イチゴの石灰欠乏
先週、関東地区の某所、イチゴ園にて。
一般的に言われている「暖冬」の影響で、「非・Mリン区」のイチゴは、徒長気味に生育中。
「花梗枝」も細いですね。
「味のり」「糖度」も今一つとの事。
もっと、果実のシマっている、糖度だけではなく、味の乗りが良いイチゴにしたいという生産者。
「MリンPK液肥の素」のカン水をし始めました。目的は窒素過多の解消です。
歩みを進めると、おやおや…
窒素過剰および、カリ過剰と若干似ていますが、石灰欠乏では新葉が淡色化するので見分けられます。
ちなみに…
<石灰欠乏が発生しやすい条件>は
(1)窒素過多や、カリ過剰で、石灰吸収が抑制される時。
(2)過乾燥条件になった時
(3)根の活力低下の時
です。
こんな時は、
リーフアップCa + Pフォスタ(各500倍液)の葉面散布をお勧めします。
速効的に、石灰の補給、窒素過多解消を行います。
そして、
状態を見て、リーフA液材(500倍液)の葉面散布をしましょう。
目的は、栄養補給とダニ対策にも効果があります。
それでは、今日は、さらっと失礼します。ごきげんよう。
2016.03.02|ブログ
ミカンの剪定
おはようございます。
これからどんどん暖かくなるそうですね。
名古屋の桜の開花予想は3月23~28日だそうです
でも、一部ではもう咲いているところもあり・・・、変な気温を実感しています
さて、先日ミカン生産者様のところで、『ミカンの剪定の仕方』を教えてもらいました。
樹全体に日が良く当たるように剪定するそうなのですが、何分生き物相手。
何年か先を見越しながら、樹を切っていきます。
よく果樹には表年を裏年があると言われますが、これは良く花や実が着く年と、枝が伸びるだけであまり花や実が着かない年とがあるという意味です。
ミカンの場合は枝ごとに表裏があり、昨年実が着いた枝は今年は着かない(表⇒裏)、昨年実を着けなかった枝は今年は着ける(裏⇒表)となるそうです。
篤農家さんはこの表裏を一本の樹の中で作り、毎年の収量が同じになるようにしているのです。
そして、ミカンがなる位置も考えねばなりません。
ミカンの実が大きくなった時に枝に当たっていると傷がついてしまいます。
混みあっているところは切っておかねばなりません。
そして、残す枝は斜め10度くらい上を向いているものが最適。
下を向いているものは樹勢が弱く、上を向きすぎているものは樹勢が強すぎてミカンの実をつけるには不向きなのだとか。
ただし、主枝を変えたい場合は何年か後を見越して、上を向いた枝を残すそうです。
うーん
いかにも簡単そうにお話しをされていましたが、正直『さっぱりポン分かりません…』な状態・・・。
『話聞いているだけじゃ分からんから、とりあえず切ってみろ』
・・・と言われたので。
先週の金曜日に切ってきました!!
成り枝をサクサクを切っていないか、とっても心配です
2016.02.29|ブログ
【4/27(土)】東海テレビ「ぐっさん家」で放送!!
ミズホの古くからのお客様である「安田農園」様が、テレビで紹介されることになりました!
毎週土曜の夕方に放送される「ぐっさん家」。
”ぐっさん”こと山口智充さんが、東海地方の名所を訪れ楽しむという番組。
今回は愛知県田原市を訪れ、菜の花畑の散策や、名産であるキャベツ料理を味わい、安田農園では美味しいイチゴ狩りを楽しむ模様。
実は生産者の安田さんは、とってもおしゃべり好きな方
二人の会話が楽しみですね!
明日、4月27日(土)18時半からの放送です。
是非観てください!
【27日の放送内容】
http://tokai-tv.com/gussan/jikai/past/160227.html
ただ、残念ながら東海地方でしか放送されてないかも・・・
2016.02.26|ブログ
機関誌平成28年3月号を発刊しました!
機関誌平成28年3月号を発刊 しました。
2016年2月25日に購読者に向けて発送致しました。
尚、到着には1週間ほどかかる場合もございます。
2016.02.25|NEWS
春の準備
立春が過ぎ、ここ名古屋では梅が咲きはじめ、春を感じ始めております
この時期は、お客様より『МリンPKの自家配合について』お問合せを多く受ける時期でもあります
なぜかというと、春野菜や水稲の元肥として準備のするため
自家製MリンPKは、長期間発酵させると、よりいっそう肥効が高まるので、早めの早めに準備をするのが、お勧めなのです
配合の仕方は、こちらの動画を見てください。
https://www.youtube.com/watch?v=zfml2nGylRc
2016.02.24|ブログ
霜害?カルシウム欠乏?
ここ東海地方で春一番が吹いたのは2月14日でしたねそれから約一週間が過ぎていますが、寒い日は寒く、暖かい日は春の様に暖かい。寒暖の差の大きい日が続いています外部環境が過酷であるほど、その環境で育つものは強く逞しくなります。厳しい環境でもビクともしない強く健康な作物づくりを目指し、試験栽培で資材の活用方法を模索しています暖かくなってきたら活動開始です
さて、先日愛知県の営業担当さんとお客さんの圃場に行きましたそこで目にしたのがこちらの野菜です。
四川搾菜(つぁーさい、ざーさい)です。私も見るのは始めてで、最初はどこがどうなっているのか分かりませんでした
中華料理好きの方は馴染みのあるツァーサイ。ツァーサイはアブラナ科カラシナ種の中国野菜で、根元付近の膨らんだ茎の部分を食べます。カラシナ種なだけあって、葉っぱをかじらせてもらったら、ピリッとした辛味がありました主にたまり漬けにした漬物や、ピリっとした辛味を生かした薬味として食されています
このツァーサイの新芽の部分が茶色くなっていました。農家さんは暖冬で生育が前倒しになった状態での霜に遭ったため、とおっしゃっていました。
似ている症状にカルシウム欠乏があります。
土作りの基本として石灰散布が定着している日本では、土壌中にカルシウムは多く存在しています。問題は①カルシウムがあっても吸収できないこと、②吸収できても植物体内で移動しにくい成分であることです
①の問題はカルシウムが土中のリン酸などのマイナス電荷成分と結合するためで、MリンPKなど、ミズホ資材で軽減することができます。
②の移動しにくい問題は、成分の性質上仕方ないことですので、いつでも根から吸収できる土作りと、リーフアップCaの葉面散布で定期的に補うことが対策となります。
【おまけ】
出張先の近くにある、来場者数が日本第3位のテーマパークに併設されている産直での1枚。撮影したのは2月18日です
スーパーではメキシコなど外国産ばかりが並ぶ冬のアスパラガス。Mリン熟練者の方はバクヤーゼ菌などを使った発酵熱を活用して、2月から出荷していますこの様子ではTPPもへっちゃらですね
2016.02.22|ブログ