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【肥料の解説】水溶性、可溶性、ク溶性の違いは?
遅い時間の更新となりました。
何をしていたかと言いますと・・・
社内でお勉強会をやっておりました。
農業の知識はいくら勉強しても、し足りません
日々勉強日々精進です
本日の話題の一つに・・・
肥料の水溶性、可溶性、ク溶性って、どういう風に違うの?
ということが出ました。
水溶性は、字が示すように『水に溶ける』もの。
水に溶けるまでにどれくらい時間がかかるの?との質問もありますが、これは『水に触れたらすぐ溶ける』と考えて良いものです。
ク溶性の『ク』はクエン酸のこと。
ク溶性とはクエン酸に溶けるもの ということです。
可溶性はリン酸肥料でよく目にし、可溶性リン酸 との表示でよく使います。
これは言葉だけでは、分かりにくい
『可溶性リン酸』とは正確には『ペーテルマンクエン酸液可溶性リン酸』のことです。
ペーテルマンクエン酸液??
クエン酸液は酸性ですが、ペーテルマンクエン酸液はほぼ中性。
中性に近いクエン酸液に溶けるリン酸というというのが、可溶性リン酸の正体。
クエン酸に溶けるということは、根っこから出る根酸で溶けるということを想定しています。
しかし、土の中が極端に酸性になっているということはありませんね。
そこで、より土の状態に近くて根酸が存在する場合にどれほど溶けるのか?ということを現しているのが、可溶性というわけです。
細かいことですが、肥料を効率良く使っていくには必要な情報ですので、参考にして下さい。
小難しい話でしたので、出張先で癒されたショットを掲載
雨上がりに、スズメが水浴びしていました~