枯れ葉の中の彼は
名古屋では、日中はぽかぽかの秋日和です。また、近隣の山々でも木の葉が色んできて、紅葉を楽しむ季節になってきました暑いより寒い方が好きな私は、これからの季節が楽しみです
さて、秋の風物詩の紅葉 読んで字の如く、葉が紅くなる現象ですが、私は原理を理解していなかったので調べてみました要約すると、以下のようになります。
①普段目に見える緑色が、寒くなってくると分解されて、隠れていた黄色が見え始める。
②落葉の準備で、葉と枝の通路が閉ざされ、切り離しにかかる。
③通路が閉ざされた状態の葉で光合成された糖は赤い色素になり、最終的には落葉する。
何気なく目にしている現象も「なぜなぜ?」と掘り下げていくと、そこには生命の妙があるのですね紅葉しない葉は普通に枯れてゆきます。そう、ちょうど下の写真のような色の枯れ葉です。
変なところにくっついてる枯れ葉ですね………ってよく見ると足みたいなのがありますね
(茶番はこれくらいにして)会社の網戸に止まっていた枯れ葉の彼は、おそらく「アケビコノハ」という蛾の成虫でしょう。アケビコノハの成虫は口が鋭くなっており、それを果実に突き刺して吸汁するため、果樹害虫として知られています
ミズホの敷地内にある柿の実でも狙いに来たのでしょうか。現代の都会では逆に目立ってしまわないかと、心配してしまいました
2015.11.06|ブログ
食べてにっこり
秋本番!皆様はどんな秋ですか?私は趣味で楽器を演奏するので芸術の秋でもありますが、何と言っても食欲の秋は外せないところです
そんな時にお客様よりジャンボサイズの梨が届きました
それがこちら↓↓↓
栃木県農業試験場で開発され、世界的に有名な「日光(にっこう)」と中国語の「梨(リー)」を組み合わせて「にっこり」という名前がついたそうです
瑞々しく味の良い「豊水」と豊満なサイズの「新高」を交配した品種なので、満足な大きさと味をかけもっており、まさに食べた人が「にっこり」する梨です
糖度も高糖度とされる「13度」お客様の栽培技術の結果ですね
「にっこり梨」見かけましたら、ぜひ食べてみて下さいね
2015.11.04|ブログ
「ダークホース」
週末のハロウィーン騒動が終わり、街は「カボチャイエロー」から「クリスマスレッド」へと装いを変えつつありますね。
一般の人が「カボチャ」に戯れる時期は、年末に向けもう一回あります。
そうです、「冬至」です。
冬至といえば、カボチャとゆず湯。
「冬至にカボチャを食べると風邪をひかいない」なんていうこと聞いたことありませんか?
本来旬は夏ですが、長期保存が効くことから、緑黄色野菜の少ない冬に「カロチン」や「ビタミン」を多く含むカボチャを食べて冬に栄養をとって風邪の抵抗力をつけようとした、先人の知恵とも言われます。
実は、他にも「イワレ」があるんです。
「運盛り」。冬至には「ん」のつくものを食べると「運」を呼びこめるというイワレ。「ニンジン、ダイコン、レンコン、ギンナン、ナンキン」
…?、ナンキン?
そうなんです。カボチャは、漢字で書くと南瓜(なんきん)。「運盛り」のひとつなんですね。
縁起をかつぐだけでなく、栄養をつけて寒い冬を乗りきろう!という先人の知恵はこう言ったところにもあるんです。
でも、実は「冬至」の頃のカボチャは「メキシコ産」はじめ輸入もんが多いそうです。
そんな中、「冬至には国内産のカボチャを!」
を合言葉に「秋収穫の、冬至カボチャ」を生産している作り手に出会いました!
先日東京西多摩地区の某農園で関東担当が見つけた、その名も「ダークホース」という品種。
表面が濃い黒緑色のハート形や栗型のカボチャ。
強粉質でホックホク。糖分も高いく、煮物、かぼちゃスープを作るのに向いています。
「ダークホース」…その名の通り、まさに「冬至の時期に予想外の活躍をして番狂わせを演じる」品種のカボチャですね。
ここで、カボチャ栽培ワンポイントレッスン。
カボチャは初期に樹が出来すぎると実が止まらないなど、弊害が発生します。
元肥重点ではなく、「小さく生んで、大きく育つ」よろしく、実肥、玉肥で、しっかりリン酸を効かせましょう!
そうです。MリンPK追肥がお勧めです!
2015.11.02|ブログ
明日はハロウィーン
おはようございます!
明日はハロウィーン
・・・アレハロウィーンって、こんなに騒いでいたっけ
というくらい、今年は盛り上がっているような気がします。
何にせよ、野菜に注目が集まることは嬉しいことです。
ハロウィーンに欠かせないのが「ジャック・オー・ランタン」。
本来は「ペポカボチャ」を使ってランタンを作るそうです。
ペポカボチャの代表的なものはズッキーニ。他にも鑑賞用のカボチャなど、種類が色々あります。
上の写真もペポカボチャの仲間です。
さて、ハロウィーンの盛り上がりに合わせて、ハロウィーン用のカボチャも人気が上がってきているのだとか。
オレンジ色のカボチャを作れば、10月に売れる ・・・と、ニヤニヤしてしまいます(・∀・)
ペポカボチャは食べ方が分からないので売れないよ!と、心配な方はこちらがお勧め!
オレンジ色の皮で可食用の「プッチーニ」という品種です。
日本カボチャの粘質の食感とは違い、粉質でおいしく食べられるそうですよ。
直売所のラインナップにいかがでしょう?
2015.10.30|ブログ
イチゴの葉水って知ってます?
こんにちは。
今日の名古屋は少し暖かい日差しが降り注いでいます
さて、今回もイチゴの話
冬のシーズンに向けて、イチゴ農家さんは今が忙しい時
そんな忙しい農家さんを訪問したときのこと。
イチゴ農家さんならではの話を聞かせてもらいました。
葉のギザギザの部分に、白いものが着いているのわかりますか?
(わかりにくい写真でスミマセン・・・)
農薬の跡と勘違いする人も多いらしいのですが、農薬じゃありません
実はこれ「葉水」の跡。
朝早く、葉のギザギザの先端には水滴が着いているんだそうです。
ただ朝露とは違って、葉の内部から出ているものなんです。
これは葉水は根がしっかりと動いて、たくさん水を吸い上げている証拠。
良いイチゴを作るための条件なんだそうです。
ただ恥ずかしながら、ワタクシは葉水の実物を見たことがありません・・・
(だってそんな朝早くに訪問しないしー ←言い訳)
ただ、天気の良い朝は、一面に水滴が光ってキレイなんだそうですよ。
見てみたいですねぇ。
いつか写真に撮ってブログに載せますので楽しみにお待ちくださいね
2015.10.28|ブログ
顕微鏡で検査
先週、佐賀県のJAにお邪魔したところ、指導員の方が、イチゴの2番果の花芽検鏡中でした。
花芽検鏡とは、イチゴの苗の葉を取りながら、花が出てくる出蕾までの葉数と、花芽分化具合を確認すること。
この検査によって、定植時期や出蕾、開花、収穫の時期がおおよそ予想できるのです。
生産者の方は、2番果の検鏡結果をもとに、追肥時期や施用量や、1番果から2番果までの収穫にかかる期間 の予想もできます。
イチゴは、1番果から2番果、3番果、…と間を開けずに順調にできるかどうかが収量アップのカギとなります。
『МリンPK液肥の素』は、花芽分化を促進し糖度を上昇させます。さらに肥大に欠かせないカリや不足しがちなマグネシウムの補給もできます。
2015.10.26|ブログ