株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
梅雨の本格化の前にMリンPK
6/21の水曜日は、愛知県の梅雨入り後、二回目の雨となりました梅雨らしいしとしとした雨ではなく、台風のような風の横殴りの雨で、梅雨っぽい天候を実感できていませんただ、今まで乾燥していたところに雨が降ったことで、急激に湿度が上がりました。人間もムシムシしてて体力を奪われがちですが、作物も同じです。この状況の中、作物が弱ってしまっていると、カビ系の病気が一気に蔓延します日頃からMリンPKなどでリン酸を効かせて、ガッチリとしていて体力のある姿にしておくことが予防になります。また、体力を消耗している部分には、リーフアップバリアやPフォスタなどの葉面散布でガッチリ姿へのサポートをしておくと安心です
さて、試験圃場のミカンは花芽の時期を過ぎまして、真緑の幼果が肥大中です
写真は6/20の様子で、前述の雨予報の前日です。それまで、しばらく雨が降らず乾燥注意報も出ていたくらいで、水不足気味で実がゴワゴワしていました
前回の花芽のブログ記事から一ヶ月経過していますが、その間に雨が降ったのは7日間で合計64mm。そして冒頭の6/21の降雨量は55mmで、前30日間の85%ほどの雨が一日で降ったことになります。つまり、一気に多くの水分を吸収するため、生育が急激に旺盛になります
「こんなこともあろうかと~」(どこかの科学者が言いだしそうなセリフですが)、雨予報の前日の6/20に、苦土入りスーパーMリンPK、MB動物有機ペレットを散布しておきましたリン酸の効果で生理落果と裂果にブレーキをかけつつ、これからの暑い季節に向けてお弁当を持たせた、という考えです。
天気予報が曇雨天ばかりの時は、前もってMリンPK類を施肥しておくことが、あらゆることの予防と、品質向上に繋がりますので、やらなきゃ損です
季節外れの天候ゆえ
本来は梅雨入りして雨が多くなっている今頃。今年の東海地方は梅雨らしいお天気にはならずカラッカラ
対して沖縄地方は大雨になってしまっているようですね
最近は本当に天候が読めず、当社の実験圃場もカラカラ状態です
季節外れの乾燥で、登場する害虫も変わっており、ナスの葉の裏を除くと「アザミウマ…」
高温や乾燥を好むので、本来は梅雨明けからの出現が多いのですが、既に発生してしまっています
他には「ハダニ」もいる様子…これも高温乾燥で多い害虫なのですが
一先ずリーフアップバリアで対策をしました
植物をよく観察して、例年通りではなく早め早めの対策が重要ですね
キュウリで成果が見えた!
おはようございます
営業担当は、現在現地指導の真っ最中!
水田も、畑もにぎやかになってきました~
今年からMリンを使い始めて下さったユーザー様のところに調子を伺いに行きました。
キュウリで比較栽培をされているところ。
左が化成肥料(普通のリン酸、カリウム肥料)、右がMリンPKです。
化成肥料のほうが茂っていてよさそうに見えるのですが・・・
上の写真は普通のリン酸、カリウム肥料を使った区画のキュウリ。
節間が長く、花の数もまあまあというところです。
Mリンを使用していただいたところでは、節間が短く、花数が多く感じられます。
実際に、Mリン区の方が「収量が多い」とのことです。
樹は小ぶりになるけど、たくさんとれる!とご評価いただきました
ところで。
写真の端々に写るネギ。
気になりますね~(笑)
実はこれ。害虫予防のために植えてあるもの。
コンパニオンプランツといって、違う種類の植物を一緒に植えて害虫を寄せにくくするという方法です。
こちらではネギとキュウリが一緒に植えられていました。
減農薬で栽培したい場合に有効です
房採りトマト
リコピンがいっぱい詰まってそうな、美味しそうなトマト~
このトマトは、『房採りトマト』と言って、
中玉サイズのトマト6~8個つけた房のまま収穫し流通する珍しいトマトなんです。
腐らせず、すべてを完熟させて収穫するのは、生産者の腕の見せ所です
が、しかし……
昨年9月の大雨で圃場が冠水
JAの職員さんや普及所職員さんからは、あきらめて植替えを示唆されたとか
周りの生産者さんたちは、植え直しをしたにもかかわらず、
こちらのミズホ会員さんは、あきらめきれず、奮闘して見事ご覧の通りに回復させ、例年以上の収量たどか
この結果にJA職員さんや普及所職員さんは、〝奇跡だ″ と感嘆されたそうですが、
いえいえ奇跡なんかではありません。
毎年きちんと『土づくり』をされる圃場管理と生産者さんの『技術力』が、功を奏した結果なのです