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年末といえば
急に寒くなりましたね
先週末に一気に季節が進み、今日が平年並みとのこと。平年並みと言われても、急な変化だったため、ついていくのが大変です
皆さんも体調には注意して下さいね
さてちょっと農業とは関係ないのですが、趣味のお話し
年末も近付いて来てよく耳にする「第九」
ベートヴェン作曲の「交響曲第9番合唱付き」です
合唱が入った4楽章「歓喜の歌」の部分は普段クラシック音楽を聴かない方でも聞いたことがあるかと思います
この「第九」、何故日本では年末によく演奏されるようになったのでしょうか
所説あるようですが、太平洋戦争後どのオーケストラも財政難で経営が厳しい状態であった時代。財政が厳しい中、東京で日本交響楽団が12月に交響曲第9番の3夜連続演奏会を行いました。すると、オーケストラだけでなく大勢の合唱団の知り合いもチケットを買って聴きに来てくれるため、非常に大勢の人が集まり、オーケストラの財政にとても良い効果が
その状況をみた他のオーケストラも、右へならえと12月に第九を演奏するようになり、日本全体で年末には第九ということが定着したようです
「第九」は初めて合唱という形で言葉の表現を加えた交響曲であり、その歌詞は世界平和を歌い上げていますオーケストラの財政安定のためにという理由ではありましたが、第九の崇高なメロディーと歓喜の歌の華やかさは年末に日本人が寄せる気持ちと一致したという部分も大いにあったのではないかと感じます
「抱擁と接吻を全世界に」「すべての人々は兄弟となるのだ」など心に響く歌詞を持つ第九今年の年末にも、多くの第九演奏会が行われます。生演奏で聴くと感動も大きいので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう