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梅雨の本格化の前にMリンPK

6/21の水曜日は、愛知県の梅雨入り後、二回目の雨となりました梅雨らしいしとしとした雨ではなく、台風のような風の横殴りの雨で、梅雨っぽい天候を実感できていませんただ、今まで乾燥していたところに雨が降ったことで、急激に湿度が上がりました。人間もムシムシしてて体力を奪われがちですが、作物も同じです。この状況の中、作物が弱ってしまっていると、カビ系の病気が一気に蔓延します日頃からMリンPKなどでリン酸を効かせて、ガッチリとしていて体力のある姿にしておくことが予防になります。また、体力を消耗している部分には、リーフアップバリアPフォスタなどの葉面散布でガッチリ姿へのサポートをしておくと安心です

 

さて、試験圃場のミカンは花芽の時期を過ぎまして、真緑の幼果が肥大中です

写真は6/20の様子で、前述の雨予報の前日です。それまで、しばらく雨が降らず乾燥注意報も出ていたくらいで、水不足気味で実がゴワゴワしていました

前回の花芽のブログ記事から一ヶ月経過していますが、その間に雨が降ったのは7日間で合計64mm。そして冒頭の6/21の降雨量は55mmで、前30日間の85%ほどの雨が一日で降ったことになります。つまり、一気に多くの水分を吸収するため、生育が急激に旺盛になります

「こんなこともあろうかと~」(どこかの科学者が言いだしそうなセリフですが)、雨予報の前日の6/20に、苦土入りスーパーMリンPKMB動物有機ペレットを散布しておきましたリン酸の効果で生理落果と裂果にブレーキをかけつつ、これからの暑い季節に向けてお弁当を持たせた、という考えです。

天気予報が曇雨天ばかりの時は、前もってMリンPK類を施肥しておくことが、あらゆることの予防と、品質向上に繋がりますので、やらなきゃ損です

2017.06.23|ブログ,果樹

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