農家の若奥様の重みのあるお言葉でした