新着情報

定植時期です

2月中旬からは雨がチラチラと多くなり、曇雨天が続いてハウスものの生育が鈍くなっていますまた暖冬の影響で生育が前進していた所に曇雨天となり、Mリンで抑えることができなかった所は、生育バランスが乱れて収穫の谷ができてしまっています環境によっては雨が降るとカン水ができなくなる所もあるでしょうが、曇雨天にこそMリンの効くリン酸で生殖生長へ促して、安定した収穫を確保することが強みになります「雨が降ったらMリンPK」です

さて先日、生産者の方から写真が送られてきましたが、何の育苗写真だか分かりますか

低い位置で重なった双葉が特徴的ですが、こちらは育苗中のタバコ苗の写真です私も見たことはなかったので最初は分からなかったですが、タバコの苗はこんな感じなんですねーナス科なのですが、ナス苗よりは葉が丸くてかわいい見た目です。トレイに1粒ずつ蒔くのがとても大変そうと思いました

この地域では3月中旬に定植し、一ヶ月くらい保温して栽培します。保温を外す頃からぐんぐんと生長し、5月上旬には下葉の収穫が始まり、7月中旬には全ての収穫が完了します。梅雨時期の6月には立枯れが発生しやすいことが悩みの一つのようですタバコは葉を大きく厚く作ることで収量が増加しますが、乾燥させて出荷するため、水太りした葉では乾燥で抜ける水分量が多く、歩留まりが低下します。葉を大きく作るのも収量を伸ばす一つですが、それよりは充実した葉を作り、乾燥時の歩留まりの高い葉の方が結果として良く、好まれるという訳ですまた、葉作りのために窒素の追肥を行いますが、天候や気温の影響で効き過ぎてしまうと、収穫時に緑色が残ってしまう問題があります。後作が控えていますので、収穫を遅らせて葉が熟すのを待つことはできません

そこで今回はMリンを活用して、黄化をスムーズにさせること、収穫物の歩留まり向上を狙っていますこれまでにもアスパラ春芽充実のための一斉黄化や、落葉果樹の貯蔵養分蓄積で培った方法を応用して、タバコの品質向上を狙っていきます

2024.03.13|ブログ,畑作

コメント

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

PAGETOP
商品一覧オンラインショップ