みかんの収穫②と、かさぶた
12月に入りましたが、名古屋では日差しが暖かく、冬が来たという雰囲気ではありません夜になればそれなりに寒く、街中はイルミネーションで着飾っていますので、なんとなく年末感はありますがと、思っていた矢先、今日から急に冷え込むようで、今年は気温が急に変わるので、体調管理に気を遣わされます
さて、ここでちらほら報告させていただいてますミカン栽培11月下旬をもって、早生温州ミカンをすべて収穫し終えました
前回のみかん収穫のブログはコチラ
前回はほどほどの収量と報告しましたが、最終結果は1本あたり80kgの収量でしたお礼肥散布も済ませ、収穫物もほとんど売れたところです。やっと一段落と息をつくのも束の間、来年につなぐための「今年の栽培の反省」をこれからやっていくところです
ところで、「収量と味は反比例する」のが一般的な意見ですが、Mリン農法では「窒素が効いた状態でリン酸も効かせると、高品質が多収穫できます」と主張しています
私が担当したみかん栽培で大まかに説明しますと、長効きのボカシ肥(バクヤーゼKなど)で、いつでも窒素を吸収できる状態にしておき、その窒素消化を促進するため、収穫直前までPフォスタ、リーフA液材、リーフアップバリアなどの葉面散布材で調整していきました。ボカシ肥を多くまいたので、なかなか酸が抜けなかったのは来年の改善点の一つです
収穫から2週間ほど経過し、ワックスをかけていないから思ったより水分の蒸発が多いなぁ、と様子を見ていたら、こんなみかんを発見しました
「みかんのかさぶた」という表現で合ってますかね?傷を中心に茶色く硬いのコルクのようなものが覆っています
拡大写真です。みかんの皮表面のつぶつぶ(油胞)が凹んでいます。また、Uの字型に皮が浮いています。外傷でしょうか。
皮をむいた写真。茶色いシミは内側まで浸透し、果肉表面の皮がはがれていることから、果肉まで達していたことが分かります。
原因は不明ですが、カメムシのような吸汁害虫にやられたか、収穫作業で傷が付いたか…なんにしても、かさぶたが出来たおかげで果実全体がダメになることはありませんでした。このようなかさぶたが出来るものが多く、昨年と比べてみかんの腐りが格段に減りました「みかんの樹は鈍い」と言われますが、コツコツとやっている葉面散布の効果を、味だけでなくここでも実感できました手をかけた分だけ、結果は出るものですね
これから本格的に寒くなってくると、みかんの樹もお休みになります。その間に来春のための準備、Mリンカリンでリン酸ボカシの自家配合を進めていこうと思います
2016.12.07|ブログ
味噌煮込みうどん
おはようございます
今日の名古屋は暖かいですが、週の中ごろから寒さが戻ってくる予報です
寒いときに名古屋人が食べたくなるものがこれです。味噌煮込みうどんですねぎ、白菜、シイタケ、油揚げ、鶏肉に卵・・・季節の野菜と好きな具材を詰め込んで食べたいです
煮込むタイプの麺は通常のうどんより煮えにくく作ってあります
通常は、小麦粉、水、塩を捏ねて生地を作ります
塩の量は「土三寒六常五杯」と言われていますが、ざっくりいうと、土用の頃の暑い時期は寒い時期より塩分を倍の量に調整しましょう、ということです
ところが、煮込むタイプの麺は塩を使いません
麺を茹でると、塩分が茹で汁に溶け出して麺に隙間ができ、そこに水分が入って柔らかくなるのですが、煮込みタイプは簡単に柔らかくなったら困るので、あえて煮えにくくしているのです
もう一つ、麺に塩分があると、茹で汁が塩辛くなってしまうということもあります
煮込み麺の作り方のコツは次の通りです
①小麦粉は中力粉(麺用粉)に2割ほど強力粉(パン用粉)を混ぜる。
②加水量は多く、小麦粉重量の50%程度に。手にくっついても大丈夫です。
③捏ねすぎてグルテンを壊さないように注意。水分を含ませて丸めれば自然に繋がります。
④打ち粉は極力少なく。使いすぎると煮汁がドロドロになってしまいます。
というわけで、小麦粉と水さえあれば、麺が作れてしまうの試してみて下さい
2016.12.05|ブログ
幸せな香り
12月に入りましたね。毎年気づくともう12月・・・1年が早いなと思うこのごろです今年の仕事は今年のうちにを目標に年の瀬まで頑張っていきたいと思います
11月下旬のある日、ミズホにはとーっても香りのよいものが届きましたこちらです
ルレクチエです
西洋ナシの一種ですが、追熟しても色の変わらないラフランスとは異なり黄変するのが特徴です
収穫時は緑色をしていますが40日ほど追熟させると、色はブライトイエローで少し弾力がある食べごろ状態になりますしかし追熟中も傷みやすいルレクチエ同じ向きで放置してしまうと接地面から傷みが広がってしまう可能性があるということで、内勤の社員で毎日せっせと優しく裏返しながら見守りましたお部屋には幸せなルレクチエの良い香りが・・・
そして試食糖度は18度超え芳醇な甘い香りと味でとても幸せなルレクチエしごとでした
ルレクチエは産地の新潟県で県下一斉出荷日が決められており、プリムールと呼んでいるそうです今年は11月20日だったとのこと。年に一度、期間限定の特別なお味ですね
2016.12.02|ブログ
「昔からの言い伝え」
関東を中心に11月に雪
群馬に行ったら、
「今年はスキー場の仕事が早いな。(フフフ) 」
「コンニャクの掘り取りが大変だ。(アララ) 」、の声。
どうぞ、くれぐれも、体に気を付けて。
一方、長野に行き、農家さん宅で話をしていると
こんな「言い伝え」を聞きました。
紹介します。
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朝、八ヶ岳に雲がかかると寒い、また風が吹く
朝焼けは雨、夕焼けは晴、夕焼けに窯をとげ
守屋山に雲が出ると雨が降る 風雨多し
春に三日の晴なし
冬に三日の大荒れなし
七つ下がり(※)の雨と、四十過ぎての道楽は止まぬ
(※=夕方四時過ぎ)
一人娘と春の日はくれそで暮れぬ
八十八夜の別れの霜
カッコウ鳴いたら豆をまけ
ゴボウの種まき 柿の葉三枚
そばの種まき 土用の土を三日かけろ
親の意見と茄子の花は、千に一も無駄はなし
使っている鍬は光る
転がる石は苔が生えぬ
人間は腹をつくれ
農業は土の力をつくれ
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※ 私事(わたくしごと)、四十を過ぎても道楽は全くできず毎日が苦痛ですが、ストレス地獄で「腹」は出てしょうがないです(涙)
稲作の方!「バクヤーゼK」での「土づくり」されましたか?
上記は長野県中信地方某所での、バクヤーゼK散布+耕起+耕起(左写真)と、無作業(右写真)の田んぼ。
春の「浮きワラの苦痛」の有無がはっきりわかる事でしょう。
勿論、毎年「土づくり」する事で「腐食」増加、「地力」もついてきます。
「信じる者は救われます」➡実行した人は得をします
「出前講習会」も受付中です。
お早めにどうぞ。
2016.11.30|ブログ
冬眠なのに、、、
北海道便り
先日、関東でも初雪が降り、東京都心では11月としては54年ぶりで統計開始以降、初めて積雪を観測しました
北海道だけでなく日本全国で、初めてづくしの天候が続いています
25日、営業に行って来ましたが、江別工場のお隣の岩見沢市はすでに銀世界で、チョット吹雪いていたので、中々なドライブでした
いずれにしても、記録はオリンピックだけでいいですね。
交通標識でシカやキツネなどの動物注意の標識は珍しくないと思いますが、さすがに北海道でもこれは山間部などでたまに見る程度です
しかし、最近ではこの熊の標識が増えているように感じます。
昨年まで、ひと区間で一か所だった標識が数か所に増えていました。
今年の夏頃には、岩見沢の人里近くで目撃されました
ここは以前、機関誌でもお世話になった地崎農園さんの田んぼとは目と鼻の先の場所です。
9月頃、地崎さんに顔を見せる前に、米の状態を確認しに行った時にこの看板を見てギョッとしました
草のガサガサッという音で、さすがの私もちょっとビビッてしまいました。(チョットだけですよ)
まぁ、今は雪も積もって、冬眠に入っていると思いますが、、、
しか~し、先日も札幌で交通量の多い国道を横切っていた情報がありました。雪も降り積もっているのに、、、、、。
今年は、天候不良で山の木の実やどんぐりが不作らしく、彼らも食料がなく生きるために決死の覚悟で人里まで下りて来ているんでしょうが、なんにしても、これからは気を付けなければいけませんね
2016.11.28|ブログ