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雪が降ってるどうしよう…    そうだ講習会しよう!

暦上では立春となりました名古屋では日中暖かい日も多くなり、昼間だけは春の到来を感じられる日が増えてきました。ところで「小春日和」という言葉。お恥ずかしながら、春になる手前の時期・暖かくなりつつある時期のことを指す言葉だと思い込んでいました。本来の「小春日和」は[11~12月の初冬の暖かい日]を意味するそうですそんな「小春日和」改め春日和とは打って変わって、ちょうど寒波が来ている降雪日に、恵那市にて野菜作りの講習会を開催しました

来場していただいた農家さんに、いろいろお話を伺っていると、みなさん共通のお悩みは連作障害、次いで虫害でした連作障害は土壌の微生物バランスが崩れることで発生し、発生までの流れは以下のようになります

①栽培作物の残渣や排出物をエサとする微生物が集まります。

②同じ科の作物ばかり作っていると、集まる微生物が固定され、その他の微生物を抑えてどんどん増殖します。

③作物に悪影響を与える微生物の数が、良い影響を与える微生物よりも増えてしまうと、連作障害が発生します。

連作障害を改善するには、土壌の微生物種類を豊富にし、良い影響を与える微生物多くに棲んでもらうことが必要です。衆人環視で悪行を抑えるのと同じ考えですバクヤーゼK新ぼかし大将など、良い微生物がたっぷり入った資材を使い、土作りをしながら微生物の補給を行いましょう

虫害では軟弱徒長の影響が大きいため、ガッチリとした防御力の高い作物を作ること・健康に育てることが対策となります。不摂生で新陳代謝の悪い人間が、病気にかかりやすいのと一緒ですね。作物でも人間でもそうですが、弱っている時には悪い虫が付きやすいものですからね軟弱徒長の改善にはリン酸を効かせ、代謝を高めることですリン酸には

(講習会風景:リン酸の説明)

 

講習会の帰り道、近くのMリンユーザーである棚田保存会の方のところにお邪魔させていただき、農業現場の有意義なお話を聞かせて頂きました。今年も様々なことに挑戦するとのことで、Mリンで後押しができるよう、ミズホもがんばらねば、と気を引き締めたところです

そんな中、雪で厚化粧をして出迎えてくれた棚田は、青青しい季節とは違う凛々しい姿で綺麗でした

この雪の下、バクヤーゼなど微生物がゆっくりと活動し有機物を分解しているかと思うと、微生物の凄さに改めて感心してしまいます

 

【追伸】本日2月13日は名古屋でも一時的に大雪でした

大粒の雪がしとしと降っていますが、まったく積もらないのが名古屋。雪が降っていても気温が適度にあるので、着地と同時に溶けてしまうのですバレンタインデーより前のホワイトデー。しかも積もらない雪とは、恋人たちにとってはいい演出となったようです

2015.02.13|ブログ,病気・障害・害虫

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