株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
モミが弱くなっています
遅い時間のブログ更新となりました。
さて、今年気になる問合せが
『イネのモミが変色した』
という問合せ。
7月の長雨、日照不足の影響からモミが例年よりも薄く、弱くなっているかもしれません。
モミの変色の原因は糸状菌=カビ。
長雨で多湿状態が続くと発生しやすいようです。
被害が軽いうちはモミの変色だけで済みますが、被害が重くなると玄米まで変色してしまいます。
秋雨が続くなど多湿状態が続くと広がってしまいますので、モミの色が変色していて、まだ収穫日が先だという方は防除しておいた方がよいかもしれません。
また、幼穂形成期に日照不足となった場合は、モミが薄くなる可能性が高くなります。
収穫までにモミが割れて、中の玄米が水に当たってしまうこともあります。
上の写真のモミの一部に割れが見られるのは分かりますでしょうか?
ここから雨が入ってしまうと発芽してしまいます。
発芽には注意をしてください。
対策は、幼穂形成期の日照不足時にはMリンPKを多めに散布すること。
また、それまでにしっかりと根を張らせておくことが重要となります。
実は、稲の根作りはすでに始まっています。
ワラや稲カブをしっかりとバクヤーゼKで分解して、根が張りやすい環境を作っておきましょう!!
稲の刈り取り目安
まだまだ暑いですね。今日の名古屋は30度近く上がりそうです。
9月中旬を迎えようとしているのに、この暑さは、たまりません
ここ何年も気候の変動が激しく、稲刈りをする時期を見極めることが難しくなってきています。ミズホにも稲刈りの時期を相談される生産者さんもいらっしゃるぐらいです
刈り取りのタイミングは、
米の品質や食味の良し悪しが決まるため、とても大切です
理論上は、
コシヒカリの場合、出穂後の積算温度が、1,000℃ぐらいになったら刈り取りの時期といわれています。
実際は、
刈り取り時期の判断は、稲ワラではなく籾全体を見て刈り取り日を決めましょう
稲穂を見る場所は、畦から5 列くらい入ったところで、平均的な生育をしている 株を選びます。
チェックポイントは、
① 籾の色
② 籾の厚さ
③ 枝梗の色
④ 葉の色
具体的には、
一株の稲穂を脱粒して、よく混合します。
すべての籾と青籾の数を数え、全籾数に対する青籾の比率が、青籾比率になります。
青籾数÷全籾数×100 =青籾率
青籾率が 10~ 15 %の範囲になった時が収穫適期とされています。
刈り取りの結果、
乳白米や同割れ、青米が多ければ、それは、根が弱っていたかもしれません
根が弱っていると、栄養や水が最後まで吸収できないからです。
次作は、最後まで栄養と水が吸えるように強い根を作っていきましょう
強い根をつくる第一歩は、『土作り』
『バクヤーゼK』で稲ワラや稲株などを分解処理して、腐植化をすすめガス害を軽減させていきましょう
秋の訪れを感じる風景
おはようございます。
大きな台風が通過しましたが、皆様の地域はご無事でしょうか?
二十四節気では大気が冷えてきて、露ができ始めるころという「白露」を過ぎましたが、今週は残暑が厳しそうですね。
先週末に電車に乗っていたら、コンバインを何台も見かけました。
良い天気で大雨の前ということもあり、稲刈り日和となったのでしょうか。
どこに出かけても、首を垂れる稲穂を見かけることが出来ます。
日差しはまだまだ強いですが、日陰に入ると真夏とは違って涼しさを感じます。
また、すすきが風になびく姿は秋の訪れを感じさせます。
山の頂から見えるひつじ雲は秋の雲ですが、向こう1ヶ月は平年より高い日が続きそうで、残暑を乗り切れるように体調管理に気を付けてください。
北海道 品質向上のキメテ!
9月下旬頃より稲の刈り取りが待っています
今年の稲は、気温や日照不足などの影響で、不稔やシラタが多く出ているようです。
青米も多く見られ、登熟の進みもあまり良くありません
登熟促進にPフォスタ 100~300倍液を数回散布し、収量の確保を目指しましょう。
Pフォスタの散布は、収量だけでなく糖度や品質を高めるのに非常に有効です。
生育期間中の使い方は、窒素過多・徒長防止・着果促進・耐病性など様々な場面で使用します。
通常は、500倍液位で散布しますが、収穫直前の作物には、濃い倍率で数回散布するのがポイントです
果樹や果菜類など、これから収穫を迎える作物にお奨めです