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ガス害対策 その2
前回のブログでも紹介しましたガス害対策の『中干し 』について、稲の生育に大事な時期ですのでもう一度説明しちゃいます
田植え後1ケ月を迎えると発生する有害な『ガス害』
稲の根がガス害で傷んでしまうと、バランス良く栄養素を吸収できなくなってしまいます
稲は、幼穂形成期に入る時期を境に、新しい毛細根を作らなくなるため、ガス害で根が傷んだままだと、老化する根で株を維持していかなければなりません。
なので、幼穂形成期までに弱い根しか作れないと、登熟期にはますます弱い根になって、減収、乳白米、未熟粒などの品質・食味低下に繋がってしまいます
その対策として、お金をかけずにできるのが『田干し』
田んぼ全体が軽くヒビ割れるまで田を干して、有害なガスを放出させて炭酸ガスに変換させます。
それでもガスが沸くようであれば、光合成細菌がたっぷり入った『サンレッド』で、ガス害を抑えることもおすすめです
健全な根づくりは幼穂形成期までが勝負です
一度、田んぼの稲株を引き抜いて、根が傷んでないか確認してみてください