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田植え前の愛情いっぽんと、田植え後の水管理。

田植えの季節。

もう連休前後に終わった方、今週末やこれからだという方、各地域、様々だと思います。

今年も「美味しいお米を多収穫!」の、Mリン農法・ミズホが、全力で、「より良いものを目指す皆様」をサポートさせて頂きます。

(千葉県旭市某所にて)

 

この時期、一番気になるのが「活着」。

田植え後何日か経った後に苗を引っ張ると抵抗を感じ始めます。新しい根っこが張り始めた頃、苗の種類によっても活着する為の最低温度も異なりますが、一般的には暖かい方が「活着良好」です。

ちなみに「Mリン稲作」では、「田植え時のポイント」として

①浅植え ②疎植 ③細植え ④補植無し をお伝えしています。

植え付け位置が深くなればなるほど、「活着」は悪くなります。

苗が「埋没」してしまい「呼吸」しにくくなる事や、深い所は太陽光が届きにくく、低温になるからです。

 理想は2~3cm程度ですが、田植機の作業制度や、圃場条件に合った深さを覚えておくと良いでしょう。

また、「健苗植え」が理想的ですが、今年のような高温基調では「育苗の失敗」で「徒長苗」にりがち。

購入苗の状態如何や、スケジュールの都合で「老化苗」になってしまうと、「植え傷み」「活着劣」を招きます。

是非、最後まで油断せず「苗上手Aアクセル・Bブレーキ」を使用して、「お引越し」の前に栄養補給・ストレス軽減➡「活着促進」になるように、「ひと手間の愛情」をかけてください。

 そしてもう一つ、田植え後の水管理について、お話します。

田植え後速やかに入水します。

直後は地域によっては「夜間の寒さ」から身を守るため、「深水(5センチ程度)」は、幼い稲にとっては「布団」がわり。活着までの数日は、「身を守る」ためには必要な場合もあります。

しかし、基本的な田植え後の日中の水管理は、「浅水管理」が望ましいです。昼間の太陽光による水温の上昇に努めます。

しばらくすると気温の上昇により地温も上がり、「ワキ」「表層剥離」が出る圃場もあるでしょう。土中で発生したガス(硫化水素・メタンガス)は、根っこの生育阻害にもつながります。

そういう時は、夜に落水「夜干し」をしてガス抜きをするのも一つです。そして早朝に入水し、酸素いっぱいのフレッシュな水を吸わせてあげましょう。どうしても止まらないワキには「サンレッドの流し込み」も一つです。

 

土の中の様子は見えません。

手を入れて水温・地温の確認や、水面・下葉の様子の確認、新鮮な酸素豊富な水の入水に、適度な水温の管理。

田植え後30日間の水管理、この手間こそが、美味しいお米作りには欠かせませんね。

 

2016.05.18|ブログ,稲作

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