機関誌平成27年1月号を発刊!!
機関誌平成27年1月号を発刊 しました。
2014年12月19日に購読者に向けて発送致しました。
尚、到着には1週間ほどかかる場合もございます。
2014.12.19|NEWS
凍害きゃべつ。「しもふり」と「しもやけ」は全然違う。
こちら、神奈川県・三浦半島の「しもふり」のキャベツ。
このキャベツを見て、よくこの時期のTVショーでは、「葉に栄養を蓄えて、糖度が増して甘くておいしいです!」と言う演者の方もいますが、わかったようでわからない感じですね。
(この件に関しては→ミズホブログ2014/12/05をご覧下さい)
この時期「しもふり」通り過ぎ、「しもやけ」になってしまうと大変。
「しもふりキャベツ」と「しもやけキャベツ」は全然違います。
作物が「凍って」おこる「凍霜害」。作物の耐凍性以下の低温で、細胞内や細胞間隙が凍結することによって起きます。
①植物体の表面で凍結が起こる →②次いで内部に伝達され細胞間隙内で凍結が起こる →③さらに進んで細胞液の凍結して →④原形質破壊、細胞膜破裂が起こって →⑤「凍死」となる。
ちなみに 身近な話で置き換えますと、
「しもやけ」の原因=体温が低くなり、体の血の巡りが悪くなるとおきます。
☆「治す」には= 薬を塗りまくる、血行を良くする。
☆☆「予防」するには= ①体を冷やさないようにする、②基礎代謝を良くする。
☆☆☆「基礎代謝」をよくするには= バランスの良い食生活と適度な運動をする。
「作物栽培」に置き換え直すと
「リン酸」を効かせて、「光合成能力」を促進させること。
「リン酸」を効かせて、窒素コントロールをすること。
「リン酸」を効かせて、細胞を密にして耐病性を強化すること。
もちろん、「リン酸」は、「Mリン」で
寒害を受けた葉は、「腐敗菌」が入りやすくなり「腐り」の可能性が高まります。
もし、寒害にあった場合、樹勢回復を図るために「Pフォスタ」+「リーフA液材」の葉面散布がおススメです。
また、病気予防には、「リーフアップV1」+「キトチンキ」の施肥がおススメです。
チッ素過多(メタボ)だと、軽い霜害でも腐敗が進んでしまいます。
「MリンPK」で「チッ素」コントロールして、メタボ体質を改善しましょう!
2014.12.17|ブログ
MB動物有機
こんにちは。
あっというまに寒くなり、寒波が度々押し寄せています
寒さが凍みて、収穫作業が厳しくなってまいりました。
ですが、寒いときこそ『土作り!!』
シャベルで約40cmの深耕をしていたら、ポッカポカになりました
さて、先日、とある畑で、
なにやら、見覚えのある袋・・・。
な、なんと!
MB動物有機 ではありませんか
思わぬところで使った形跡が見られるのは、とっても嬉しいです
MB動物有機????
何それと思われた、そこのアナタ
MB動物有機とは、有機100%の有機質肥料。
緩やかに効きながら、パワーがあるのが特徴。
施肥をしてからじわじわと効いていくのですが、肥効が長期間続くのです。
穴を掘って埋めておき、その上に定植すると、置き肥になります。
特に、生長をしながら実をつけていく果菜類には、生り疲れ防止に置き肥がとても有効。
化成肥料では肥料分が流れていってしまいますが、有機質肥料なので肥料分が流れる心配もありません。
昨今は夏がとても暑いですから、暑い中の追肥作業を省くという意味でも有効かもしれませんね
2014.12.15|ブログ
リーフレタス軟腐病
こんにちは。
週末には再び寒波が来ると予想されています
農作物の寒さ対策だけでなく、ご自身の寒さ対策も忘れないでくださいね
さて、先日お客様を訪問したおり、こんな症状に困っているというお話をいただきました。
リーフレタスの株元に近い辺りが茶色くなっています。
これは「軟腐病」といい、レタスに限らずいろんな野菜に発生する厄介な病気です。
原因は土壌中の病原菌。
これが雨などで作物に付着し、傷などから侵入します
じゃあ、なんとか退治してやろう!
と考えるのはちと早計かも
この病原菌はいろいろな土壌中に存在するものの、それほど強い細菌ではありません。
人間でいえば風邪の菌と同じです。
免疫力が弱っているときは風邪を引きやすく、健康的な生活をしていれば防げるものです。
じゃあ、野菜の免疫力が弱っているってどんな時?
ほとんどの場合がチッソが多すぎる場合。
人間でいえばメタボ状態ですね
特にレタスなんかの葉物は、チッソが多すぎると葉が薄くなって病気の侵入を簡単にします。
「じゃあチッソを減らせば?」
でもこの時期は寒さで生育が遅く、チッソも必要です。
でもリン酸を効かせることによって、作物体内でダブついたチッソをタンパク質に変化させ、
作物の葉を厚くしたり、細胞壁を硬くして病気の侵入を防ぐことができます
あと大切なのは土作り。
悪い菌がいたとしても、いい菌がそれ以上いれば悪さをしにくくなります。
いい菌を増やすためには、良質な堆肥を入れたり、バクヤーゼKでいい菌を増やしてやるのがオススメです
2014.12.12|ブログ
立派な長芋
青森県の得意先様から、長芋をいただきました。
サイズは3Lで、長さ70cm。それはそれは見事な長いもです。
青森県といえば、ニンニクが有名ですが、長芋もなんと出荷量日本一を誇っているんです。
早速、すりおろしてみると、真っ白できめが細かく、ほどよい粘りで、まったく変色しません。
とろろごはんで丼ぶり一杯、あっと言う間に平らげてしまうほどの、美味しさです。
社内のグルメ番長によると、ワサビを入れたダシ醤油に一晩つけた長芋も絶品だとか
ちなみに、すぐに変色してしまう残念な長芋は、未消化態の窒素が多く残っているのが原因です。
こちらの長芋は、MリンPKでリン酸を効かすことにより、光合成が活発になって、デンプンの流転を促進させています。
さらに霜が降りてから掘り取りすることで、霜の冷たさでデンプンの同化をすすめているから変色知らずなんです
2014.12.10|ブログ
冬野菜栽培への道【第5話】
もう気付けば今年も3週間と少しですスッキリした気分で年末を迎えるために、今のうちから身の回りの整理整頓をしていかねばなりませんね
さて、冬野菜栽培です。
寒冷紗の効果で、順調に成長した野菜たち。その後の様子はどうでしょうか
こちらは木酢をやめて1週間ほど経過したホウレンソウ。葉っぱが上向きに戻り、生長の兆しを見せています。
作物を強くするために木酢をかけていましたが、表面の効果を見るだけではダメですね。使う資材の特徴と作物の特徴を考えて、適したものを使うようにと学びました(葉色が黄色がかってチッ素切れのように見えますが、朝日のせいなので大丈夫です)
こちらはカブです。左側の全体写真では、葉っぱが所々かじられているのが分かります。更に右側の拡大写真では、カブの実もかじられていることが分かると思います。
生長が進んだため寒冷紗をはずした途端にかじられました
葉っぱをよくよく観察していると、もぞもぞ動く黒い影が……。
調べましたところ、カブラハバチの幼虫でした。この幼虫は新芽や葉を食害します。寒冷紗などをしっかりかけて、成虫に産卵させないことが大切です。産卵しますと写真のように痛々しい葉っぱになりますそしてカブの実を食べた犯人はアオムシでした。朝に散水しに行きますと、茎のくぼみで縮こまっていて、暖かくなると、のそのそお食事を始めるようです。可哀想ですが、手で強制的にお引越しさせました
こちらは見るも無残なハクサイの様子です
種まきの時期自体が遅かったのですが、ここまで成長に響くとは思っていませんでした。なんとか復活させるべく鉢に植え替えて温かくしてみます
鉢にお引越しさせ、周りを梱包用のビニールで包みました。あとは順調に生長してくれるように応援するだけです
2014.12.08|ブログ