株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
キボシカミキリ
私、見ちゃったんです……。
今朝、会社の駐車場の草取りをしていた時のことです。駐車場に生えているイチジクの枝が枯れかけていましたので、思い切って折ってみたんです。そしたら……
寝床の中でゆっくりとくつろいでいらっしゃる方が
ご尊顔を拝見……立派なアゴですね話は逸れますが虫類はひっくり返っているとき、とてもコンパクトに体を折りたたんでいるのは何ででしょうね。節は痛くならないんでしょうか。
さて、話を戻します。この虫、調べてみると「キボシカミキリ」と言うようです。イチジクや桑などクワ科植物にとっての害虫です。
キボシカミキリは6月ごろから羽化し始め、木の幹や枝に傷をつけ卵を産み付けます。卵は10日ほどで孵化し、幼虫は木の中をトンネルを掘るように食べるので、木が弱り枯れてしまいます。
樹勢が弱くなると加害されやすくなるので、樹勢の維持がポイント。チッ素を効かせつつリン酸も効かせて高い樹勢を維持しましょう
イチジクなど、枝にこのような木屑や穴がある場合は要注意ですよ
イネヨトウ
先日、イネヨトウが発生している田んぼを見ました。
葉が枯れ上がっているのは、イネヨトウの食害のせい。
根元を食べて、葉を枯らせてしまいます。
根元からやさしく抜くと、虫が出てきます。
この虫はあまり移動しないので、畦際3列くらいまで食害したら成虫になって飛んでいきます。
害としてはそれほど大きくはなりませんが、成虫で越冬するため、成虫を増やしてしまうと次の年に大発生してしまいます。
成虫を増やさないためにも、ある程度の対策は必要です。
数がそれほど多くない場合は、手で取り出してつぶすのが一番の対策なのだそう。
また、雑草内で越冬しますので、周りに雑草がない環境をつくることも対策の一つです。
台風一過~大雨対策は事前に行いましょう~
台風8号の被害により被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
いち早い復旧を願っております。
ここ、名古屋でも台風8号を警戒しておりました。
風が強いだろうから・・・と、会社の桃担当は桃の実を台風前に収穫していました。
雨も降りましたが、今まで降っていなかったので恵みの雨となったようで・・・?
ただ、どか雨は困ります。
今まで乾燥していたのに突然雨が降ると、植物もビックリ。
突然の大量の雨は、作物を枯らしてしまいます。
対策は、雨が降らない期間もきちんと水遣りをすること。
MリンPKを入れて、根作りをしっかりして、吸える状態を作ること。
それから、田や畑の排水性をよくすること。
溝きりや暗渠パイプの設置などは、大雨のときに『やっておいてよかった』と思うものです。
日ごろからの管理が大切ですね。
ところで水にも人間に対する致死量があるそうです。
65kgの人間で、10~30リットルの水が致死量になるのだそう。
やっぱり、人も植物も同じなんだと考えさせられますね。