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冬の野菜ハウスのきれいな花

本日の名古屋は昼前から北風が吹いていて寒くなり、急に冬らしくなってきました気が付けばもう12月で、1年の過ぎるのをあっという間に感じます…これも年齢のせいでしょうかね

 

さて、先日現地を回っていると、今まで目に入っていなかった白やピンクがきれいな花が咲いていました。

花の名前を聞いたところ「クレオメ」とのこと写真を撮ったところはナスのハウスでしたが、ピーマンのハウスでも同じクレオメが植えてありました。これは、クレオメに寄ってくる土着天敵の「タバコカスミカメ」を住まわせて害虫を抑制するためです。この「タバコカスミカメ」はナスやピーマン、キュウリ等で問題となるミナミキイロアザミウマを捕食することが確認されています。また、ヨーロッパで生産されるスワルスキーカブリダニとは違い、日本の自然環境にいる土着天敵です。ポットでクレオメの苗が売られていて、ハウスの余っているスペースに植えておくだけの手軽さから、今では多くのハウスで目にするようになりました

しかし、タバコカスミカメのエサとなるアザミウマが減ると、ピーマンやキュウリ等が吸汁害を受けることもあるようです。虫の生態系のバランスも「過ぎたるは及ばざるがごとし」のようですね

2021.12.01|ブログ,時事,畑作

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