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果樹園廻りしながら。「今何する?」

果樹もいろいろ。園地もいろいろ。

日本には美味しい果樹がいっぱい。

「果物離れ」がささやかれていますが、以前、「Mリン農産物プレゼント企画」を開催した時も、果樹人気は抜群でした。

皆さんは、どんな果物がお好きなのでしょうか?

5月某日から6月某日、新潟~甲信の果樹園を回ってきました。いろんな作物を回ってきました。

今日は、こちら

さて、これは何でしょうか?

ん?花はこんな感じでした。

園地を外から見ると…

はい「西洋梨の貴婦人」こと「ル・レクチェ」という新潟の洋梨です。

ラ・フランス?とか、黄色い洋ナシ?とか言われるように全国区の知名度ではないかもしれませんが、みずみずしさ、果面のつややかさ、味わい、どれをとってとびっきりの極上品なんですよ。(以前ブログでもご紹介しました)

晩秋初冬の収穫が終わると、スグに剪定、そして春になったら人の手による人工授粉(花粉つけ)、これからは袋がけの時期になります。 10月には上の写真のような「青い果実」のまま収穫、40日~50日の「追熟期間」を経て出荷されます。

では、この時期の栽培管理のポイントは?と言うと、

●新梢の停止、花芽分化、果実の肥大

●病害虫対策

摘果を終えたのちの梅雨前の時期には、「病害虫対策」として防除は勿論ですが、より光合成能力を高めるべく、「稼ぐ葉」に仕上げていくために、「MリンPK」=根系施肥、「Pフォスタ」=葉面散布施肥、を提案しています。

降雨が続くと、一般的なナシでも「胴腐れ」「輪紋病」が出ます。ル・レクチェをはじめとした西洋ナシでも、近年「セイヨウナシ褐色斑点病」なる病気が果樹園地域全体に蔓延し、贈答品の予約玉数に届かない程、大減収になったこともあります。

 

…というようにほとんどの方が、「地上部」に目が行きがちですが、実は西洋ナシは、この「新梢の生長」が進む時期がイチバン「新根」の生長量が増加する時期。つまり「地下部」も大事なんです。

「T/R率」に注目です。

➡「大きすぎる地上部(Top)で、小さすぎる地下部(Root)」のような行き過ぎた仮分数状態では、樹が持ちません。

地下部の充実をさせる仕事、とりわけ、毛細根量を増やす仕事は「リン酸」の役割です。「良く効くリン酸」はMリンPKです。

 

ミズホには、「MB動物有機」をはじめとした「ぼかし肥」シリーズによる高い次元での樹勢維持と同時に、「MリンPK」で、開花結実・花芽分化…生殖生長には不可欠な「リン酸」をキッチリ効かせらる技術があります。徒長の防止、光合成促進を目指す玉肥にも、一役買っています。

今こそ、今年の果実の為、来年以降の樹の管理のために、未来に繋がるリン酸を効かせましょう!

 

2017.06.07|ブログ,時事,果樹

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