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三年越しの効果

束の間、春並の暖かい日になっています暖かいのはいいのですが、気温の上下は人間も植物も負担がかかってしまいます。世間ではインフルエンザも流行しているようですので、こんな時こそ早寝早起き・粗食・適度な運動で、健康体を保ちたいものです植物の場合は、代謝を促進するリーフアップバリアの葉面散布ですね

 

さて先日、手入れを初めて今年で4年目になる、試験ミカン園の剪定を行ってきました。

まだ隔年結果を解消できていませんので、裏年で生りが少ない樹は、ぼうぼうに伸びています。樹勢回復のために多めに施肥していることも影響があるのでしょうが、伸び放題でした

この姿を見て思い出したのが、お手入れ当初に園主さんから言われた「たっぷり肥料をやったなぁ、みかんは反応が鈍いから、三年後にドカッと影響が出るよ」の言葉。

一、二年前のこの時期の姿と見比べても枝の伸びが良く、やっと見た目に影響が出てきたと実感しました

 

一般的には窒素の施用で勢いが付き過ぎた場合、施肥でどうにかすることは難しいとされています。それは窒素(アクセル)だけで樹勢をコントロールしようとしているためです。「窒素だけ」になってしまったのは、リン酸(ブレーキ)が効かないから

しかし、ミズホにはMリンカリンMリンPK)があり、リン酸が良く効きますそのためアクセルとブレーキ、どちらも使った樹勢コントロールが出来るという訳です

先ほどのミカンの樹のように、窒素(アクセル)をやって樹勢を強化し、スピードが出過ぎた場合はリン酸(ブレーキ)をやってコントロールすればよいのです。スピードが出過ぎて抑えた分は、根作り・体作り・花や実作りに回され、無駄になることはありません

 

試験ミカン園地の今年の目標

①三年越しの肥料の影響をコントロールすること

②コクのあるミカン作り

この二つを目指して、今年もお世話に精を出します

 

【おまけ】

剪定時に見つけた「優曇華の花」、この園地で二回目ですねこの吉兆が糧となるよう活かしていきたいものです。

2018.01.19|ブログ,新入社員奮闘記,果樹

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