株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
泡の謎
おはようございます
先日、ミカンの生産者様を訪問しました。
今年はちょっと遅めの生育。
散乱しているように見えるミカンは、サルの食い散らかし。
熟れたミカンから食べられてしまうそうです。
ところで、『今年はほ場内の水が泡立つんだけど、何故?』と聞かれまして。
ミカンのほ場ですから、ほぼ山の上の方。
工場排水が入るわけでもなく、生活排水から洗剤のようなものが入ることもない。
サポニンがあると泡が立つことがありますが、サポニンが大量発生???
・・・で、調べましたら。
『植物プランクトンが多く発生して、多糖類を生産すると泡立つことがある。』
のだそうです。
栄養状態が良いと植物プランクトンが多く発生するようですので、ほ場内の栄養状態が良いとも言えますし、何等かの気象条件で植物プランクトンが大量発生する原因があったのかもしれません。
とりあえずは、悪いものではなさそうでホッとしました。
樹上脱渋柿
和歌山県の柿の生産者さんより、立派な柿をいただきました
箱を開けて、まず大きさにビックリ
通常よりもひとまわり大きいサイズで豪華さがあります
そして、皮を剥いてまたビックリ
果肉が黒っぽい
説明文によると、果肉が黒っぽくなっているのは、渋みの成分タンニンが溶けずに残った褐斑で、「甘みの証拠」とのこと。
この柿は、和歌山県伊都地方特産の「たねなし柿」を、樹になっている状態で、一つ一つ袋掛けをして渋抜き処理をした丁寧に作られた柿なのです
早速いただいてみると、なるほど甘くて風味があって美味しい
20年以上柿栽培一筋に取り組んできた、こだわりの生産者さん、ありがとうございます
ちなみに、こちらの生産者さんも糖度、日持ち向上にMリンカリンを自家配合したMリンPKをご利用いただいております
適期に刈取りましょう
エルニーニョ現象の影響かは分かりませんが、11月も半ばになるのにも関わらず最高気温が20℃を超える日が多々あります昼間は長袖1枚でも少し動けば暑い、といった日和です。個人的に秋が長いのはうれしいのですが、暖かい日が長引くと露地作物の生育が前倒しになることが懸念です
秋から冬にかけては根作りMリンPKの元肥はお使いいただいたと思いますが、生育が前倒しに進みそうなときはPフォスタの葉面散布をして、体作りよりも根作りに進むよう調整してください
さて、先日のブログでミズホの新人くんが「セスバニアの刈取り」を書いていましたが、その別報になります。大きく育ったセスバニアですが、タネまきは6月27日に行っています。そして刈取りを行ったのが11月7日。その栽培期間は……133日!完全に刈取りが遅れてしまっています
タネの説明には「草丈1.5~2メートルになったらすき込んでください。すき込みが遅れると茎が固くなります」と記載されています。今年の生育ではタネまきから85日で草丈2メートルになっていましたので、3ヶ月で刈取りというのが一つの基準ですね
こちらが刈取ったセスバニアの根元で、ちょっと太い部類のものになります。直径は両サイドが3センチ、真ん中が2.6センチです。これだけ太いと分解に時間がかかるとは思いますが、有機物の生産量は十分確保しましたので、来年の作付けに向けて着々と準備を進めて行きたいと思います
エルニーニョ現象発生!
おはようございます 9日の気象庁の発表によると、平成28年以来、2年ぶりにエルニーニョ現象が発生したとのことです 少なくとも来年の春まで続く可能性が高く、通常は1年程度続きます
ご存知の方も多いとは思いますが、エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけての海面水温が平年より高くなり、異常気象を引き起こすと考えられています 日本では暖冬、冷夏になりやすいです
参考までに、エルニーニョと逆の現象がラニーニャ現象で、太平洋赤道付近の海面温度が下がり、日本は厳冬、猛暑となりやすいです 最近では平成29年秋から今年の春にかけて起こり、ちょっと時期はズレますが、今年の夏が記録的な猛暑でした
まずはこれからの冬の気温を注視していきたいと思います
話題は変わり、とある植物園の温室で、身近な食べ物ながらなかなか見れない植物を撮ってきました
バナナ
カカオ(カカオポッドを発酵させればチョコレートの原料に)
コーヒーとアセロラは実がついてなかったので、時期を変えてまた行ってみたいと思います
カリンがたっぷり
ある日会社に来たら何だか部屋が良い香り…
香りの正体はこちらでした。
コンテナいっぱいのカリンです。社員の1人のお宅のお庭で採れたとのことで、今年は豊作庭木なので残念ながらMリン使用ではありませんが、虫害も少なく比較的キレイ
おすそ分け頂けるとのことでしたので、数年前にカリン酒を漬けましたが、アルコールだと夜しか飲めないので、今年は砂糖漬けにしてシロップを作ってみたいなと思っております
カリンはそのままだと渋くて食べられないため、熟したタイミングが分かりにくいです未熟なものを調理すると、出来上がっても渋みが残ってしまうことも…
シロップを作ったりする場合も熟してから調理するか、1日前に丸ごと煮ておくと良いようです
熟したものの見分け方はこちら
全体が明るく濃い黄色になる
表面がベタベタとしてくる
香りがとても強くなる
ここのところ朝晩と日中の気温差が大きいですね私も少し喉が痛いので、カリンで喉を守りたいとおもいます