株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
病虫害予防に注力すべし!
台風9号が沖縄、九州の西側を通過していきました昨日はその余波がミズホのある名古屋にも襲い掛かり、急な通り雨で湿度が一気に上がりムシムシと体力を奪われる日でした週末から週明けにかけて台風10号の影響が出てきそうで、まだまだムシムシと湿度の高い状態が続きそうですので、この雨の止んだ貴重な時間を有効に活用していきたいものですまた、台風10号の影響が大きい九州地方、四国西部、中国西部では、物理的な風対策と共に台風通過後のケア、リーフアップバリア 500倍液にて「耐病性強化」を図って下さい
さて、ムシムシにかけて「虫」ですこのブログでも何度も取り上げていますが、今年は暖冬の影響で当初から「虫が多い年」と予想されていました。案の定、例年よりも虫の発生が多く、予防対策を実践されてきた方は被害は少なく、多くなってから対処されている方は大変なご苦労をされている状況です何事も、想定されることは「予防!予防!」。それで何も起こらなかったら御の字、という気持ちの余裕が肝心なのかなと思いました
果樹のカメムシが多く見られ始めています。また夏秋野菜の病害や秋冬ネギ等の害虫も例年より多く被害が出ている模様です。
害虫に関しては適期の防除と共に耐病性強化・薬害軽減のためリーフアップバリア 500倍液を連用葉面散布して下さい。病害予防はリーフアップバリア 500倍液+リーフアップCa 500倍液の混用葉面散布を連用し、耐病性強化を図って下さい。
その他、詳細は当社までお気軽にお問合せ下さいネ。
ラニーニャ現象が発生する、かも?
はようございます
名古屋は毎日暑いです。
さすがに35℃を越してくると、動きが鈍くなってきます。
やはり35℃を越す場合は、屋内でおとなしくしていた方が良さそうです
さて、暑い秋を迎えていますが
『ラニーニャ現象』が発生する可能性があるかも?
という、予報が出ています。
ラニーニャ現象とは太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より低くなる現象です。
ラニーニャ現象になると『冬の気温が低くなる』可能性が高くなります。
今年は寒い冬となるかもしれません。
そこで今年の秋冬作の注意点は『徒長苗』を作らないこと。
徒長苗を使うと根張りが悪くなるだけでなく、葉や茎の細胞が大きくなり、暑さ寒さに弱くなります。
まずは徒長せずに、細胞が密に詰まった苗を作ることが寒さ対策になります。
MリンPK(粉)を培土1リットル当たり3~5g入れるとガッチリ苗になります。
それでも抑えが効かない場合は、Pフォスタ000倍液を葉面散布して下さい。
もちろん、その後の管理も徒長しないような管理が必要になります。
秋雨前線が活発になるようでしたら、MリンPK類を散布して下さい。
9月いっぱいは例年よりも暑い日が続くようですので、茎や葉が伸びやすいお天気です。
徒長させないように管理を行って下さい。
冬の厳寒期対策は9月~始まっています
梨
福島県の生産者さまより今が旬の梨をいただきました
品種は、『幸水』。シャリシャリ感と上品な甘みで日本梨を代表する品種の一つです。
梨は大半が水分ですが、たっぷりと含まれる果糖に疲労回復効果があるので、夏バテ気味の方には、ぜひとも摂ってほしい果物です。
糖度を測ってみたところ13.6度なるほど甘くて美味しいわけです
という事で、糖度向上と着色促進におすすめの施肥は
MリンPK 40~50㎏(10当たり)と
葉面散布 リーフアップCa 500倍液+Pフォスタ 500倍液 混用です。
収穫をこれから迎える果樹には、まだ間に合いますのでお試しください
とある田んぼの風景
おはようございます。
ここ数週間の暑さの所為で、我が家のプランター作物は悉く調子が悪くなっています。
駄目になったプランターはさっさと諦め、土作りをして冬作に備えようと思います。
唯一頑張っている茄子は、秋まで孤軍奮闘、なんとか調子を維持できそうです。
先日、ふらっと歩いていたところ、とある田んぼに出くわしました。肥料ムラで、向かって左側より右側のほうが色が薄くなっています。
また、別の田んぼでは、↓↓↓倒伏していました。
MリンPKを施肥しておけば倒伏を防げたと思いますが、きっとミズホのお客様ではなかったのでしょうね。
暦の上では処暑を過ぎ、台風が多くなるとのことですので、残暑や台風にはくれぐれもご注意ください。
愛知みかんの生育状況
ミズホのある名古屋は、梅雨明け以降ずーっと天気が良く、気温もぐんぐん上がっておりますこのとっても暑い夏は先週でやっとひと段落というところで、ホッと胸をなでおろしています今年は極端な梅雨の長引きと集中的な豪雨、そして梅雨明け以降の急激な気温上昇と、何事も急激に動いています。今までの地球環境とは大きく変わってきている様相です古来より脈々と受け継がれてきた農業技術。その根本は変わらないのでしょうが、現代の農業技術の考え方は柔軟に変えていかなければ、気候変動にやられてしまうのは目に見えています気象災害は年々深刻さを増しているように感じます。新たなチャレンジに踏み出すための猶予期間はあまり長くないのかもしれません。
さて、ミズホでお世話させてもらっているみかん園の管理に行って参りました
みかんの樹も暑さに参っているようです果実の肥大も進んでいますし、梅雨明けから降雨がないカンカン照りで、水分不足の様子です。樹勢の低下とともにカイガラムシ被害も多く見られ、黄化した葉の密度の高いところには必ず群生していました。群生の仕方も葉が密になっている所を起点に、その周辺の枝までビッシリという感じで、これほどまでに多く付いているのは初めてですそれと共に今年はバッタが多いです。同地区の水稲では、ウンカが過去10年で最大の発生数ということで注意報が出ていますが、幸いみかんの葉の食害はほとんどありません。でも、農作業していてバッタが飛んでいる状況は気分のいいものではありませんね…。
ところで、今の宮川早生の肥大状況はSSサイズくらいまで大きくなっています。日当たりのすごくいい実は部分的に着色しているところもあり、もうじき玉伸びが止まるという段階でした少々遅いですが仕上げ摘果をしてきましたので、今後は今の着果を減らさず肥大させ、果実品質を向上させるための葉面散布を連用していくところです現状では干ばつと着果負担で樹勢が低下していますので、アミビタゴールドVer5のカン水とともに、リーフA液材800倍液、およびPフォスタ500倍液の葉面散布を行い、樹勢回復と品質向上を進めていく予定です