愛知みかんの生育状況
ミズホのある名古屋は、梅雨明け以降ずーっと天気が良く、気温もぐんぐん上がっておりますこのとっても暑い夏は先週でやっとひと段落というところで、ホッと胸をなでおろしています今年は極端な梅雨の長引きと集中的な豪雨、そして梅雨明け以降の急激な気温上昇と、何事も急激に動いています。今までの地球環境とは大きく変わってきている様相です古来より脈々と受け継がれてきた農業技術。その根本は変わらないのでしょうが、現代の農業技術の考え方は柔軟に変えていかなければ、気候変動にやられてしまうのは目に見えています気象災害は年々深刻さを増しているように感じます。新たなチャレンジに踏み出すための猶予期間はあまり長くないのかもしれません。
さて、ミズホでお世話させてもらっているみかん園の管理に行って参りました
みかんの樹も暑さに参っているようです果実の肥大も進んでいますし、梅雨明けから降雨がないカンカン照りで、水分不足の様子です。樹勢の低下とともにカイガラムシ被害も多く見られ、黄化した葉の密度の高いところには必ず群生していました。群生の仕方も葉が密になっている所を起点に、その周辺の枝までビッシリという感じで、これほどまでに多く付いているのは初めてですそれと共に今年はバッタが多いです。同地区の水稲では、ウンカが過去10年で最大の発生数ということで注意報が出ていますが、幸いみかんの葉の食害はほとんどありません。でも、農作業していてバッタが飛んでいる状況は気分のいいものではありませんね…。
ところで、今の宮川早生の肥大状況はSSサイズくらいまで大きくなっています。日当たりのすごくいい実は部分的に着色しているところもあり、もうじき玉伸びが止まるという段階でした少々遅いですが仕上げ摘果をしてきましたので、今後は今の着果を減らさず肥大させ、果実品質を向上させるための葉面散布を連用していくところです現状では干ばつと着果負担で樹勢が低下していますので、アミビタゴールドVer5のカン水とともに、リーフA液材800倍液、およびPフォスタ500倍液の葉面散布を行い、樹勢回復と品質向上を進めていく予定です
2020.08.24|ブログ
バッタが多いです
暑い日が続いています
農作業で熱中症にならないように気を付けて下さい。
ミカンの試験圃場で、バッタを沢山見ました。
ツチバッタ?でしょうか。
大量にいました。
まるで日焼けをしているかのように、黒々としています。
今年はバッタが多いぞ!というお声もよく聞かれます。
トノサマバッタはイネを食害するので、大量発生した場合は被害が心配です。
大量発生している場合はバッタが茶色や黒になっているので、色が黒いバッタがたくさんいるようなら注意が必要です。
2020.08.21|ブログ
酷暑極まる夏
おはようございます
厳しい暑さが続きますね
先日、静岡県でついに40℃超えの気温(41.1℃)が発表されました
なんと、この41.1℃という温度は日本最高気温と同じ気温だそうです
日中の作業は熱中症を防ぐためにもこまめな水分補給と休憩をはさんでください
また、この時期は梅雨が明け暑くなってきたため、乾燥と害虫に要注意です
特に今年の害虫は越冬した個体が繁殖したため数が多くなっています
対策に、リーフSGを1000倍で葉面散布をしてください
リーフSGには展着効果があり、乾燥防止と付着した害虫の動きの抑制に役立ちます
我々人間は熱中症に、作物は乾燥と害虫に気を付けて暑い夏を乗り越えましょう
2020.08.19|ブログ
高温注意!
昨日のココ名古屋の最高気温は、38.2℃。
本日も最高気温38℃の予報が出ています。
熱中症にはくれぐれもお気をつけください
野菜や果樹も高温・干ばつで樹勢や根の活力が低下していますので、栄養補給が必要です
高温続きの場合は、10a当たり
アミビタゴールドver5 …10~20㎏をカン水してください。
干ばつ時は、
リーフアップN…500倍液
Pフォスタ…500倍液
リーフアップCa…500倍液
を3~5日おきの葉面散布をおすすめします。
また、根に活力を与えるために バイオ根助… 500倍液をカン水してください。
なお本日からミズホは通常営業いたしております。
よろしくお願い致します。
2020.08.17|ブログ
★夏季休業のご案内★
残暑お見舞い申し上げます。
誠に勝手ながら、8月8日(土)から8月16日(日)までは休業とさせて頂きます。
※8/17(月)から通常通りの営業となります。
ご不便をお掛けいたしますが、 何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。
各地で暑い日が続いておりますので、農作業時は熱中症にくれぐれもご注意下さい。
2020.08.07|お知らせ
長引く梅雨と、その後に注意!
ミズホのある愛知県は平年の11日遅れで梅雨が明けました梅雨明け直後は曇天もあり比較的涼しかったのですが、それ以降はものすごく暑い本日の予想最高気温は36℃で、朝9時には30℃を超えるといった状況でした長梅雨で高い気温にまだ馴染んでいない今年の私の体は、急激な温度の変化になんとか対応中といったところです。こういう時に体調を崩しやすいので注意しなければなりませんね
さて、北東北以南は8月2日までに梅雨明け宣言があり、概ね晴れが多くなっています。北東北は例年7月末には梅雨明けになりますが、今年は長引いています。ここで、作物栽培の注意点が2パターンあります
①梅雨明け地域の急激な高温
全国的に長引いた梅雨。日照不足と長雨でほとんどの作物は軟弱徒長・チッ素過多になっています。その結果が、今の野菜の高騰につながっていますね。そして、軟弱な作物が急激な高温にさらされると、弱り目に祟り目病気の蔓延、害虫被害の増加、環境変化に対応しきれず生理不順…。急激に高温になると人間でもしんどいのに、身動きできない作物はもっとしんどいのです。弱っている作物には総合的な栄養補給アミビタゴールドVer5と弱っている根のためにバイオ根助の混用カン水。速効的な対処にはリーフアップバリアとリーフA液材の混用葉面散布で、耐病性強化と栄養補給を行って下さい。
②梅雨が明けていない地域の曇雨天
日照不足と長雨で、軟弱徒長と過湿による根痛みが進行中です。さらに曇雨天でも最高気温は30℃を超え、湿度が高いためにカビ系の病害菌が活発に動く条件です。弱っている作物は被害が蔓延する可能性が高いため、早急な耐病性強化と根の活性化が必要な状況です。バイオ根助とキトチンキを混用カン水して根の活性化を、晴れた朝か夕方にリーフアップバリアの葉面散布を行い、耐病性強化を図って下さい。
そして、これらの対策の大前提に、「健全な土作り」があります。完熟堆肥を用いた土作りがしっかりと出来ているかどうかで、このような天候不順時に差がつきます。また肥料の効きも断然良くなりますので、結果的にコストを抑えることになります。異常事態の時ほど、基本がしっかりできているかどうかが重要です。この長梅雨を教訓に、西洋医学的な対処療法ではなく、東洋医学的な根本治療に頭を切り替えていきたいものですね
2020.08.05|ブログ