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安売りイチゴの理由

ブログを書いている本日は3月9日です。「サンキューの日」だそうですが、個人的には某アーティストの曲名の方が先に頭に浮かびます。そんな今日この頃、ほどほどに暖かくなり、春らしくなってきたかと思いきや、名古屋の最高気温が昨日は22℃に上がったのに対して、今日は12℃までしか上がりません。これだけ気温差があると人も植物も体調を崩しやすくなります植物には炭素率を上げた強い体づくりのため、PフォスタリーフアップV3で対策するのをおススメします葉面散布で即効のため、作物の調整も簡単ですよ

 

さて、本題です。先日、近所のスーパーで調理用のイチゴを購入したときのことです。売り切りセールの時間帯でしたので、1パック約300グラムで350円でした

早速、お菓子作りに使おうと切ってみると、アラびっくり中が空洞になっており、その部分がスカスカしていて甘くもなく、イチゴの香りのするスポンジでした多少の空洞ならいいのですが、買ったイチゴ全部が空洞果で、安売りイチゴの理由を痛感したところです。品定めより安売りを取った結果がコレです

この点線で囲ったスカスカの部分は「芯」の部分にあたります。

空洞部分の外側に白い部分があります。ここは「ずい」と言い、この「ずい」を起点にして内側と外側に肥大します。空洞ができる理由は、外側にばかり肥大し、内側の肥大が追い付かない、肥大が不均一であることです。

肥大が不均一となる理由で多いのが、チッ素過剰ですチッ素の消化には糖分を必要とし、つまりは光合成を促進する必要があります。空洞果が発生した時は、下からはMリンPKMリンPK液肥の素、上からはPフォスタの500倍液で、吸収しすぎたチッ素を素早く消化させましょう

 

外側だけ立派で中身のない空洞果は、人によって気にする度合いが違い、気にならない人もいるでしょう甘くなくても練乳をかけて食べればいいという意見もあるでしょうしかし、ぎっしり詰まって甘くてジューシーなMリンイチゴの美味しさを知っている身としては、この空洞イチゴは見過ごせません。果物消費量の減少も納得してしまいました。

お悩みを抱えている農家さん、共に解決するため是非ともミズホまでご連絡ください各地域の担当技術者が、現状に即したご対応を致します

2016.03.09|ブログ,時事,病気・障害・害虫

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