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九州北部現地レポート

令和6年も立春を過ぎ、昼間の日差しは春の陽気を感じる日が多くなってきました庭の桃の木のつぼみも膨らみ始め、家庭菜園に植えたタマネギも伸びるスピードが早くなってきました。楽しみな反面、雑草も元気に伸び始めており複雑な気持ちです昨年は思ったような栽培が出来ませんでしたので、今年は大方満足できる栽培になるように準備を進めて行きたいと思います

 

さて、ミズホの営業が九州の北部エリアを回り、その際の現地写真をもらいましたのでご紹介していきます

こちらは大分県のニンニク栽培現場です。10月定植で、5月上中旬の収穫を目指しています。これまでは冬場の温度が高く、窒素がよく効いた状態で真冬を迎えてスポンジ球や二次生長が多発していて、収量が上がっていませんでした。植付け深さや時期もそうですが、窒素・リン酸の効かせ方で体内炭素率をコントロールして、花芽分化を促し、二次生長予防を行い、昨年は問題も少なくできたようです写真は2月上旬の様子です。定植時からしばらくはマルチをかけていたそうですが、低温にするためと後半の追肥・除草・土寄せ作業のためにマルチを剥いだそうです。ここまでは大方順調ですので、このまま寒に当ててもらい、新芽が動き始めたら肥大促進と養分転流のための追肥をお願いしてあります

 

こちらは福岡県のイチゴ栽培現場です。福岡のイチゴと言えば、そう「あまおう」ですねこの前のクリスマス頃はイチゴの数が少なかったため、小売店で見たプレミアムあまおうというブランドが、1パック1680円で並んでいてビックリしたのを覚えていますさて、この写真は2月上旬の様子です。2番果の最後の方と3番がいい具合に重なり、途切れなく収穫ができそうです厳寒期の追肥にはアミビタゴールドを使用し、代謝の回転率を高めるようにしています。たくさん取っている証拠なのですが、古葉で苦土欠の症状が散見されましたので、リーフアップCaなど葉面散布でマグネシウムの補給をお願いしました。これ以降は次第に日差しも気温も上がっていきますので、アミビタよりもMリンPK液肥の素を頻繁に使用して、栄養生長に傾きやすい所を生殖生長に傾けバランスを修正していきます。この調子で収量を伸ばしていって欲しいですね

以上、九州北部の栽培現場レポートでした

2024.02.07|ブログ,畑作

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