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<現地発・キャベツ障害 対策> 失敗経験は糧に。(文末に対策記載あり)
みなさま、ごきげんよう、でございます。おい、ミズホ、どこにいる? 今日何度も電話がありました。
はい、ここにます。 千葉にいます。銚子にいます。
(下総地域のレンコン農家さん訪問アポイントまでちょっとだけ時間があったので出張先現地からblog執筆しています)
午前、出張前に電話でお問い合わせ頂いた「Mリン1年生」のおばあちゃんが率いる農家グループ様へ、「ちょっと遅め」の出前講習会。午後は「ちょっと遅め」の、キャベツの定植中の圃場へ。
ずーっと、雨続きで定植できなかった「キャベツ苗」見てみると…
「!」
こ、これは、障害苗じゃないですか!
むむむ 。
ミズホとしての診断は、一昨日も話題に上がった「べと病」。
「ムレ苗」環境に陥った・・・「密植」・「風通し悪い」・「加湿」・「曇天降雨」・「日照量不足」のフルコースが原因、ですね、と。
話が終わるや否や即座に、畑のオーナーであるおばあちゃんは、担当者に「現場管理がなっていない!」と、ご立腹。。。
すると、、
「ちょっとまって、ちょっとまって、○○さん」
この地域のミズホMリン代理店である「たねや・高岡研究所・東庄店」の武田店長さん
「確かに管理も大事だけど、これはもっと大きな原因があるよ」
これ見てごらん・・・
「黒斑細菌病もべと病に併発」との診断。
根拠は、病班から二つの障害があるとの事。
そして、原因は一昨日に吹きさらした「猛烈な風雨」だ、とも。
これによって葉面が傷つき「ケガした部分」から一気に菌が入り、元より「ムレ苗製造中」の苗場で発症し、一気に拡大したわけです。
「これは○○さん、いいお勉強になったね」と、武田店長。
この言葉に、涙目からうなずくおばあちゃん。
だれしも予期せぬ出来事に対応しきれないことがある。それが農業。次回、同じ失敗を繰り返さなければ、この苦い経験は、必ず活きます。失敗を糧にして、前向きに「事後対応」して頂きたいと思います。
「事前にMリンで対策ができていれば、「猛烈な風雨」にもなんとか耐えられる「強い苗」もできたよ。それに、Mリン資材は「事後対策」をしっかりする事で、障害の拡大を防ぐ事もできるんだよ」
「なぁ、ミズホさん」
と、武田店長。
ミズホの代理店さんは、「頼もしい」お店さんがたくさんございます。
みなさま、どしどし、「お悩み」をご相談ください。
<今回のMリン・処方せん>
・バイオ根助 =500倍液 (病原菌抑制と根の活力を取り戻す)
・Pフォスタ =500倍液 (効くリン酸が作物体内細胞の強化)
・リーフアップV1 =1000倍液 (有機酸が更なる耐病性強化)
以上を、速やかに「葉面散布」してください。苗床・移植後を問わず、様子を見て、なるべく連用してください。
また、農薬との混用使用は、少量から混用して薬剤との相性をご確認頂ければ、安心です。