株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
春はアスパラ
春はアスパラ
やうやう芽吹く大地は、少しあかりて、
緑だちたる茎の太く伸びきたる
知的ぶってみましたが、ちょっと無理がありましたね・・・
先日、長野県伊那市のアスパラ生産者様を訪問した際に、
とれたてのアスパラを頂きました
この地域のアスパラは、ハウスによる半促成栽培を採用しており、
春に収穫を開始し、5月下旬くらいに立茎させながら、
そのまま10月いっぱいまで収穫を続けます。
つまり、この時期に出てくるアスパラは初物という訳です
夏のアスパラよりも、柔らかく食べやすいのが特徴です。
アスパラ農家さんが家庭で食べるオススメの味!
一つは醤油を少しつけて焼いただけのもの。
アスパラの風味と味を楽しめます
もう一つはアスパラとモヤシの和え物。
味付けは、カツオと醤油、ごま油のみですが、これが美味しい!
モヤシのシャキシャキ感と、アスパラの甘く柔らかい歯触りがたまりません
今しか味わえない旬の味をどーぞ!
MリンPKの工場でお手伝い
こんにちは。
先週は2日間に渡って、岐阜県の工場でお手伝いをしてきました
理由は、増税前ということも影響しているのか、
注文が多すぎて生産が追いつかなくなってきたから!
【倉庫で出荷を待つMリンPKシリーズ】
普段は社内で資料作りをしたり、出先で講習会や生産者訪問をさせていただいてますが、工場でのお手伝いは、入社間もない頃の工場研修以来です。
当然素人ですから、機械に材料をセットしたり、袋詰め、箱詰めなどの簡単な作業
作業をする中で、改めて気づかされることもありました。
特に、リーフアップNにはいろんな原料が入ってるんだなってことを改めて実感しました。
配合する材料が多くて大変!
リーフアップNは、主に生育促進材として説明されることの多い葉面散布資材ですが、実は、ホウ素、マンガン、鉄、亜鉛、モリブデンなどの微量要素もしっかりと入ってるんです
「ドベネックの要素樽」という考え方をご存知ですか?
簡単に言えば、”一つでも足りない要素があると、全体がそれに引っ張られてしまう”というものです。
例えば、生育が進まないからといくらチッソをやっても、
他に足りない成分があれば意味がないんです。
そして近年不足気味なのが、微量要素なんですね。
堆肥などの有機物の投入が減っていること、
土作りがしっかりできていないことが主な原因だったりします
リーフアップNはそこまで考えられた資材だったんですね
大雪が水稲に与える影響
こんにちは。
名古屋は昨日の大雨から一転、お天気です
ただ、風が強いので、台風一過のような様相です
昨日、岐阜県の坂折棚田を訪問しました。
岐阜県も昨日は大雨。
棚田を流れる小川も激流となっていました。
今年は、こちらでも雪が多かったそうです。
岐阜県恵那市は夏でも冷たい水が流れて、美味しいお米がとれる土地柄。
冷たい水のおかげで、高温障害はあまり出ないのだそうです。
ところが、雪が多いと、夏の水がいつまでも冷たい。
そうすると、稲が青立ちして未熟な稲穂になってしまうのだそうです。
そこで水が冷たい場合は、小川の水を一旦パイプに通して温めてから田んぼに入れるのだそうです。
普段雪が降らないのに大雪となった地域では、夏の水が例年より冷たい可能性も?
生育具合を注視して、対策を行ってください。
ブドウの一文字仕立て
こんにちは。
今日の名古屋は寒く、先ほどまで雪がチラついていました
寒暖を繰り返すことで少しずつ春に近づいていく訳ですが、
作物にとっては生育のリズムが乱れやすく、栽培管理には注意が必要です
チッソ(アクセル)とリン酸(ブレーキ)を上手く使い分けましょう
さて、先週の金曜日に愛知県内のブドウ農家さんを訪問しました。
この方、昔ブドウの裂果に悩んでいたところ、MリンPKと出会ったんだそうです。
ポイントは、雨が降りそうなときに施肥すること。
しかも、雨よけハウスの周辺にMリンPKを撒くのがいいんだそうです。
理由は簡単。
水は乾いたところへ行こうとするので、周辺に撒いておけば、
MリンPKが溶けた水が下からハウス内へ浸み込んでくるという仕組みです
そんなブドウ作りのベテランが、今年チャレンジするのがブドウの一文字仕立て。
イチジクにも似たような仕立てがありますね。
ブドウの場合、真横に伸ばした枝から出たツルを上へ誘引します。
そしてツルの真ん中付近で実をつければ、体の正面で作業が出来て非常に楽になるという算段です。
通常のブドウ棚では、上を向いての作業になるので、非常にキツイのだそうです。
しかも、ジベレリン処理、摘果、摘粒など、作業工程がてんこ盛り
文章では分かりづらいという方、続報を取材していきますのでお楽しみに