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みかん園地の新顔
段々と春が近づいてきましたミズホのある名古屋では、暖かい日は10℃を超え、寒い日は5℃に達しない日々が続いています。こうやって寒い日と暖かい日を繰り返しているうちに春はやってくるものですね
2月も中旬ということで、みかんのカイガラムシ対策のため、マシン油を散布してきました(お恥ずかしい話)散布の準備をするまで知らなかったのですが、多くのマシン油は「有機JAS」に対応しているようで、今回散布するものもその一つのようです。JAS法においては、「有機農産物」とは「化学的に合成された肥料及び農薬の使用」を避けたものであるため、「有機」か「無機」かという一般的な分類は関係がないようです
話が脱線しましたが、マシン油の散布です。樹勢がある程度の樹にはマシン油を、弱い樹は元気づけるために、リーフアップNとリーフアップバリアの葉面散布をしました。その際、園地端の樹に新顔の変なものがくっついているのを見つけました。
ホヤのような外観ですが、カイガラムシの一種で「ルビーロウカイガラムシ」です。一時期は九州など暖かい地方で増殖して問題となったようですが、天敵の寄生ハチのおかげで問題は収まりました。しかし、近年再び被害が増加しているようです天敵に寄生されたルビーロウムシは、小豆色ではなく黒色に変化するため見分けやすく、写真はまだ寄生されていない個体になりますね
できるだけマシン油はかけたくないものですから、見つけた場合は手で除去し、卵が孵化して動きだす6月中下旬によく観察しようと思います