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今年最後?みかんのお世話
今年も残すところ一週間となりました「終わりよければすべてよし」という言葉がありますが、文字通りに受け取ると最後に帳尻を合わせれば良い、という感じが出てしまいますね
今年最後のみかんブログです12月中旬にみかん圃場に行きました。目的は収穫時にまいたお礼肥(MB有機肥太クン)の影響を観察するのと、虫対策をするためです
園地で確認すると、お礼肥の効果でしょう、疲れ切った樹はありませんでした。しかし小さい樹ながらも実を多く着けさせた1本が、少々疲れていました葉色が黄色がかっています(日光の色ですごい黄色く見えますね)。
せめてこれくらいの葉色にしたいところですが、理想はもっと緑が濃くて厚い葉ですみかんに限らず、おいしい果物を作るには樹勢が強くなくてはいけないと思います。強くなり過ぎた樹勢は、MリンPKやPフォスタなどを使って抑えることが出来ますからねただ、この樹勢コントロールの加減は習得中なので、来年以降の課題ですが
さて、少し疲れている樹はどうしたものかと思いましたが、幸いなことに愛知の日中はまだ暖かいです。根の動きは鈍くとも効果は確実にあるので、再度MB有機肥太クンを散布し、根と根周りを元気づけるためサンレッドも散布しました冬支度はこれで完了とし、年明けの寒の入後にまた確認したいと思います。
気になる虫の発生ですが、圃場の一番外側の樹にこんな虫がついていました
以前も圃場で見かけた「ワタフキカイガラムシ」です。写真のように白い塊になっていると、散布材への防御力がとても高くなっていますということで、テデトール(手で物理的に除去)を行いました。
その他の虫ですが、適度な降雨もあったせいか、この辺りでよく見られるダニがまだ来ていませんでした。が、乾燥と樹勢低下が重なると一気に発生しますので、念のためリーフアップバリアを散布しておきました
【おまけ】(宮川早生)
12月中旬にもかかわらず、蕾が付いています。また、実の肥大も進行中です。この樹は今年の2月に強い剪定を行い、そのダメージで弱っていた(瀕死だった)樹です。時間をかけた樹勢強化と根っこ強化で、9月頃に樹勢が戻ってきましたそうこうしているうちに収穫作業が始まり、他の樹にかまけていて、気付いたらこの状態でした。
瀕死から樹勢が戻った途端に子孫を残そうとする、逞しい自然の姿を見ることができました(もちろんこの後、すべて摘蕾・摘果しました)