株式会社ミズホは、作物を健全に育て、美味しくて安全な農産物を作るための肥料と資材を取り扱っている会社です。
他社にはない「効くリン酸」を用いた「Mリン農法」による栽培を推進しています。
このブログでは農業技術やMリン栽培の様子、Mリン農産物、会社のアレコレ…など、最新情報を更新しています。
ミズホ会員様にはおなじみである隔月発行の「機関誌・THEミズホ」では伝えきれない情報を時差なく提供していきます。
更新日は毎週 月・水・金曜日です。
(会社がお休みの場合はブログもお休みします)
生産者、農業関係者の方のみならず、農業に興味がある方、
家庭菜園を行っている方のご来訪も心よりお待ちしています!
花が遅いと出る影響
ここ名古屋の桜がやっと満開を迎えたのに週末は、雨模様
残念
春のこの季節は、昼はポカポカ暖かいものの、夜はまだ花冷えが続きます。
植物にとっては、平年と気候が異なると、もちろん悪影響です
植物は、花を開く時にエネルギーが必要で、咲きそうで咲かないという時は、樹の栄養を使ってしまいます。
なので、咲ける温度になった時には、栄養を使い果たし、花が落ちてしまう可能性もあります。
こういう時は、窒素、リン酸、カリウムの葉面散布が、効果的です
すべての栄養を葉や幹から吸収させて、栄養不足を解消し、花落ちを防ぎます
イチゴ屋さんが話す、イチゴの光合成 のナゾなど
3月月末某日、群馬県のコンニャクイモ栽培の大農家御一行が、奈良県・三重県を経て、早朝の伊勢湾の海をフェリーで越え、愛知県渥美半島においでになりました。
関東甲信越&静岡県の地区担当のワタクシですが、この日は「愛知のこだわりイチゴ屋さん」・安田農園さんをご案内いたしました。
安田さんは、このブログでも、また弊社「機関誌」でも何度もご登場頂いている「イチゴ篤農家」と言われるお方。
一方の群馬県昭和村のコンニャク大農家「U」社長もまた、栽培技術に関しては長けておられるのですが、実はなんと数十年前は「イチゴ農家」もやっていたことが判明(驚)!
御一行お三方が「いちご狩り」を楽しむどころか、即席「イチゴ栽培技術 & Mリン資材等の 情報交換会」になりました。
もう、ここで安田農園さんのご紹介話は(何度もされてきましたので)割愛させていただきますが、何度話してもよいのは、「美味しいイチゴ」の話。
むろん、高栄養状態の樹勢バランス、高い炭素率レベル、根の活力、リン酸の効かせ方は言うまでもなく、午前中に一番活発に行われる「光合成」の話にも話題が及んだところで…
安田さんから
「イチゴが美味しい状態って知ってるよね」
(ワラワラ群がる他の沢山のお客様)
「この「ガク」が上がっているイチゴ!」
(知ってる知ってる)
「美味しいイチゴは、赤くなる前から、「ガク」が上にあがっているからね!」
「赤くなるまでに、まだまだ栄養を溜められるんだよ、だから甘い!」
(ウンウン、そうそう)
「じゃぁ、なんでか知ってる?」
(ん? んん? んんん????? それは栄養分が…汗)
「実はね、この「ガクの裏」で「も」、光合成しているんだよ」
「単に果実を守っているだけじゃなくって、この「ガクの裏」の光合成機能を働かすことで、更に糖度を乗せられる」
「だから、美味しいイチゴ・甘いイチゴは、ガクの表より裏のほうが葉色(の緑)が濃いでしょ」
(へぇぇ~~!!! )
主の声のもとに集まってきたお客様一同、驚!
「このイチゴを作るには、ミズホさんのMリン葉面散布資材・Pフォスタが必要なんです!」
(一同、キョトン)
☚ 急に肥料会社名と資材名が出たからね。。。
イチゴ栽培の教本や、どこかの偉い様が書いた「論文」にもない、「イチゴ屋さん」の生の声。
伊達に糖度30度越えのイチゴを作らない御仁ですね。
食べたらやっぱり違う、↑ の2枚目の写真のイチゴの味度と糖度。
その場に居合わせたお客様が、Memoしていたのは言うまでもありません。現場第一主義。これからも生の声をお届けしつつ、しっかり技術論も紹介していきます。
<おまけのくいず>
Q 読めますか?
① 「萼」
② 「蔕」
北海道 冬のレタス栽培②
ようやく北海道にも春が近づいてまいりました
写真はニセコの近くの羊蹄山です。一見、富士山?と間違う位似ていますが、別名、蝦夷富士とも言われています
標高、1989mで本物の富士山の半分しかありませんが、日本百名山になっています。
昔、幼少の頃、40年以上前になりますが、父親と羊蹄山の近くを車で走っていて、私は思わず北海道からでも富士山が見えるんだね?と父親に聞き、「おお、そうだ、見えるんだ」と騙されたことを思い出しました
さて、1月に植え付けしたレタスも、2か月半から3か月が経過し内側の葉から巻き始めてきました。外葉もかなり大きくなり、もうひと回りほど大きくなり、玉がしっかり巻くと収穫です。
栽培前半はリーフアップNやリーフA液材で葉作りがメインでしたが、これからは、葉っぱを巻かせしっかりとした玉作りが大事です。リン酸中心の管理になりPフォスタでの葉面散布やMリンPK液肥の素でのカン水がメインになります
前半は気温が低いのでカン水は中々難しかったですが、今はカン水をしても作物はしっかり吸収してくれるでしょう。時々アミビタゴールドで生育促進も忘れずに
訪問した日は、寒が戻った感じで8℃と気温も低かったのですが、ハウスの中は寒く感じないです。いつもは、15℃前後の気温で20℃以上の日も多くなっている様です
後は、気温に気を付けること。軟弱にさせては元も子もありません
今の所、順調生育なので収穫が楽しみです
みかん新芽の様子(愛知県)
桜の開花発表があった名古屋ですが、街を眺めてみても桜色はあまり見られません。満開予想は4月6日ですがその通りになるか、花見の予定が定まらずもやもやしております桜と同様に果樹でも生育の遅れが見られます。根は動いていますので、リーフA液材などアミノ酸の葉面散布でつなぐか、じんわり長効きするバクヤーゼKや新ぼかし大将などの有機肥料を利用するかして、樹の栄養補給を進めていきたいと思います
さて、二週間ぶりにみかんのお世話に行ってきました作業内容は先ほどの話の葉面散布と、幼木(二年生)の花芽取りです。幼木は体づくりのために、なるべく早い段階で花芽を取りたい。ですが、今年は生育がのんびりなのも理解していますので、様子見も兼ねて園地に行きました。
案の定、芽は見えてはいるものの動きはなく、作業をするのはもう少し先になりそうです
こちらは成木の新芽の様子です。昨年の着果跡があります。今年は葉芽になりますかね先端が丸みを帯びているものが花芽、先端がとがっているものが葉芽、と耳学問では知っているのですが、実際に観察して確認していきます
さて、こちらの写真。下葉が黄化したり葉先から枯れているのが分かります。
①穴を掘って堆肥施用したこと → 根を切ったこと
②堆肥の熟度が足りなかった → 堆肥からのガス害
これは①の方が影響が大きいと考えます。みかんの下葉と根は特に密接に関わっていますので、断根によって不要になった葉(切った根と繋がっていた葉)が落ちているのだと思っています。
これも根が元気になるための通過儀礼だと前向きに捉え、サンレッドやキトチンキなど根作り資材を活用して、樹が今までよりいい根を作るサポートをしていこうと思います
春の訪れを感じる ~天ぷら~
おはようございます。
名古屋では昨日、桜が開花しました今年は2月から気温が低めに推移していて、今週末もやや冷え込むという予報で、4月の入学式の時期まで桜が持ちそうです
庭をちょっと見てみると、越冬したシャクヤクがニョキニョキと伸びてきました。一見天ぷらにしたらおいしそうな形ですが、食用というより芍薬の字からも分かるように薬用ですね
ということで天ぷらです。春の山菜に衣をつけてサクッと揚げるだけでごちそうの出来上がりです
サクサクの衣を作る方法はいろいろありますが、今回ご紹介するのは、小麦粉ではなく米粉で作る天ぷら。
生地を混ぜすぎたり、作ってから時間が経ったりすると、小麦粉のグルテンがくっついてサックリした衣にはなりませんが、米粉なら大丈夫揚げ油にはサラダ油2:ごま油1で風味もよくなります。
米粉は小麦粉か製菓用の売り場にあると思うので、よかったら試してみて下さい
桃のお手入れ
今年は春が来るのがゆっくりですね名古屋もなかなかソメイヨシノが開花してこない様子ですそんな中ですが、ミズホ本社の駐車場の隅っこに植わっている桃もゆっくりと芽が動き出している様子
今年こそは美味しい桃が食べたいということで素人ながらお手入れをしました
まずは枝の剪定(前回大幅な剪定は実施済みなので、今回は整える程度)と、誘引です。昨年まではそのまま育てていたのですが、駐車場の隅っこという場所の関係と、お手入れをやりやすくするために今年は誘引してみることにしました昨年までは上の方にある桃には脚立を立てても手が届きませんでしたので
一先ずビニールひもでぐいーんと引っ張ってみました本当は誘引する角度を気にしたほうが良いようなのですが、今回が実験も兼ねて作業をしやすくなることに重点をおいて誘引してみました。結果はいかに・・・
更に上向きの花芽は結実しにくいということで、全て落とします。今の時期であれば手袋をした手で枝の上を撫でるだけで花芽を落とせるのでやりやすかったです
一先ず今の時期のお手入れはこれにてひと段落
剪定と誘引の結果がどう出るか、今後が楽しみです