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田植えから一カ月以内に干す!

先日、四国地方へ水稲の現地研修に行ってきました
お邪魔した地区では追肥の時期。

「え?もう?

と思う方もいるかもしれませんが、この地区では4月上旬から田植えが始まり、お盆の時期に稲刈りを行います。
日本の平均的な栽培暦と比較すると、ちょうど一カ月早いといったところでしょうか。

この時期の現地研修では、生育の確認や追肥の量などを判断するのですが、もう一つ重要なチェックポイントがあります
それは、「田干しができているかどうか?」

場所によっては分ケツが終わったくらいに干すよう指導しているところもあるようですが、ミズホではなるべく早期の田干しをオススメしています。
稲の根にダメージを与えるメタンガスなどは、田植えから一カ月もしないうちに湧いてきます。
ためしに田んぼの底の泥を手ですくって匂いを嗅いでみてください。
ドブの匂いがします

ちなみに、下の写真は4月23日田植え。
撮影日は5月24日。
右が田干しをした稲。左が水を溜めっ放しの稲です。
田干し根比較

根量が違うのがはっきりわかりますね。
根がしっかりできていないと、美味しい米がとれないのはもちろん、倒伏やイモチ病などの原因にもなってしまいます。

また、早めにしっかり干しておくことで、稲刈り時に機械が入りやすくなりますよー

2015.05.27|ブログ,稲作,農業技術

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