株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
ジャガイモの植え方
こんにちは
名古屋は2~3日おきに雨。
自分の畑は、乾きません。
先日、沼と化した畑を見てボーゼンとしました
2~3日晴れたくらいじゃ水が引きません!畑にバイオ健太クンを入れろ
畑の土から悪臭が出てます!サンレッドを散布しろ
会社には先生がたくさんいるので、アドバイスがすぐもらえます(笑)
さて、先日、『種芋を植えるとき、芽を上にした方が良いか、下にした方が良いか?』という問い合わせをいただきました。
正解は、どちらでも良い
でも、ちゃんと理由があるんですよ
例えば、ジャガイモなら。
普通に芽を上に(切り口を下に)植えた場合は、根っこの生えが良くなります。
根っこの生えが良くなるので、活着が良くなります。
そのかわり、芽が沢山出てくるので秀品率の高いイモをとりたい場合は、芽かきをしっかりしなければなりません。
こちらはちょっと邪道な方法。
芽を下に(切り口を上に・要は逆さまにして)植えた場合は、強い芽だけが地上に出てきます。
弱い芽は土の上に出て来れませんので、自然の力で強い芽を選択してもらえます。
でも、種芋の状態によっては、普通に植えた時よりも活着が悪くなることもあります。
どちらを選ぶかは圃場の状態や種芋の状態を見て判断してみて下さい。
実際に春作のジャガイモを、芽を下にして(切り口を上にして)植えてみたところ・・・
すべてから芽がでて、元気に育ちました
MリンPKを土寄せ毎に施肥したら、沢山収穫することができました。
これに味をしめて、秋ジャガイモの植え付けも計画中です。
秋ジャガイモは気温が高い時に植える為、切らずに植えます。
切り口の向きでどのように生育が変わるかは、春ジャガイモでお試し下さい
自分の地域の土壌を知ろう!e-土壌図
錦織選手おめでとー!
そして少し残念
これまでは日本男子テニス選手といえば、松岡修造氏。
あの熱い性格は、周囲の温度を2~3℃上昇させる勢いです。
今年の冷夏の原因は、彼が取材で日本にいなかったからとの噂も・・・
話は変わりますが、最近ではスマートフォンやタブレットを持っている方も多いと思います。
また、農業の現場でそれらを活用する技術も普及しつつあります。
今回は無料で使えるアプリを紹介
農業環境技術研究所の「e-土壌図」
http://agrimesh.dc.affrc.go.jp/e-dojo/
上記のサイトからダウンロードすれば、スマートフォンやタブレットでも見ることができます。
アプリを起動すると、土壌の種類によって地図が色分けされており、今いる場所がどのような土壌なのかが分かります。
また、その土壌の特性も読むことができるようになっています。
写真の地域では、紫色が大部分を占めており「黒ボク土」であることが分かります。
写真左上には、川沿いに緑で色付けされた「グライ土」が見受けられます。
「グライ土」は扇状地や川沿いなどに多く、地下水位が高いことなどから主に水田として利用されています。
また、火山が多い日本では「黒ボク土」が多く、柔らかく排水性が良いことなどから、野菜栽培に多く利用されています。
ただ、日本中に多いこの「黒ボク土」
リン酸とアルミなどの金属がくっついてしまう「固定化」という現象によって、リン酸が非常に効きにくい土壌として有名です。
だからMリンカリンの固定化を防ぐ効果というのは、「黒ボク土」が多い日本においてはとても有効な技術なのです
スマートフォンなどを持っている方は、是非一度使ってみてください。
農業をやっていない方にもおススメのアプリですよ。
新入社員の夏野菜栽培 其の9
名古屋では8月25日あたりから雨天曇天が多く、急に涼しく秋らしい日々となっています農業関係者にとって、秋と言えば収穫の秋、しかし今年は月見も大きなイベントとなるようです9月8日は中秋の名月、9月9日は今年三回目のスーパームーン当日晴れていたら夜は空を眺めて、優雅に過ごしてみたいと思います
さて、前回食用ホオズキの収穫まで追った栽培日記ですが、今回はナスの更新剪定後について書いていきます。
更新剪定後、ナスが新葉を芽吹かせていたのはよかったのですが・・・パプリカにも青枯れが発生しました毎年のこととは言え悲しい限りです・・・菌がいるのが分かっていても対応できないふがいなさを感じました・・・。
こちらはパプリカの茎で青枯れ菌を確認した写真です。
青枯れ菌は、感染した作物茎の根に近い部分を切り取って水につけると確認できます。写真に白いもやのようなものが見えるでしょうか。それが青枯れ菌です以前、トマトが青枯れ病でダメになったときにも同じ確認作業をしたのですが、写真撮影には失敗しました。今回は記録に残し、来年も同じことの繰り返しにならぬよう、しっかりと対応を考えていきたいと思います
日照不足や雨の多い時は虫や病気が増えるもので・・・オクラに水を遣っていたら、なんだか葉の形がヘンテコなことに気付きました
あれーオクラの葉ってこんなにスリムだったかしらんいえ、そんな訳はありません。これはハマキムシ(ワタノメイガ)の仕業です。葉が筒状に巻かれるのが特徴的で、被害が出たらすぐに分かります。
別アングルからもう一枚。巻かれた葉の中に糸状のものが張り巡らされ、そこに幼虫のフンとおぼしき黒い粒粒があるのが見えます
発生が多いときはほとんどの葉がこの状態になり、葉が食べ尽くされてしまいます。露地栽培では比較的多くみられる虫害で、出来るだけ発生初期に防除を行うのがポイントです。ハマキムシによって葉の面積が減り、光合成能力が低下したことで、鉢植えのオクラの生育がピタッと止まってしまいました
今は物理的に除去し、新しい葉のため硫安と苦土入りMリンPKを施肥して様子見ですが、そろそろ夏野菜栽培の引き際を考えなければ、と思う今日この頃でした
前回の栽培日記はこちら
新入社員の夏野菜栽培 番外編2
新入社員の夏野菜栽培 番外編
前回、ナスの更新剪定を行ってうまく新しい芽が出てきたところまでご報告しました。
その後、ナスは順調に枝を伸ばして、
現在こんな状態です
両側にしっかりと枝を伸ばし、花芽もたくさんついています。
さらに左下には小さな実もできています
今のところ大きな害虫の被害も見られないので、
今後も健康に育つように管理をがんばりたいと思います
一方、もう1本のナスは・・・・
写真だと後ろのオクラと被ってしまい、
わかりにくくて申し訳ないのですが、
半分が枯れてしまっています
半身萎ちょう病ではないかと思われます・・・
更新剪定の為、枝を落として弱くなっていたので感染してしまったのでしょうか
とても残念ですが、残り1本はバイオ根助などを使用し、
根を強くして、病気にかからないように気をつけていきたいと思います
美味しいね、だだちゃまめ。
じゃじゃーん。
エダマメ? えぇまぁ、確かにそうですが…
実はこれこそ This is the だだちゃまめ. です!
「エダマメの王様」
と言われる所以は、何といってもその旨みと甘味噛めば噛むほど口の中に広がるその味わい。それはもう、茹でているときからトウモロコシのような香ばしく甘い香りが立ち込めるほど。
見た目は小粒で不恰好ですが、独特の香り、甘味、コク、旨みが次から次へと口の中を押し寄せ、夏の農作業の後のビールのお供には欠かせません
「だだちゃ」とは山形県庄内地方の方言。「親父」「お父さん」という意味。諸説ありますが、エダマメ好きのお殿様が毎日鶴岡から取り寄せては「どこのだだちゃ(オヤジ)の豆だ?」と聞いてことから「だだちゃまめ」と名付けられたとか。ちなみに「お母さん」のことは「ががちゃ」と言うとか
この「だだちゃまめ」は、山形県の「農事組合法人 庄内産直センター」さんで作られた逸品です。もちろん、Mリンによって、バランスのよい土づくりから始まってきっちりリン酸を効かせた健全生育を行っています。
見逃してしまうほど小さな花が咲いた後の実の肥大期から収穫に向けての最後の仕上げの品質向上には、葉面散布材「Pフォスタ」と「リーフアップCa」を最初は薄めの1000倍液から、葉の色が少しずつ変わってくるのを確認しながら500倍液で数回葉面散布。
この最後のひと手間で、甘味もさらに豊かになり、風味も感じる秀逸な「だだちゃまめ」が出来上がります。
食べたい人いたら、ミズホまでご一報あれ!っていいたいところですが、今年は完売です。スミマセン、また来年。。。